今回のテーマは「福岡ソフトバンクホークスの2023年ドラフト組」。
彼らのプロ1年目を振り返ります。
また、ただ振り返るのではなく、入団直後に選手それぞれに期待することをまとめた記事があるので、それと照らし合わせながら振り返りを行っていきます。
支配下
前田悠伍
ドラフト1位の前田悠伍投手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、まず先発として勝負してほしいということ。
そして、具体的には一軍で10先発。
かなりハードルは高いですがそれぐらいの期待感はありました。
結果としては、一軍で1登板1先発、二軍で12登板9先発。
1年目からバリバリ一軍で活躍とまではなりませんでした。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数1,防御率18.00,投球回数3,被打率.500,奪三振率0.00,与四死球率6.00,WHIP3.00
ただ二軍での無双ぶりはお見事でした。
2024年度の二軍成績がこちら。
登板数12,防御率1.94,投球回数65,被打率.227,奪三振率8.03,与四死球率1.11,WHIP0.95
高卒1年目でここまでの成績を残せる投手はなかなかいません。
山本由伸投手や宮城大弥投手のような球界を代表する投手にしか出せない数字です。
将来的にかなり期待できます。
これだけの数字を残せばもっと一軍登板が増えてもおかしくないですが、2024年度のホークスはチーム先発防御率12球団1位&チームQS率12球団1位で二軍の投手がなかなか入り込めない状況でした。
近年先発投手に課題を抱えていたチームとは思えません。
間違いなく倉野信次コーチというスーパー投手コーチのおかげです。
前田投手の課題は明白でストレートのスピードだけ。
最高出力、平均球速を上げていけば、十分一軍の舞台で通用します。
遅かれ早かれ出てくる投手ではありますが、宮城大弥投手のように高卒2年目でブレイクする形が理想的です。
岩井俊介
ドラフト2位の岩井俊介投手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、先発と中継ぎのどちらの適性が高いかを早い内に判断すること。
どちらもできそうな投手だけに器用貧乏にならないことが重要です。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数15,防御率3.46,投球回数13,被打率.200,奪三振率6.92,与四死球率2.08,WHIP0.92
2024年度の二軍成績がこちら。
登板数21,防御率1.80,投球回数25,被打率.191,奪三振率11.16,与四死球率1.44,WHIP0.84
一軍で抑えても二軍に行ったり三軍に行ったりと忙しいシーズンになりました。
開幕前のオープン戦で一度先発の機会があったものの、シーズン開幕後はチーム事情から全て中継ぎ登板。
ただ適性判断はできました。
彼は先発と中継ぎどちらもやれます。
被打率の低さ、四死球率の低さ、WHIPの低さ。
どこを切り取っても素晴らしいです。
個人的にはどちらもやれるのであれば、先発をやってもらいたいです。
岩井投手の課題は1年間戦い抜くスタミナ。
プロ1年目ということもあり、疲れが溜まった9月以降は被打率,奪三振率が悪化しました。
ただ怪我無くシーズンを終えたことは素晴らしいです。
来季はさらなるレベルアップを遂げ、一軍打者が手も足も出ない投手になってもらいたいです。
廣瀨隆太
ドラフト3位の廣瀨隆太選手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、セカンドのパワーヒッターと呼ばれるだけの数字を残すこと。
浅村栄斗選手や牧秀悟選手とどれだけ肩を並べられるかに注目していました。
2024年度の一軍成績がこちら。
打席数111,打率.233,本塁打2,打点9,出塁率.279,長打率.330,OPS.609,得点圏打率.171,失策2
2024年度の二軍成績がこちら。
打席数366,打率.255,本塁打3,打点34,出塁率.349,長打率.347,OPS.696,得点圏打率.220,失策12
結果としては、浅村選手や牧選手のような成績を残すことはできませんでした。
ホークスの守備に対する意識は12球団でもNo.1。
まず守備をしっかりということで、なかなか打撃に集中できなかったという部分はあったでしょう。
大学時代のような豪快なスイングがなかなか見られませんでした。
ただ、結果が残らない中でも淡々と練習を積み重ね、その上で怪我無くシーズンを走り切れたという部分は高い評価に繋がります。
2年目は持ち前の長打力を存分に発揮するシーズンにできるでしょうか。
村田賢一
ドラフト4位の村田賢一投手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、一軍で10先発&50イニング。
ある程度登板数を重ねていければ、来季以降に繋がる気はしました。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数1,防御率18.00,投球回数1,被打率.400,奪三振率0.00,与四死球率0.00,WHIP2.00
