2024/3/9、福岡ソフトバンクホークスvs千葉ロッテマリーンズのオープン戦が行われました。
結果は8-5でホークスが勝ちました。
今回もホークス投手1人1人に注目していきます。
野手については、3月の打撃成績を6試合分まとめて記録しています。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
投手
有原航平
有原航平投手は4回2失点の投球でした。
全67球の内、ストライク43ボール24。
印象としては「真っすぐの強さがもう一声」です。
本当はもっとストライクが多くていいと思うぐらい、審判との相性が良くなかったです。
それでもこの球数で抑えてくるのは流石です。
ただ間違って真ん中にいってしまった時に捉えられる場面が多く見られました。
ストレート系の球の強さがもう一声欲しいところです。
ストレートが強くなれば、チェンジアップがより効果的になったり、持ち味のゴロアウトが増えたりと有原投手の良さが前面に出てきます。
スチュワート
スチュワート投手は4回3失点の投球でした。
全76球の内、ストライク43ボール33。
印象としては「開幕ローテ争いから三歩後退」です。
これまで実戦登板は3試合(2/18紅白戦、2/25斗山ベアーズ戦、3/3斗山ベアーズ戦)。
いずれも無失点に抑えていたものの、内容が良いとは言い切れませんでした。
マリーンズは粘り強く球を見てくるチーム、そして相手が一番嫌なことをやってくるチーム。
そんなチームに対してどういう投球を見せてくれるかと期待をもって見ていましたが、流石のマリーンズ打線でした。
ストレートは高めに浮く球が多く、カウントを取るカットボールもそこまでストライク率は高くない。
そうなると甘めに浮いてきた変化球に目付けをされるのは当然です。
レギュラーシーズンに入ってから打って走れば良いのに、オープン戦のこの時期にスチュワート投手の弱点を全て露わにしてくれたマリーンズ打線には感謝しかありません。
スチュワート投手は球の高さ、クイックの遅さ、ストライク率とどこを取っても先発投手に必要なものが欠けてます。
ただ、3年契約を結んでいるのでどこかしらで戦力になってもらわないと困ります。
もし開幕一軍に入るのであれば、まずは中継ぎになるのではないでしょうか。
フルパワーのスチュワート投手は真ん中にストレートを投げとけば大丈夫だと思います。
岩井俊介
岩井俊介投手は1回無失点の投球でした。
全27球の内、ストライク17ボール10。
印象としては「変化球の精度がイマイチ」です。
これまで実戦4試合(2/17セガサミー戦、2/24楽天モンキーズ戦、2/28ライオンズ戦、3/3斗山ベアーズ戦)に登板しほぼ完璧の内容と結果でした。
それは真っすぐのキレと変化球の精度がどちらも素晴らしかったからです。
今回の登板では、しっかり決まる場面もありましたが、全体的に変化球の制球に苦しみました。
ちょっとの隙をマリーンズ打線が見逃してくれるはずもなく、自らの牽制悪送球もあり、1死一三塁のピンチを作られました。
ただ最後は強いメンタルで無失点登板を継続しました。
ピンチでの登板をむしろ楽しんでいる様子が見られたので、非常に頼もしいです。
開幕一軍はほぼ手中に収めたといって過言ではありません。
野手
3月のホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/3/9時点)
この試合で一番目立ったのはやはり川村友斗選手。
マリーンズの貴重な中継ぎ左腕、坂本投手の高めの速球を振りぬきライトスタンドへの3ラン本塁打。
もう支配下登録は確実ですが、確実という状況からもう一押しした感じです。
緒方理貢選手もきっちり四球を選び好調をキープしてます。
また、甲斐拓也選手の盗塁阻止には痺れました。
クイックの遅いスチュワート投手がワンバウンドして取りにくいストレートを投げた時に一塁走者がスタート。
甲斐選手はボールを捕る前から投げる体勢に入り、流れるように捕って投げて走者をアウトにしました。
こういう難しいプレーをさらっとアウトにするあたりが流石です。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
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