今回は2023年度のホークス退団選手予想を行っていきます。
前々回8月3日、前回9月24日と行ってきて今回が3回目。
おそらく今年最後の退団選手予想になります。
1個人の予想なので当たらないとは思いますが、予想をすることで気分を害される方もおられると思うので、この先は自己判断でお願いします。
見たくない方は見ないでください。
前回,前々回の予想はこちらから。
戦力外,退団選手は何人出る?
今年のホークスは勝てない,世代交代を図れないのダブルパンチを喰らっています。
そのため、選手の大幅な入れ替えは必至です。
2023年ドラフトでは2016年ドラフトのように支配下選手4人で指名終了とはならないでしょう。
シンプルに余裕がないです。
6~7名は想定しておく必要があります。
外国人選手の補強も、先発投手と長距離砲の補強で3~5名は想定されます。
育成選手から支配下選手になる選手も川村選手と仲田選手を筆頭に4~6名は想定されます。
他球団の戦力外選手も良い選手がたくさんいるので1~5名。
ホークスの支配下枠は現在70枠いっぱい埋まっています。
シーズン中の緊急補強枠を1~2枠残しておくとすると、
15名前後は支配下の退団,戦力外選手を出さなければなりません。
退団,戦力外
前回は視覚で伝わりやすいように確率別で退団,戦力外予想をまとめていましたが今回は少し変えます。
絶対ない,ない,ほぼない,ちょっとある,あるかも,ある の6つに分類しました。
悪意のある切り抜き対策です。
名前が変わっただけで一緒です。
前回と変わっている部分に注目していただけたらと思います。
絶対ない(12人)
退団,戦力外が絶対ない選手12人がこちら。
前回は複数年契約を結んでいる選手だけでしたが、そこに和田投手も加わりました。
来年の現役続行が2023年9月26日に発表されたからです。
こちらの選手は物理的に退団,戦力外はありえません。
ない(13人)
退団,戦力外がない選手13人がこちら。
こちらの選手は、一軍で活躍が目立つ選手です。
前回と異なる点は井上選手です。
前回は二軍で活躍しているカテゴリーの中にいたのが、数少ない一軍での打席を活かしているという点とまだ高卒3年目というところで、1つ上のカテゴリーに上げました。
2023年度の成績がこちら
栗原選手は大怪我明けで96試合出場,OPS.690
柳町選手は出塁率.375,得点圏打率.293
三森選手は打率.260,得点圏打率.306
大関投手は17先発,防御率2.92,被打率.232
周東選手は盗塁ランキング1位の36
松本裕樹投手は53試合,奪三振率11.49,被打率.192
甲斐野投手は46試合,奪三振率8.23,被打率.219
大津投手は46試合,防御率2.43,被打率.233
藤井投手は34試合,奪三振率10.85,被打率.192
田浦投手は45試合,防御率2.38,被打率.244
津森投手は56試合,奪三振率8.14,被打率.216
板東投手は30試合,11先発,防御率3.04,被打率.237
井上選手は高卒3年目で初本塁打,OPS.712
ほぼない(14人)
退団,戦力外がほぼない選手14人がこちら。
こちらの選手は、一軍でそれなりの成績を残しているベテラン中堅、二軍で敵無しの中堅、二軍で活躍している若手、もしくは三軍で活躍している若手です。
前回と変わっているところは川瀬選手。
成績的に特に目立ったものはありませんが、堅実な守備でチームに貢献し、2023年度はキャリアハイを更新する102試合出場を記録しています。
打撃での貢献がもう一声あればもう一つ上のカテゴリーでした。
一軍でそれなりの成績を残しているベテラン中堅
石川投手,牧原大成選手,甲斐選手,川瀬選手
二軍で敵無しの中堅
野村勇選手,尾形投手
二軍で活躍している若手
野村大樹選手,生海選手,水谷選手,吉田選手
三軍で活躍している若手
木村投手,大野投手
ちょっとある(10人)
退団,戦力外がちょっとある選手10人がこちら。