2024年度の二軍成績がこちら。
登板数12,防御率4.38,投球回数51.1,被打率.253,奪三振率3.86,与四死球率2.98,WHIP1.29
結果的に、二軍では10先発&50イニングを達成したものの、一軍ではそれが叶いませんでした。
即戦力として期待されていただけに1年目ながらかなり悔しいシーズンとなったはずです。
村田投手は前半戦と後半戦で投球内容が全く違います。
前半戦は持ち味の打たせて取る投球。
リハビリ組を経ての後半戦は打たれて何とか抑える投球。
球のスピードやコントロールの精度、とにかく投球の全てが課題でした。
2年目となる来季は1年目の悪いイメージを払拭できるでしょうか。
澤柳亮太郎
ドラフト5位の澤柳亮太郎投手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、一軍で40登板。
モイネロ投手、大津投手、甲斐野投手、泉投手の抜けた救援陣の穴を埋める活躍に期待しました。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数11,防御率3.38,投球回数10.2,被打率.206,奪三振率7.59,与四死球率4.22,WHIP1.03
2024年度の二軍成績がこちら。
登板数11,防御率1.93,投球回数14,被打率.184,奪三振率9.64,与四死球率1.29,WHIP0.79
結果的に岩井投手と同様、一軍で抑えてもずっと一軍ということはなく、二軍と一軍を行き来するシーズンになりました。
2024年シーズンのホークスは先発中継ぎ共に層が厚かったです。
それでも、地道にアピールを積み重ね、一軍に定着しそうな感じはしていましたが8/10楽天戦で怪我。
右肘のトミージョン手術を受け、1年以上投げられなくなりました。
非常に残念です。
2025年シーズンはリハビリの期間。
2026年シーズンからの大暴れに期待しましょう。
中ロング、ピンチでのワンポイント、中継ぎ1イニング、守護神。
彼は中継ぎならどこでもこなせます。
先発もできそうな気がしますが、マウンド上での立ち振る舞いを見ている限り、気持ちの強さが中継ぎ向きだと感じます。
大山凌
ドラフト6位の大山凌投手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、15先発、100イニング、防御率2点台前半、奪三振率9前後、被打率2割前後。
1年目からエース級の働きを期待しました。
2024年度の一軍成績がこちら。
登板数18,防御率3.25,投球回数27.2,被打率.198,奪三振率7.48,与四死球率5.20,WHIP1.19
2024年度の二軍成績がこちら。
登板数10,防御率3.24,投球回数50,被打率.259,奪三振率7.20,与四死球率3.60,WHIP1.28
結果的に、二軍では主に先発、一軍では先発中継ぎ中ロング全てをこなしました。
1年目からエース級の働きをしてくれるだろうという私の読みは外れましたが、一年目としては十分な成績ではないでしょうか。
疲れから9月はガクッと成績を残し、CS&日本シリーズのメンバーに選ばれなかったので、1シーズンを通して戦い抜く体力が今後の課題です。
来季はどのような起用をされるのか非常に気になるところですが、私個人的には彼に第2先発として戦力になってもらいたいです。
日本シリーズでは特に第2先発の重要性が明らかになりました。
石川柊太投手が仮にFAで移籍すれば、第2先発(中ロング)ができる投手は限られてくるのでそこに収まってもらいたいという考えです。
それは先発が安定していることが前提条件にはなってきますが。
第2先発は先発が試合を作れなかった時のみ登板します。
その為、当然ですが先発が試合を作ると出番はありません。
ただ、2024年シーズンはQS率(先発投手が6回3失点以内の投球をした確率)が12球団1位のホークスでも62.94%なので、先発が試合を作れないことは普通にあります。
よって第2先発でも年間20~30試合は必ず出番があります。
藤田悠太郎
ドラフト7位の藤田悠太郎選手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、三軍四軍戦でクリーンナップに座ること。
二軍で100打席&本塁打3本を記録したら100点満点の1年目と設定しました。
2024年度の二軍成績がこちら。
打席数3,打率.333,本塁打0,打点0,出塁率.333,長打率.333,OPS.667
2024年度の非公式試合成績がこちら。
打席数189,打率.232,本塁打0,打点10,出塁率.362,長打率.310,OPS.671
2024年シーズンは三軍四軍戦に出場することが多く、三軍四軍でもレギュラーという立ち位置ではありませんでした。
周りの選手と比べて2周りも体が小さかったので、致し方ないと思います。
もちろん入団時よりは大きくなっているもののまだまだ物足りません。
捕手としても、特にブロッキングに関しては一軍レベルには程遠く、コントロールが悪い投手とバッテリーを組んだ際はほぼ確実に後ろに逸らしていました。
技術面・体力面、全てにおいてレベルアップが必要です。
良かった点は選球眼の高さ。
他の打者なら振っているような球も藤田選手は見逃していました。
