6回に渡って行ったホークスのドラフト予想。
今回はその総括を行っていきます。
まだご覧になってない方はこちらからご確認ください。
獲得予想選手
まず獲得予想した6選手をまとめてみました。
- 武田 陸玖(山形中央)
- 藤田 淳平(徳島インディゴソックス)
- 宮崎 一樹(山梨学院大)
- 東恩納 蒼(沖縄尚学)
- 森田 駿哉(Honda鈴鹿)
- 中澤 恒貴(八戸学院光星)
左の先発候補が武田投手、藤田投手、森田投手の3名。
右の先発候補が東恩納投手の1名。
右の外野手が宮崎選手の1名。
右の内野手が中澤選手の1名。
左の野手が武田投手の1名。
高校生が武田投手、東恩納投手、中澤選手の3名。
大学生が宮崎選手の1名。
社会人が森田投手の1名。
独立リーグが藤田投手の1名。
即戦力でピンポイントの弱点補強をしつつ、将来性も考えたバランスの良い指名予想ができていると思います。
ただ、この通りに進むとは到底思えませんが。
7巡目について
7巡目の指名についてですが、可能性は低いと思います。
川村選手、仲田選手など育成選手の支配下登録やFA,外国人選手の獲得。
ある程度枠を開けておかなければならないと考えると戦力外,退団選手は少なく見積もって15人は必要になります。
6巡目と7巡目で1人しか変わらないと思われるかもしれませんが、かなりの違いです。
ただ、それでも獲得したいと思う選手がいたら獲得を検討すべきです。
昨年も即戦力の捕手を獲得する予定は無かった中で、6位で吉田賢吾選手の獲得は英断だったと思います。
代わりがいない選手
今回の指名予想選手の中で、あえて代わりがいない選手を挙げるとするなら武田投手と宮崎選手の2選手です。
武田 陸玖(山形中央)
まず武田投手について。
武田投手ほどの実力を持った左投手は同世代にいます。
享栄高校の東松投手や横浜高校の杉山投手など。
投手としての総合力を考えると大阪桐蔭高校の前田投手が高校生の中では頭一つ抜けています。
ただ、投手だけでなく野手としてもトップクラスの才能を持つという点において比較できる選手は、
藤枝明誠高校の寺下颯真投手ぐらいです。
左投手に限るとオンリーワンです。
話は変わりますが、ホークスに今必要なものって何だと思いますか?
戦力、采配、若さ、いろんな考え方がありますが、私は「夢」だと思います。
勝っても負けても感情を揺さぶられない、ただ試合をしているだけの状況を脱却する必要があります。
チームのエース、そして打線の中心として活躍が期待される武田投手の加入はファンに新たな夢を与えます。
宮崎 一樹(山梨学院大)
続いて宮崎選手について。
センターを守れる守備力を持った右打ち外野手は今ドラフトで貴重な存在です。
左打ちならばいますが、右打ちでなければいけない理由がホークスにはあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
阪神の近本選手、楽天の辰己選手、ホークスの周東選手、牧原選手等センターを守れる選手というのは外野手の中でも限られてきます。
だからセンターの守備力が高く、且つセンターが打線の中心になっているチームは強いです。
柳田悠岐選手と秋山翔吾選手がタイトルを争っていた時期のホークスとライオンズがまさにそうでした。
宮崎選手は足の速さ、肩の強さ等、守備に関しては既にプロでもトップクラスです。
また、打撃に関しても大学3年次の22年秋には打率6割、ホームラン5本の活躍を見せました。
打撃守備走塁の総合的な能力を考えた時に、来年のドラフト候補と比較しても唯一無二の存在です。
外野手が左だらけのホークスにとって宮崎選手が獲得できるかできないかは大きな大きな問題です。
3位で取れないと判断すれば、2位もしくは1位での指名もあると思っています。
ドラフトの重要性
チームが優勝するためには何が必要かを考えた時に最も大事なのは選手です。
選手を育てて起用する監督コーチの役割も大事ですが、選手兼任監督でもない限り監督が試合に出ることはありません。
また監督コーチが考える戦術も大事ですが、
極論選手が勝手に打って投げて活躍してくれれば戦術は必要ありません。
そして選手がどんな経緯で入ってくることが多いかというとドラフトです。
ドラフトは資金力のあるチームが有利な制度ではなく、どのチームも平等に戦力補強が可能な制度です。
だからこそ、スカウトの質が問われます。
2023年のWBCで選ばれたホークス選手は近藤選手、甲斐選手、牧原選手、周東選手の4名。
近藤選手はファイターズで2011年ドラフト4位、
甲斐選手は2010年育成ドラフト6位、
牧原選手は2010年育成ドラフト5位、
周東選手は2017年育成ドラフト2位です。
ファイターズ出身の近藤選手を除くと全員育成出身です。
たくさんの育成選手の中から一軍に這い上がり、さらに実績を作って日本を代表する選手になった選手達は素晴らしいです。
ただ、ホークススカウトの評価が高かった支配下指名選手が日本を代表する選手になれていないという現実から目を背けてはいけません。
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