こちらは一軍出場が少ない中堅選手、今年二軍で突出した成績が残せていない若手選手、もしくは怪我で出場試合が少ない選手です。
前回と異なるのは、リチャード選手と増田選手。
増田選手は1つ下、リチャード選手は1つ上のカテゴリーに変更です。
2人共二軍では圧倒的な成績を残しているものの、なかなか一軍定着とはなっていません。
リチャード選手,増田選手は1999年生まれの同級生で中堅選手に該当します。
詳しくはこちらの野手の前半部分をご覧ください。
中堅選手の中では若いですが、そろそろ一軍でレギュラーになっていてほしいことは確かです。
同級生の尾形投手も同じく二軍が中心でしたが、一軍の状況が投手と野手では全く違います。
パリーグ1位の盤石な中継ぎよりも野手の方が確実にチャンスはありました。
あるかも(14人)
退団,戦力外があるかもしれない選手14人がこちら。
こちらに該当するのが今年結果を残せていないベテラン選手、2年以上一軍で主力級の活躍ができていない中堅選手、2年以上二軍三軍で結果が残っていない若手選手、1年契約の外国人選手です。
前回と異なるのが嘉弥真投手と笠谷投手。
嘉弥真投手は1カテゴリーアップ、笠谷投手は2カテゴリーダウンです。
嘉弥真投手は昨年56登板で防御率0.99と抜群の成績を残しました。
本来、今年の成績が多少悪くなっても戦力外はないはずです。
ただ正直、今年はそれにしても悪すぎました。
最近は再び勝ちパターンとして起用されているので、これからの活躍次第で変わると思い「ある」から「あるかも」に変更しました。
チームの年齢層の高さを考慮すると非常に難しい所です。
笠谷投手は一軍、二軍共に今年は少ない試合数ながら防御率1点台,0点台を記録しています。
高い奪三振能力を誇る素晴らしい投手です。
ただチームの中心となっていてほしい中堅選手の中でも、年齢は真ん中の方になってきました。
そして未だチームの中心になっていません。
今年の一軍成績を見ると、奪三振率は8.74と素晴らしいですが、与四死球率も6.35となっており、三振と四球が同じくらいです。
ヘルナンデス投手や杉山投手にも同じことが言えます。
通算与四死球率も6.06であり、この数字が下がらない限り、中継ぎ投手としても厳しいという個人的な考えです。
ある(7人)
退団,戦力外がある選手7人がこちら。
こちらは今年契約が切れる外国人選手の中でも今年一軍で結果が残せていない選手、もしくは3年以上,一軍で結果を残せていないかつ今年二軍でも活躍ができていない中堅選手です。
前回と変わっている部分は嘉弥真投手がいるか,いないかだけです。
個人的予想
上記を基に考えた戦力外,退団選手予想はこちらの16名です。
投手8人,野手8人のバランスを意識しました。
若い選手は育成再契約を考慮に入れてます。
前回から新しくリストに加えた5選手(オスナ投手,椎野投手,古川投手,杉山投手,海野選手)とリストから外した3選手(森投手,嘉弥真投手,上林選手)について説明します。
リストに加えた選手
オスナ
オスナ投手は鷹の絶対的守護神です。
フロント側が契約を切ることは絶対ありえません。
ただオスナ投手がどう思っているかは別物です。
2023年度は怪我なく、1年間パリーグ最強守護神として君臨していたにも拘わらず、セーブランキングはパリーグ4位の26。
不満が無いわけがありません。
椎野新
椎野投手は二軍では敵無しです。
今年の二軍成績がこちら。
防御率1.16,投球回数31,奪三振率12.19,被打率.165,四死球率2.03,WHIP0.81
それでも長年一軍定着できていないのは事実です。
以前書いたブログでは、トレード候補に挙げていました。
中堅というよりもベテランの年齢に差し掛かってきている中で、彼の評価が気になります。
古川侑利
古川投手はホークス移籍後印象が変わった投手です。
今年はストライクゾーンで勝負できています。
通算四死球率4.81に対して、今年の四死球率は0.90。