ファールで粘る場面もあり、塁に出ようとする姿勢が一番伝わってきたのが藤田選手なので、これは来季以降も続けて欲しいです。
来季すぐに二軍一軍で活躍するビジョンは見えませんが、地道に技術を蓄え、数年後一気に花開いたら最高です。
因みに甲斐拓也選手はレギュラー獲得まで7年もかかってます。
育成
大泉周也
育成ドラフト1位の大泉周也選手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、支配下契約を勝ち取ること。
年齢的な部分も含めて、そんな長く待ってもらえないと感じていたからです。
2024年度の二軍成績がこちら。
打席数26,打率.333,本塁打0,打点2,出塁率.462,長打率.429,OPS.890
2024年度の非公式試合成績がこちら。
打席数455,打率.310,本塁打13,打点64,出塁率.413,長打率.503,OPS.915
2024年シーズンは結果的に支配下を勝ち取ることができなかったものの、まずまずのアピールができた年だったかなと思います。
前半戦は代走としても戦力になる佐藤直樹選手や捕内外守れる石塚綜一郎選手が二軍で打撃を存分にアピールしていたので、打撃に特化した外野手である大泉選手が入り込める隙は無かったです。
また、そもそもその頃は打撃の調子もイマイチでした。
ただ後半戦、特に9月以降は振ればヒットになるというぐらい絶好調で、フェニックスリーグにも出場し本塁打を放ちました。
来季の春季キャンプではおそらくA組でスタートします。
最初で最後のチャンスという気持ちで支配下を掴み、そのままの勢いで外野のポジションを掴めたら最高です。
激戦区の外野手の中で輝いた存在になるためには、打って打って打ちまくるしかありません。
宮里優吾
育成ドラフト2位の宮里優吾投手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは支配下登録。
二軍守護神の座を狙ってほしいということも書きました。
2024年度の二軍成績がこちら。
登板数17,防御率4.86,投球回数16.2,被打率.290,奪三振率9.72,与四死球率5.94,WHIP1.62
2024年度の非公式試合成績がこちら。
登板数20,防御率0.90,投球回数20,奪三振率9.45,与四死球率1.80,WHIP0.80
三軍四軍で圧倒的な成績を残し二軍に昇格したものの、二軍では中々思ったような投球ができませんでした。
結果が残らなかった理由は、ストレートのスピードにあるのかなと私は思います。
150キロ以上のストレートを、安定して投げることができませんでした。
140キロ台後半のストレートで打者を押し込めずに、スライダーやフォークが甘く入り痛打。
こういった場面が目立ちました。
右投げオーバースロー中継ぎ投手がプロの舞台で戦うためには、まず150キロはマストです。
その上で、しっかり変化球も含めてコースに制球しなければなりません。
杉山一樹投手ぐらいの球威があれば、アバウトにストライクを取るだけで大丈夫ですが、最速が150キロ台前半で常時140キロ台後半となると制球面も求められます。
勝負の2年目に向けて、球威制球共に一段階成長した姿を見せていきたいところです。
佐倉俠史朗
育成ドラフト3位の佐倉俠史朗選手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、一年間戦える強い体を作り、三軍四軍で二桁本塁打を放ち、二軍でも本塁打を放つこと。
令和の松中信彦になるならこれぐらいはやってもらわないと困ります。
2024年度の非公式試合成績がこちら。
打席数294,打率.254,本塁打3,打点40,出塁率.361,長打率.319,OPS.679
一年間戦い抜けた点は良かったものの、本塁打&長打に関しては物足りない数字です。
シーズン序盤は体のキレがあったので長打が出ていたものの、中盤終盤は疲れが溜まり長打が出なくなりました。
特に7月に関しては、三軍四軍戦53打席に立ち、長打は二塁打1本だけです。
やはりプロ野球選手に一番求められるのは体力。
振る体力、投げる体力。
これと技術があれば何とかなります。
佐倉選手に求められているのは、盗塁ではなく単打ではなく長打。
山川穂高選手や栗原陵矢選手を見ても分かる通り、ファースト&サードは打力が優れた選手が守るポジションです。
三軍四軍でも常にクリーンナップを張り続けなければなりません。
また、佐倉選手は守備に関してもまだ安定感はありません。
高卒2年目を迎える2025年シーズンは攻守両面でレベルアップを図る必要があります。
ただ、打席での雰囲気は既に4番の風格を漂わせています。
この打ちそうな雰囲気は、練習して身につけるものではないので、佐倉選手が生まれ持った才能です。
中澤恒貴
育成ドラフト4位の中澤恒貴選手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、一年間戦える強い体を作り、三軍四軍で二桁本塁打を放ち、二軍でも本塁打を放つこと。
佐倉選手と同じです。
2024年度の非公式試合成績がこちら。
打席数103,打率.245,本塁打0,打点4,出塁率.311,長打率.287,OPS.598
怪我で出遅れたこともあり、本格的に四軍戦に出始めたのが6月の終わり。
