2024/9/25、福岡ソフトバンクホークス対阪神タイガースの二軍公式戦が行われました。
結果は14-6でホークスが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、9月二軍打撃成績一覧も載せてます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
板東湧梧
板東湧梧投手は3.1回3失点の投球でした。
全65球の内、ストライク43ボール22。
印象としては「厳しい」です。
正直、ここまで悪い状態が続くと厳しいです。
戦力として見てもらえなくなるのではないかという気もしてきます。
真ん中近辺は当然打たれる。
コースに投げ切った球でも打たれる。
もうどうしようもありません。
どうしようもない中でもなんとか突破口を探ろうという投球ではありましたが、それでも何とかならないのが厳しいプロ野球の世界。
優勝が決まった後のこの時期になっても一軍に呼ばれないということはそういうことです。
渡邊佑樹
渡邊佑樹投手は1.2回1失点の投球でした。
全28球の内、ストライク18ボール10。
印象としては「自信が裏目に出た」です。
4回1死一二塁のピンチは抑え、5回のマウンドにも上がった渡邊投手。
ここでなぜか真ん中にストレートを投げ続け、井上選手には本塁打を打たれました。
9/22の登板でもそうでしたが、渡邊投手は点差が空いている時にこのような投球をすることがあります。
一軍での登板を見据えているのであれば、これはすぐにでも辞めるべきです。
ピンチになるとコースに投げ切れるので、それを走者が出ていない時でもやった方が確実に成績は上がります。
中村亮太
中村亮太投手は2回無失点の投球でした。
全31球の内、ストライク21ボール10。
印象としては「安定した投球」です。
ここ最近の状態の良さがしっかりと結果に表れました。
カーブとシンカーに絶対的な自信を持ちつつも、ストレートやカットも投げ打者に的を絞らせませんでした。
もし次に一軍に上がることになったとしたら、二軍での投球スタイルを一軍に持ち込む必要があります。
二軍での投球スタイルというのは、ストレートは見せ球で変化球主体の投球です。
中村投手はホークスの右投げオーバースロー投手の中でストレートは遅い方。
普通に杉山投手や尾形投手のようなストレートゴリゴリ配球をやってしまうと、確実にまたやられてしまいます。
笠谷俊介
笠谷俊介投手は2回2失点の投球でした。
全46球の内、ストライク28ボール18。
印象としては「余計な四球」です。
8回は野村勇選手が逆シングルで強い当たりを捌く好プレーがありながら三者凡退で抑えることが出来ました。
ただ、9回はヒット2本と四球2個で走者を出し2点を失いました。
笠谷投手といえば四球。
今も昔も全く変わりません。
この四球が増える要因の1つとして、球質の弱さが考えられます。
ストライクゾーンに入れると捉えられる。
↓
コースを狙わなければならない。
↓
狙いすぎてボール球が増える。
↓
四球が増える。
こんな感じになっているのではないでしょうか。
140キロ台後半から150キロ台のストレートを投げる笠谷投手ですが、そのストレートでなかなか空振りが取れません。
打者はスピードよりも遅く感じている可能性があります。
和田投手の逆です。
この球質をどうにかして上げていけば、ストライクゾーンで自信を持って勝負することができるようになり、無駄な四球を減らせます。
ただもう9月の後半。
小手先でやれることは限られてます。
奇跡的に何かが変わることを願ってます。
笠谷投手はこの時期になっても一軍に呼ばれないということで、板東投手と同様に笠谷投手も戦力として見られていない可能性が非常に高いです。
来季はホークスの育成選手として再契約するのか、ホークス以外のNPBでプレーするのか、NPB以外でプレーするのか、引退するのか。
様々な選択肢が考えられますが、どの道に進んだとしても今後の活躍を期待してます。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/25時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合はスタメン全員安打の17安打14得点。
猛打が止まりませんでした。
複数安打を放った選手は、井上朋也選手、石塚綜一郎選手、嶺井博希選手、廣瀨隆太選手、仲田慶介選手の5名。
井上選手は6打数3安打1打点(単打2、二塁打1)
9月の二軍打率を3割に乗せてくるなど状態が上がってきました。
石塚選手は6打数3安打4打点(単打2、本塁打1)
来季はどのポジションでレギュラーを狙うのか注目どころですが、今季もCS,日本シリーズ出場に向けてバットでアピールを続けます。
嶺井選手は5打数2安打1死球(単打2)
打撃の調子がここ最近ずっと良いので、代打要員として一軍に上がる可能性は十分あります。
廣瀨選手は4打数2安打1四球1盗塁2打点(単打1、二塁打1)
レギュラー奪取は来季以降の目標として、まずは怪我無く1年を乗り切れそうなところが素晴らしいです。
仲田選手は3打数2安打1犠飛1打点(単打2)
数多くのポジションを守ることでミスが出てくる場面もありますが、全体的には打撃守備両面で素晴らしい活躍ができています。
他にも柳田悠岐選手と笹川吉康選手の師弟コンビに本塁打が飛び出すなど、話題に事欠かない一戦となったのではないでしょうか。
二軍の優勝マジックは1。
あと1つ勝って優勝しましょう。
コメント