中澤恒貴選手のプロ1年目に期待すること

ホークス考察
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2023年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから育成四巡目指名を受けた八戸学院光星高校の中澤恒貴選手

広角に長打が打てる高校通算24本塁打の攻撃型遊撃手として注目を集めた大型内野手です。

そんな中澤選手のプロ1年目に期待することが今回のテーマです。

華のあるショートストップ

ショートは「守り」が一番重要なポジションです。

そんな守りの要のポジションで、八戸学院光星という名門で、1年秋からレギュラー。

金属バットとはいえ、右打者が右中間スタンドに放り込むパワー。

地方大会通算打率.392の確実性。

この選手はまさしく怪物です。

私は彼をホークスが支配下指名するのではないかと予想していました。

詳しくはこちら。

正直、坂本勇人選手、北條史也選手、武岡龍世選手等、高校の先輩と比べられる程の逸材が育成4位まで残っていたということが驚きです。

将来的に打って守れる華のある選手に成長しそうな予感があります。

育成ドラ4高卒内野手

過去の育成ドラフト4位で中澤選手と同様の高卒内野手を調査しました。

2010年ドラフト以降に絞ります。

2022 中田歩夢

2022年ドラフトで巨人から育成4位指名を受けた中田歩夢選手

東奥義塾高校時代は最速148キロの本格派右腕、そして高校通算23本塁打の強打者として注目を集めました。

プロ1年目は二軍戦に5試合出場し、少ない打席数でプロ初安打。

2023年オフは門脇誠選手と自主トレを行い守備力向上に努めています。

2022 黒川凱星

2022年ドラフトでロッテから育成4位指名を受けた黒川凱星選手

学法石川高校時代は堅守を武器に注目を集めました。

プロ1年目は二軍戦で25打席に立つも安打を記録することが出来ず、悔しいシーズンとなりました。

池田来翔内野手に次ぐマリーンズジュニア出身選手として将来性には期待です。

2019 勝連大稀

2019年ドラフトでソフトバンクから育成4位指名を受けた勝連大稀選手

興南高校時代は「守備のセンス」に注目が集まりました。

プロ入り後はとにかく「打撃」に苦しんでいます。

守備の巧さで二軍出場が続いた時代から脱却しなければ、2025年度の契約を勝ち取れません。

2019 澤野聖悠

2019年ドラフトで楽天から育成4位指名を受けた澤野聖悠選手

誉高校時代は高校通算26本塁打の強打の遊撃手として注目を集めました。

プロ入り後は1年目に二軍戦で9打数4安打としっかり結果を残したもののその後は打撃に苦しんでいます。

2024年シーズンはラストチャンスのシーズンになります。

2018 黒田響生

2018年ドラフトで巨人から育成4位指名を受けた黒田響生選手

敦賀気比高校時代は遠投120mの肩を活かした遊撃守備で注目を集めました。

プロ入り後は打撃で結果を残せず2022年オフに戦力外通告。

現在はジャイアンツアカデミーのコーチとしてご活躍されています。

2016 森山孔介

2016年ドラフトでソフトバンクから育成4位指名を受けた森山孔介選手

藤沢翔陵高校時代は187cm86kgで高校通算27本塁打の大型遊撃手として注目を集めました。

プロ入り後は二軍出場すら叶わず、たったの2年で戦力外通告され現役を引退。

現在はソフトバンクの本社で勤務されています。

中澤選手が目指すべき場所

育成ドラ4高卒内野手はこれまで目立った活躍をしていない。

これが事実です。

高校通算何十本もあてになりません。

ただ実績という部分において、中澤選手は過去の育成ドラ4高卒内野手の中で頭一つ抜けています

よって中澤選手が1年目にどのようなパフォーマンスを見せてくれるかには非常に注目が集まります。

プロ野球スカウトの「目」が正しいのか、それとも中澤選手の実力が「本物」なのか。

私は2020年ドラフト1位の井上朋也選手のように、打撃面では1年目から二軍で結果を残せる選手だと思ってます。

1年目はしっかり三軍四軍で結果を残し、二軍で出場機会を増やす。

2年目は二軍のレギュラーを掴む。

3年目は一軍に出場しプロ初本塁打。

これが私が思い描く流れです。

具体的な1年目の期待は、一年間戦える強い体を作り、三軍四軍で二桁本塁打を放ち、二軍でも本塁打を放つことです。

前回の佐倉選手と同じです。

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