2/24ホークスA組対楽天モンキーズと2/25ホークスA組対斗山ベアーズの交流試合を見て思ったこと

ホークス考察
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2/24にホークスA組は今季初の対外試合となる楽天モンキーズとの交流試合を行いました。

そして、2/25には斗山ベアーズとの交流試合も行いました。

結果はどちらも打線爆発でホークスが快勝しました

ただ問題は内容

どれだけ投手力が整備できているかは気になるところです。

ということでやはり今回も投手1人1人に注目していきます。

野手については、この2試合の打撃成績を全て表にしてます。

楽天モンキーズ戦

ホークスA組対楽天モンキーズは11-4でホークスA組が勝利しました。

大津亮介

大津亮介投手は2回3失点の投球でした。

全47球の内、ストライク28ボール19

印象としては球が軽いです。

昨年の今頃は1点も与えないような打者を寄せ付けない投球をしていましたが、今季は少し違います。

2/17の紅白戦でも今回も追い込んでからのボールが甘くなり、長打を許す場面が多く見られます。

ヒット以外の打球も簡単に外野に運ばれているので、ボールが軽いのではないかとさえ思ってしまいました。

球威・制球共にこれから更に上げていく必要があります。

又吉克樹

又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。

全14球の内、ストライク11ボール3

印象としてはゲームのような投球です。

初球からストライクを取り、常に投手主導の投球。

外のカットボールで誘いながら最後はズバッと外のストレートで三振。

何も心配いりません。

杉山一樹

杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。

全11球の内、ストライク8ボール3

印象としては「スピードでゴリ押し」です。

モンキーズ打線は杉山投手のストレートに振り遅れていたのでそのままストレートで押し切りました。

先頭打者のように粘ってくる打者が杉山投手にとっては苦手ですが、そこでも四球を出さずに抑えることができたのは大きな成長と言えるでしょう。

杉山投手の弱点を知り尽くしているNPB選手と対戦した時に、どのような結果を残せるかが次の注目ポイントです。

尾形崇斗

尾形崇斗投手は1回無失点の投球でした。

全9球の内、ストライク8ボール1

印象としては「完璧」です。

紅白戦の時から思っていましたが、内容結果含め尾形投手が1番安心して見てられます。

昨年、二軍の守護神を務めたこと、オスナ投手とのウエイトトレーニングで球速が向上したこと。

様々なことが合わさって自信がみなぎっているように見えます。

初球から簡単に変化球でストライクが取れるので、そこが一番です。

一軍でどのポジションに落ち着くのか今から非常に楽しみです。

大竹風雅

大竹風雅投手は1回無失点の投球でした。

全17球の内、ストライク10ボール7

印象としては「分かりやすい」です。

高めのストレートで空振りが奪えて、フォークでも空振りが取れる。

ただカウントが悪くなるとストライクを置きにいってヒットを打たれる。

よってカウントが悪くなる要因を排除することがまずは大切になります。

具体的にはカーブのストライク率

今回投げたカーブ3球の内、ストライクが取れたのは1球だけでした。

いつでもストライクを取れるようになると、首脳陣からの評価がぐんと上がります。

村田賢一

村田賢一投手は1回無失点の投球でした。

全13球の内、ストライク10ボール3

印象としては「先発しかない」です。

いつでもストライクが投げれる。

そしていつでもボールが投げれる。

キャッチャーの意図するところへ投げることができるので、大崩れする想像がつきません。

1つ気になるとするなら出力の部分

NPBの選手と対峙した時に簡単に弾き返されるかどうか。

ある程度甘めのゾーンでも勝負できるようであれば、先発陣の一角に収まってほしいと強く思います。

マイロン・フェリックス

マイロン・フェリックス投手は1回1失点の投球でした。

全16球の内、ストライク10ボール6

印象としては「惜しい」です。

最速160キロの速い球があって、本来なら前に飛ばすことも難しいような投手。

それでも前に飛ばされるということは何かしらの理由があります。

1つ言えるのは初球をボールで入るパターンが多いこと。

この試合で対戦した4名の打者の内、3名に対してはボールからのスタートでした。

対戦する打者にとってはストレート一本に絞れるので、どれだけ速くても対応が可能になります。

よってストレートで必ずストライクを取れるようになるだけでも、フェリックス投手の見方が180度変わります。

ストレート2球で追い込み、変化球もしくはストレートで三振。

こんな簡単な配球で抑えられるようになります。

岩井俊介

岩井俊介投手は1回無失点の投球でした。

全10球の内、ストライク8ボール2

印象としては「もったいなく見える一球」です。

先頭打者に対してたった2球で追い込み、3球目にセンター前ヒット。

どんな意図があったか分かりませんが、これをやられると首脳陣は安心して1イニングを任すことができません。

