佐倉俠史朗選手のプロ1年目に期待すること

プロ野球考察
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2023年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから育成三巡目指名を受けた九州国際大学付属高校の佐倉俠史朗選手

高校通算31発のパワフルな打撃が魅力で高校BIG4の一角とも称された大型内野手です。

そんな佐倉選手のプロ1年目に期待することが今回のテーマです。

令和の松中信彦

184cm,103kgの大きな体格。

そこから繰り出される高校通算31発のパワフルなスイング。

また、福岡県予選大会の通算打率.394と確実性も兼ね備える。

「令和の松中信彦」と呼ぶにはまだ早いですが、それだけの期待を抱かせる選手であることに間違いないです。

そんな選手が育成の3巡目まで残っていた。

投手豊作年だったとはいえ、この事実が今でも考えられません。

育成ドラ3高卒内野手

過去の育成ドラフト3位で佐倉選手と同様の高卒内野手を調査しました。

2010年ドラフト以降に絞ります。

2022 勝又琉偉

2022年ドラフトでロッテから育成3位指名を受けた勝又琉偉選手

富士宮東高校時代は身長188cmで50m5.8秒の大型遊撃手として注目を集めました。

プロ1年目となった2023年シーズンは二軍でチーム最多の109試合に出場。

結果が残っていない中でのこの数字なので、かなり期待をされてます。

2020 桑原秀侍

2020年ドラフトでソフトバンクから育成3位指名を受けた桑原秀侍選手

神村学園時代は投げては最速149キロの本格派右腕、打っては高校通算17本塁打の強打者として注目を集めました。

プロ入り後は1年目は投手、2~3年目は投手野手の二刀流。

そして4年目となる2024年シーズンは「内野手一本」で勝負します。

2019 伊藤大将

2019年ドラフトでソフトバンクから育成3位指名を受けた伊藤大将選手

八戸学院光星高校時代は攻守のバランスが取れた二塁手として注目を集めました。

プロ入り後はプロの壁にぶつかり、まだ二軍に定着することができていません。

2024年度はラストチャンスのシーズンになります。

2017 砂川リチャード

2017年ドラフトでソフトバンクから育成3位指名を受けた砂川リチャード選手

沖縄尚学高校時代は超高校級の飛距離を持つ、高校通算25本塁打のパワーに注目が集まりました。

プロ入り後は3年目に支配下登録され、それから二軍で4年連続本塁打王のタイトルを獲得するなど、二軍では敵無しの活躍。

あとは一軍で結果を残すのみです。

2017 比屋根彰人

2017年ドラフトでオリックスから育成3位指名を受けた比屋根彰人選手

飛龍高校時代は高校通算36本塁打のパワーに注目が集まりました。

ただプロ入り後は二軍投手の球にバットが当たらず、本塁打を積み重ねることができませんでした。

3年目のオフに戦力外通告を受け、現在はチームのブルペン捕手としてご活躍されています。

2013 曽根海成

2013年ドラフトでソフトバンクから育成3位指名を受けた曽根海成選手

京都国際高校時代は遠投118mの強肩と50m5.9秒の俊足が武器の遊撃手兼捕手として注目を集めました。

プロ入り後は4年目に支配下登録され、5年目にはトレードで広島に移籍。

広島では、内外野そして緊急時には捕手もこなせるユーティリティプレイヤーとして貢献しています。

2010 穴田真規

2010年ドラフトで阪神から育成3位指名を受けた穴田真規選手

箕面東高校時代は高校通算31本塁打のパワーに注目が集まりました。

プロ入り後は二軍に定着することが出来ず、3年目オフに戦力外通告。

社会人野球でプレーしたのちに、現在は尼崎市内の企業に勤務しています。

佐倉選手が目指すべき場所

高校通算本塁打何十本。

そんな選手が活躍したケースは非常に少ないです。

むしろ足が速い、守備が上手いユーティリティプレイヤー選手の方が選手としての息は長いです。

ただ佐倉選手に求められていることはそこじゃありません

本塁打、打率。

とにかく打つことで支配下登録を勝ち取れます。

村上宗隆選手や清宮幸太郎選手といった左のスラッガーは一年目から二軍で17本塁打を記録しました。

佐倉選手が同じくらいの数字を残すことができれば100点満点の一年目です。

ただ、四軍戦を敷いているホークスでそれだけの出場機会を得ることは非常に難しいです。

一年間戦える強い体を作り、三軍四軍で二桁本塁打を放ち、二軍でも本塁打を放つ。

これが佐倉選手のプロ1年目に期待することです。

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