藤原大翔投手のプロ1年目に期待すること

ホークス考察
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2023年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから育成六巡目指名を受けた飯塚高校の藤原大翔投手

決め球のスライダー、フォークで奪三振を積み重ねる最速149キロの本格派右腕です。

そんな藤原投手のプロ1年目に期待することが今回のテーマです。

島内颯太郎投手のような躍動感

藤原大翔投手を一言で表すなら「躍動感」です。

コントロールは少々アバウトながら、高いリリースポイントから投げ下ろす最速149キロのストレートは威力十分です。

決め球の変化球もスライダーとフォークの2種類あります。

大学に入り4年経ったとすると、支配下上位でなければ指名できない投手に成長しているでしょう。

高校で投手転向したという部分も、将来性を考えてかなり期待が持てます。

将来的には、同じ福岡県出身で広島東洋カープのセットアッパーを務める島内颯太郎投手のようになりそうです。

投球フォームもそっくりです。

高卒育成ドラ6投手

藤原大翔投手と同様の高卒育成ドラ6投手を調査しました。

2010年ドラフト以降に絞ります。

2022 佐々木明都

2022年ドラフトでソフトバンクから育成6位指名を受けた佐々木明都投手

学法福島高校時代は最速146キロ右腕として注目を集めました。

プロ1年目となった2023年シーズンは三軍・四軍戦で2試合の登板に留まり、トミージョン手術を受けました。

2024年シーズンはリハビリに費やす一年になりそうです。

2021 加藤洸稀

2021年ドラフトでソフトバンクから育成6位指名を受けた加藤洸稀投手

滝川第二高校時代は最速142キロの力強いストレートとスライダーで打者を圧倒する左腕として注目を集めました。

プロ入り2年で二軍登板はまだ無いものの、三軍四軍戦で怪我無く実戦を積み重ねています。

2023年シーズンは28登板,130回,12勝6敗,防御率3.32の活躍でした。

2015 橋本篤郎

2015年ドラフトで巨人から育成6位指名を受けた橋本篤郎投手

鎮西高校時代は最速144キロ左腕として注目を集めました。

プロ入り後は二軍に定着することができず、2020年オフに戦力外通告。

現在は熊本赤十字病院の軟式野球部で内野手としてプレーを続けています。

2010 成瀬功亮

2010年ドラフトで巨人から育成6位指名を受けた成瀬功亮投手

旭川実業高校時代は最速145キロ右腕として、現日本ハムの玉井大翔投手等を差し置いて3年春はエースナンバーを背負う程注目されていました。

プロ入り後は二軍で存在感を発揮するシーズンはありながら支配下登録は叶わず2018年オフに戦力外通告。

育成選手契約単独最長の8年で引退し、現在は「ジャイアンツアカデミー」でコーチを務めています。

藤原投手が目指すべき場所

育成6巡目の高卒投手はなかなか一軍での活躍が難しいということは上記を見る限り言えます。

ただ、過去の育成6巡目高卒投手の中で球のスピードは藤原投手がNo.1

決め球の切れ味と併せて、支配下の可能性が一番高い投手ではないかと私は思います。

藤原投手の将来像は島内颯太郎投手

最速157キロ平均150キロ超のストレートと、決め球のフォーク&チェンジアップ。

2023年度は62試合登板で防御率2.31の活躍で最優秀中継ぎのタイトルを取りました。

こう見ると、藤原投手が島内投手のようになるためにはスピードの強化が欠かせません。

島内投手の九州共立大学時代の最速が152キロなので、ひとまず4年で152キロ以上が最低限の目標になります。

現在の最速が149キロなので十分可能な数字です。

藤原投手はカーブで緩急をつけることも可能なので、球速が向上した上でコントロールが上がってくれば、先発としても面白い存在になりそうです。

とりあえず1年目に期待することとしては、怪我無くストレートの最速を150キロ以上にすることです。

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