2024/9/26、福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズの一軍公式戦が行われました。
結果は4-2でライオンズが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては9月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
7回に相手の守備のミスで勝ち越し、有原投手が8回を投げ切るという最高の展開。
あとは9回を締めるだけというところで、オスナ投手が大乱調してしまいました。
最多勝がかかっている有原投手にとっては痛い一戦です。
ただチームとしては、優勝が決まった中での勝ち負けはそこまで気にすることではありません。
CS,日本シリーズに向けて個々人がどれだけ状態を上げていけるかの方が重要です。
もしこの試合で絶対に勝ちたいのであれば、9回オスナ投手という選択肢はまず無いです。
投手
有原航平
有原航平投手は8回1失点の投球でした。
全120球の内、ストライク80ボール40。
印象としては「入りが良かった」です。
有原投手は初回に注目すべき投手。
初回をどう立ち上がるかで、2回以降の投球スタイルが固まっていきます。
今回の入りはカウント球が甘く入る場面もありつつ、すんなりと無失点で終えることが出来ました。
この感じで抑えれるのであれば大丈夫だと思ったに違いありません。
その通りに2回以降はスイスイと打者を抑えていきました。
味方がチャンスを作るもののあと一本が出ずに追加点が取れない嫌な流れの中で、6回に長谷川選手に本塁打を打たれたものの失点はその1点だけ。
ナイスピッチングでした。
長谷川選手が本塁打を打つ1球前のファールは良い感じで捉えていたので、先頭打者とはいえもう少し慎重に投げても良かったのかなという気はします。
ただの結果論ですが。
オスナ
オスナ投手は1回3失点の投球でした。
全30球の内、ストライク21ボール9。
印象としては「調整が心配」です。
昨年までのオスナ投手は良い時と悪い時の波が少なく、常に打者を圧倒していました。
ただ今年のオスナ投手は違います。
戦線離脱する前も、アメリカから戻ってきた後も、これぞオスナという投球が継続してできていません。
9/22楽天戦は本来のオスナ投手が戻ってきつつあるのかなと思ったものの、前回登板の9/25西武戦と今回は物足りなさを感じました。
先頭の佐藤選手に対しての投球コースは全て完璧。
完璧だったのにヒットを打たれるということは何かがあるはずです。
変化球のキレが悪いのか、ストレートの走りが悪いのか、その両方か。
ヒットを打たれたことでより厳しいコースに投げないといけないという気持ちが強くなり、野村大樹選手には死球。
平沼選手には、絶妙な場所に犠打を転がされオールセーフ。
最悪の展開です。
栗山選手が高めのストレートを1球で仕留めた場面がありましたが、このヒットは必然です。
なぜなら、これまでにオスナ投手が高めのストレートばかり投げていたからです。
投手の一番自信のある球を狙うのが打者の鉄則。
それを栗山選手は十分理解していました。
狙っていたとしても、その球を1球で仕留めるのは流石の打撃技術です。
オスナ投手はCSまでに調整が間に合うのでしょうか。
非常に心配です。
野手
ホークス選手の9月一軍打撃成績がこちら。(2024/9/26時点)
<スタメン>
<スタメン外>
ホークスが得点圏に走者を置いた回は1,2,4,5,6,7,8回。
これだけのチャンスがありながら、初回の栗原陵矢選手のタイムリーと、7回の相手のミスによる2点しか奪えませんでした。
ライオンズ投手陣の粘りを称えるべきでしょうか。
ヒット自体は8本とまずまず出ていたので、打撃の状態が落ちているということはなさそうです。
この試合では犠打を4回も行い、アウトを4つも相手に与えたのでそれが影響している可能性はあります。
犠打をした方が得点できるのか、それとも犠打をしない方が得点できるのか。
CSに向けて、その辺はもう一度考え直す必要があります。
守備では9回に牧原大成選手がセンター前ヒットになりそうな当たりを背走しながらジャンピングキャッチするファインプレーがありました。
逆転を許す重苦しい状況でもこのような隙の無いプレーができるというのは、強いチームの証です。
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