7月四軍戦打率.385(26-10)、8月四軍戦打率.353(17-6)と結果を残したものの、疲れからかその打撃を最後まで維持することができませんでした。(うえでぃー調べ)
一年間振れる体力をつけることが、佐倉選手と同様に求められます。
ショートの守備に関しては無難にこなせていた印象なので、この打撃で存在感を発揮するようになれば非常に楽しみな存在になると感じます。
高校時代は逆方向へ本塁打を放っていたものの、木のバットに変わった今季はその逆方向への打球がフェンスオーバーせずに失速するという場面が見られたので、今オフは体重を増やして筋肉量を増やしてほしいなと思います。
ショートなので体重を増やしすぎるのも良くないとは思いますが。
星野恒太朗
育成ドラフト5位の星野恒太朗投手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、怪我無く1年過ごすこと。
大学時代は怪我に苦しみ実戦の機会が少なかったからです。
2024年度の二軍成績がこちら。
登板数1,防御率18.00,投球回数1,被打率.500,奪三振率18.00,与四死球率0.00,WHIP3.00
2024年度の非公式試合成績がこちら。
登板数36,防御率5.85,投球回数47.2,奪三振率9.06,与四死球率11.33,WHIP1.99
結果的に大きな怪我無く1年過ごすことはできました。
ただ、それだけでいいのかという話です。
はっきり言って投球内容が悪すぎます。
村上舜投手(2024年オフに戦力外通告)、風間球打投手(2024年オフに戦力外通告→育成再契約)、そして星野恒太朗投手。
この3名は特に制球を乱す場面が多く見られました。
星野投手はプロ1年目ということで大目に見てもらえましたが、これが2年目3年目の成績ならば確実に戦力外通告を言い渡されていたでしょう。
来季は生まれ変わった姿を見せてもらいたいです。
このままだと福元淳史担当スカウトの評価がガタ落ちしてしまいます。
藤原大翔
育成ドラフト6位の藤原大翔投手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、怪我無くストレートの最速を150キロ以上にすること。
最速149キロで入団したので、高校生の成長スピードを考えればそれぐらいは期待しても良いのかなと思いました。
2024年度の非公式試合成績がこちら。
登板数23,防御率2.88,投球回数50,奪三振率6.48,与四死球率2.52,WHIP1.14
シーズン早々に150キロの壁を突破。
8/7三軍戦では自己最速を更新する154キロを記録。
育成6位で指名出来て、ホークスとしては非常にラッキーだなと思います。
また、そこまで制球に苦しむ投手ではないということで、シーズン終盤には先発にも挑戦。
前田悠伍投手が騒がれている陰で、怪物投手が一歩ずつエースへの歩みを進めています。
藤原投手は見てわかる通り細身の投手。
それなのに154キロ投げるエンジンを蓄えてます。
体ができていない中での154キロなので、これからガッチリしてきたら十分に160キロという数字も見えてきます。
2年目も怪我無く成長を続けて欲しいです。
藤田淳平
育成ドラフト7位の藤田淳平投手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは、先発陣の一角に収まること。
2023年シーズンのホークスの先発陣の状況と藤田投手の年齢を考えると、1年目が最大のチャンスではないかと思ったからです。
2024年度の非公式試合成績がこちら。
登板数15,防御率2.01,投球回数44.2,奪三振率4.23,与四死球率2.22,WHIP1.14
結果的に一軍の先発陣に収まることができませんでした。
そもそも怪我もあり、実戦初登板が5/31四軍戦と遅かったです。
コントロールの良さはホークスに入る前から分かっていたことでしたが、それだけでは厳しいということも実戦を重ねる中で感じたところです。
やはりストレートの強さが欲しいです。
最速140キロ前後、走者を出すと130キロ台前半~中盤。
これだと少しでも甘く入ると捉えられてしまいます。
ストレートの球速が140キロを下回らないようになれば、二軍で安定した成績を残せるようになるので、まずはそこを目指してもらいたいです。
長水啓眞
育成ドラフト8位の長水啓眞投手。
彼に期待していたことはこちら。
上記事で期待することに挙げたのは大化け。
最速144キロの速球を大幅に上げることができれば勝負できると思いました。
2024年度の非公式試合成績がこちら。
登板数19,防御率4.59,投球回数33.1,奪三振率6.21,与四死球率5.40,WHIP1.44
トータルで見ると良い結果とは言えません。
ただまだ高卒1年目。
長い目で見るべきです。
スライダーやカーブのストライク率を上げること。
ストレートのスピードを上げること。
このような課題を1つずつ潰していけば二軍で投げられるようになります。
長水投手の良いなと思った部分は投球テンポの早さ。
石川柊太投手のようにボールを受け取ったらすぐに投げる姿が印象的でした。
打者に考えさせないようにする細かい技術ですが、こういう武器は何個あっても困りません。
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