個人的には来年の先発転向も面白いと思っていた投手です。
詳しくはこちらをご覧ください。
ただ、私の個人的な期待とは裏腹に今年の1軍登板数は9。
開幕一軍を勝ち取ったものの出場機会に恵まれませんでした。
球団内の評価が低いのであれば、中堅からベテランに差し掛かる年齢ということもあり、戦力外のリストに入ってくると思われます。
非常に残念ですが。
<追記>
古川投手の構想外が確定しました。
杉山一樹
杉山投手は左右は違えど、笠谷投手と同じ奪三振率,四死球率が高い投手です。
笠谷投手と杉山投手は同じく1997年生まれ。
2人は中堅選手の中でも真ん中の年齢です。
本来は結果を残しチームの中心にいなければなりません。
この2人のどちらかを残す残さないという判断が下される可能性は高いです。
そこで一軍通算成績を比較します。
笠谷投手
防御率3.93,投球回数160.1,奪三振率9.65,被打率.238,四死球率6.06,WHIP1.48
杉山投手
防御率4.99,投球回数88.1,奪三振率9.37,被打率.244,四死球率7.23,WHIP1.65
この結果、笠谷投手の優先度が高くなります。
海野隆司
海野選手は2023年ファーム日本選手権でスタメンマスクを務めた選手です。
将来性を期待されている選手ではありますが、2023年は一軍でのスタメンマスクはゼロ。
1997年世代の同学年、谷川原選手は少ないですが4試合スタメンマスクがありました。
詳しくはこちらをご覧ください。
海野選手、谷川原選手の一つ上の世代の捕手は甲斐選手です。
つまり、彼らはベテランに近い中堅捕手ということが言えます。
球団からすれば、中堅選手を多く残しておくよりも、若手に人数を割きたいはずです。
本来はベテランを減らしたいところですが、甲斐選手は正捕手、嶺井選手は4年契約で不可能です。
谷川原選手と海野選手で1人残すのであれば、2023年一軍スタメンマスク4回の谷川原選手です。
リストから外した選手
嘉弥真新也&森唯斗
嘉弥真投手と森投手をリストに入れていた理由は年齢です。
嘉弥真投手が今年で34歳、森投手が今年で31歳。
選手の高齢化が課題のホークスを変えるには無理やりにでも世代交代を図らなくてはと思いました。
ただ、冷静に考えると嘉弥真投手が悪かったのは今年だけ。
昨年まで6年連続50試合登板の投手。
森投手は本来若手のホープが投げるはずのファーム日本選手権で先発を任される活躍。
そして本格的な先発転向は今年から。
これらを踏まえると、彼らを戦力外にする理由はありません。
今オフ獲得する選手の数次第にはなりますが、とりあえずあと1年は契約が延長されると予想します。
<追記>
森投手,嘉弥真投手の来季構想外が確定しました。
上林誠知
上林選手は戦力外というより現役ドラフト提出選手と予想を変更しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
<追記>
上林選手の来季構想外が確定しました。
ドラフト戦略予想
今回戦力外退団予想に挙げた選手をポジション別に分けるとこうなります。
捕手2,内野手3,外野手3,先発3,中継ぎ5
投手は先発,中継ぎの定義は難しいので勝手に決めました。
先発:高橋礼,ガンケル,杉山
中継ぎ:オスナ,高橋純平,古川,椎野,風間
チームの得意な部分は支配下選手数を減らす傾向があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
つまり中継ぎが減った分をそのまま増やさないと私は思います。
オスナ投手の存在は非常に大きいですが、ホークスはパリーグ救援防御率1位のチームなので中継ぎの層は厚いです。
下記でも触れていますが、先発厚めの内外野バランスよくというドラフト戦略になると予想できます。
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