次回以降の課題になったので、個人的には良かったと思います。

球の質自体は素晴らしいものがありました。

ストレートも変化球もゾーン内に集め、打者としっかり勝負ができています。

得意球種のスラーブは打者が見逃すパターンが非常に多いので、かなりキレが良いです。

NPBの選手にどれだけ通用するのか非常に楽しみです。

斗山ベアーズ戦

ホークスA組対斗山ベアーズは6-1でホークスA組が勝利しました。

有原航平

有原航平投手は1回無失点の投球でした。

全7球の内、ストライク5ボール2

印象としては「さすがエース」です。

先頭打者を出しても全く慌てず、次の打者で注文通りのゲッツー。

まだ開幕に向けてまだ時間はありますが、調整は順調です。

東浜巨

東浜巨投手は2回1失点の投球でした。

全26球の内、ストライク20ボール6

印象としては「順調そのもの」です。

斗山ベアーズ打線が明らかにストレートへの対応が良いという部分で、インコースの球をうまく打たれて長打にされる場面がありましたが全体的にはまとまっていました。

球数も2回で26球なので良い感じです。

ただ、1つ気になるのが、意図せず真ん中にいってしまった球が2球程度あったことです。

球威で勝っている時は真ん中でいいかもしれませんが、勝負所で一球に泣くというという可能性を私は感じました。

そこは次回以降で修正が必要です。

カーター・スチュワート

カーター・スチュワート投手は2回無失点の投球でした。

全43球の内、ストライク25ボール18

印象としては「中継ぎの方がいいかも」です。

スチュワート投手は2023年度に先発としてプチブレイクしました。

その時からずっと思っていますが、彼は中継ぎの方が活きます

制球は一時期に比べると上がったとはいえ、それでも明らかに他の投手に比べてストライク率が悪く、いつもいっぱいいっぱいな投球です。

NPB選手はただでさえ粘り強い打者が多いので、今日の登板よりも1イニング当たりの球数は増えます。

最高にうまくいって7回までで、8回以降はとても投げられそうには見えません。

球の質は球界トップクラスであることに間違いないので、1イニングを全力で投げ続けたらとんでもない成績を残しそうな気はします。

大関友久

大関友久投手は2回無失点の投球でした。

全33球の内、ストライク22ボール11

印象としては「配球が変わって良くなった」です。

6回表は13球、7回表は20球。

井上選手のサードゴロエラーが無ければ、6回表は13球、7回表は16球。

球数自体は7回表の方が多かったです。

それでも6回より7回の方が良い形で投球できていました。

7回からマスクを被ったキャッチャーの海野選手

彼が試合に出ていない間、斗山ベアーズ打線を分析する中で「ストレートへの対応が総じて良い」ことに気が付きました。

東浜投手が長打を喰らった球もインサイドのストレート。

6回の大関投手も真っすぐをヒットにされていました。

そこで、真っすぐを見せ球にして変化球をストライクゾーンに投げ込む配球にガラッと変えました。

それがバッチリハマり、面白いようにアウトを積み重ねます。

最後の打者に対してはその配球さえも逆手に取り、外のストレートで空振り三振

大関投手の良さを存分に活かしたリードでした。

大関投手は本来、ストレート狙いの打者であってもストレートで押し込めるぐらいの球威を持っている投手です。

まだまだ出力は上がります

長谷川威展

長谷川威展投手は1回無失点の投球でした。

全12球の内、ストライク10ボール2

印象としては「最高の投球」です。

2/24の楽天モンキーズ戦は尾形崇斗投手

そして2/25の斗山ベアーズ戦は長谷川威展投手

今年の中継ぎのキーマンはこの25歳コンビな気がしてます。

2投手共に打者をこれでもかという程、圧倒しています。

長谷川投手はスライダーだけでも横滑りさせたり、縦に落としたりと変幻自在な投球を披露しました。

たまに投げるストレートは140キロ台中盤が出ていてかなり差し込んでいました。

コントロールが完璧ではない所も強みに働いています。

バント練習の際に牧原選手に当てたり、この試合では引っかけて右打者の足を動かしたりと、右左関係なくいつでも当てそうな雰囲気があります。

だからこそ打者は踏み込むことが出来ず、外スライダーや外の真っすぐが遠く感じます。

古川侑利

古川侑利投手は1回無失点の投球でした。

全10球の内、ストライク6ボール4

印象としては「高めのストレートに力アリ」です。

ストレートは高め、変化球は低めにコントロールしようとする姿勢が見られました。

低めに制球したかった変化球が真ん中にきて、二塁打を許した場面がありましたが、全体的には強い球で押し込めていました。

フライアウトもしくは三振が理想という投球でしっかり三振、フライアウトを取れていたのでやりたいことはできていたのかなと思います。

古川投手はどの登板でも球数少なく1イニングを終えることができ、テンポがかなり良いので中ロングもしくは先発に挑戦してほしいと思わせる投手です。

野手

野手は2試合(楽天モンキーズ、斗山ベアーズ)の主な成績を表にまとめました。

まだたったの2試合なので長い目で見ましょう。

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