2024/3/13、福岡ソフトバンクホークスvs読売ジャイアンツのオープン戦が行われました。
結果は3-2でジャイアンツが勝ちました。
今回もホークス投手1人1人に注目していきます。
野手については、3月の一軍打撃成績を9試合分まとめて記録しています。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
投手
東浜巨
東浜巨投手は5回無失点の投球でした。
全82球の内、ストライク54ボール28。
印象としては「開幕ローテーション確定」です。
2/18紅白戦、2/25斗山ベアーズ戦、3/6スワローズ戦と順調に調整を重ねてきて、今回もしっかり結果を残しました。
甘く入る球はありつつも、ストレートでしっかり押せていました。
特に4番の岡本選手には力が入っていたように感じます。
それでも2打席2安打と結果を残す岡本選手は流石です。
古川侑利
古川侑利投手は1回1失点の投球でした。
全20球の内、ストライク11ボール9。
印象としては「出力は素晴らしい」です。
この日のストレートの最速は154キロ。
松原選手、梶谷選手、丸選手、岡本選手という巨人の上位打線を球威で押せていました。
もったいなかったのが梶谷選手にホームランを打たれた落ち切らないフォークボール。
中継ぎに失投は許されないので、そこをどう判断されるかです。
長谷川威展
長谷川威展投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク10ボール4。
印象としては「連投テスト」です。
先頭の坂本選手に対しては甘い球1球もなく空振り三振。
次の佐々木選手に対しても、追い込むまでは完璧でした。
ただ追い込んでからスライダーが甘く入り三塁打。
その次のオドーア選手は佐々木選手に投げたのと同じ甘めのスライダーでサードフライ。
最後の門脇選手もスライダーで空振り三振。
全体的には連投という部分を踏まえると良かったです。
ただ前日に対戦している調子の良い打者に対して、同じ攻めでかつ甘いゾーンに投げ込んでしまうのは少々もったいない気はしました。
ある程度甘いゾーンでも球の力でねじ伏せるところを見せてきた長谷川投手。
対外試合で長打を許したのは今回が初めてです。
シーズンが始まる前に良い所しか出せていなかったら逆に不安になるので、こうやって打たれておくのも次につながるので良いことだと思います。
岩井俊介
岩井俊介投手は1回1/3を投げ2失点の投球でした。
全25球の内、ストライク17ボール8。
印象としては「泉口選手に乱された」です。
8回先頭の泉口選手に対して、外のストレート2球で簡単に追い込むと3球目はストライクからボールになる完璧なフォークボールを投げました。
ただこれを見切られると、次のストレートも、その次のスラーブもファールで逃げ、最後は甘く浮いたフォークをフェンス直撃のヒットにされました。
岩井投手としてはやれることをすべてやった上で打たれたという部分でダメージがかなり大きかったと思います。
より厳しい所へ投げようとして吉川選手に対してはスラーブを引っかけ死球。
山瀬選手に対する4球目の決めにいった外角の154キロストレートが微妙に外れる。
郡選手を三振に打ち取ったと思いきや、海野選手が後ろに逸らし振り逃げ成立。
何から何まで悪い方に働きました。
投げてるボール自体は凄く良かったので、一度泉口選手のことは忘れた方が良いでしょう。
松本晴
松本晴投手は2/3回無失点の投球でした。
全8球の内、ストライク7ボール1。
印象としては「中継ぎ転向」です。
2/17紅白戦、2/24斗山ベアーズ戦、2/27マリーンズ戦、3/2ベイスターズ戦、3/8マリーンズ戦と実戦登板を重ねてきましたが、特に3/8マリーンズ戦の印象が悪く、開幕ローテーション候補から外れることになりました。
松本投手が今後、先発で勝負するなら二軍で変化球のバリエーションを増やさなければなりません。
ただ左の中継ぎとしてなら今のままでも層が薄いので勝負できます。
今登板で回の途中から登板したのはそういうことです。
首脳陣は松本晴投手の球の強さを高く評価し、「中継ぎとして」一軍で勝負させることを決めました。
この判断を私は待ってました。
寧ろプロ1年目の春季キャンプで中継ぎとして結果を残していたのに、そこから慣れない先発に挑戦させたことの方が疑問です。
松本晴投手が一軍の舞台で輝くとするなら絶対中継ぎです。
野手
3月のホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/3/13時点)

「打、走」の三森大貴、「守」の牧原大成。
セカンドのレギュラー争いは熾烈です。
この試合では三森選手が守りで1つミスがあったものの、それを取り返す2安打を放ちました。
牧原選手は抜けたと思われる打球を何度もアウトにする、確実かつ攻撃的な守備が目立ちます。
正直、どちらがレギュラーでもおかしくありません。
私個人的には、同じくらいの実力なのであれば、年齢の若い三森大貴選手を推したいです。
投手も野手も高年齢化が激しいソフトバンクホークス。
三森選手は牧原選手とのレギュラー争いを制し、本当の意味でのレギュラーを掴めるでしょうか。
もちろん二軍で奮闘中の廣瀨隆太選手もその争いに入っていきたいところです。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
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