ホークス ドラフト4位予想

ホークス考察
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今回はホークスの2023年度ドラフト4位予想を行っていきます。

前回前々回をまだ見ていない方は、まずそちらをご覧ください。

ドラフト4位は投手か野手か?

ネタバレになりますが、ドラフト1,2位は左投手、3位は右の外野手という予想をしました。

バランスを取るならここで野手です。

ただ、私はここで高卒の右投手を取りに行くんじゃないかと予想します。

理由は3つあります。

  • 昨年高卒の右投手を支配下で獲得していない
  • 一昨年獲得した風間投手がまだ二軍ですら投げれていない
  • オリックスの強さの根源は高卒投手

ある程度、上位で弱点を埋められたならば、下位で爆発力を生むような選手を指名して良いと私は思います。

来年すぐに効果が出るわけではないですが、長期的に見て良かったと思える日がきっと来ます。

高卒投手の指名順位は分かりやすい

これからドラフト予想をしますがその前に質問があります。
皆さんは高卒投手の指名順位を分析したことはありますか?

分析したことは無くても、
「なぜ山本由伸投手が4位なんだ」
「なぜ平良海馬投手が4位なんだ」

こういう風に思ったことは誰しもあるのではないでしょうか。

これにはしっかり理由があります。

ポイントは球速と身長です。

球速150キロ以上,身長180cm以上
ここをよく見られています。

球速150キロ以上,身長180cm以上
ドラフト上位
球速150キロ以上,身長180cm未満

ドラフト中位
球速150キロ未満,身長180cm以上

ドラフト下位or育成
球速150キロ未満,身長180cm未満

育成orドラフト外

これに甲子園や国際大会での活躍、左投手の希少性等が評価に加えられます。

だから球速150キロ以上,身長180cm以上の投手は上位でないと獲得できません。

逆に考えると球速150キロ以上,身長180cm未満、または球速150キロ未満,身長180cm以上の投手はドラフト中位で獲得できるチャンスがあります

実際、平良投手と山本投手は球速150キロ以上,身長180cm未満の投手でした。

あとは目利きの問題です。

候補選手

大学,社会人進学を宣言した高校生投手と、球速150キロ以上,身長180cm以上の高校生投手を除いたドラフト候補の中で将来ホークスのエースを任せたい高校生右腕を探しました。

候補が多すぎて大変でしたが、頑張って6人に絞りました。

伊藤 幹太(至学館)

候補投手の中で最も制球力の高い投手が至学館高校の伊藤幹太投手です。

制球力に関しては、高校大学社会人を含めてNo.1です。
なぜなら、23年愛知県春大会の四死球率が驚異の0.18だからです。

6試合全てで先発し、四死球はたったの1でした。
こんな制球に特化した投手を私は見たことがありません。

因みに23年愛知県夏大会の結果がこちら。

5回,防御率1.80,被打率9.00,奪三振率12.60,四死球率0

チームは初戦敗退となったためドラフト前の大きなアピールとはなりませんでした。

それだけに4位まで残っている可能性はあります。

ホークスに入団し最速145キロのスピードが上がってくれば、
攝津投手以来の制球力の高いエースが誕生します。

坂井 陽翔(滝川第二)

滝川第二高校の坂井陽翔投手は王道の本格派右腕です。

186cm81kgの鍛え上げられた体から繰り出される最速149キロの速球が武器です。
高校No.1右腕の呼び声も高いです。

2023年兵庫県夏大会の結果がこちら。

26回,防御率2.08,被打率6.23,奪三振率7.96,四死球率3.46

この成績を見る限り、上位というより中位下位指名のイメージなので、獲得のチャンスはあります。

寺下 颯真(藤枝明誠)

藤枝明誠高校の寺下颯真投手は打者としても注目を集める二刀流投手です。

2023年静岡県夏大会の成績がこちら。

<投手>
25.1回,防御率0.00,被打率6.04,奪三振率10.66,四死球率2.13

<野手>

打率.667(21打数14安打),出塁率.696,長打率.826,1本塁打,2失策

投打共に文句なしの成績を残しています。

もし球速が最速150キロだったら間違いなく上位指名でしたが、最速146キロなので中位で獲得できる可能性はあります。

西村 昴浩(白樺学園)

白樺学園のエース、西村昴浩投手は2023年夏に急成長を遂げました。

元々奪三振能力には長けていたのが、2023年夏の大会で制球力も向上させました。

2023年北海道夏大会の成績がこちら。

35.2回,防御率1.26,被打率5.80,奪三振率10.85,四死球1.77

高校最後の登板となった試合で149キロを記録するなど出力も申し分ないです。

4位まで残っていたらラッキーです。

伊知地 晴(旭川志峯)

旭川志峯高校の伊知地晴投手は178cm75kgと細身の先発投手です。

最速149キロの速球もそうですが、大きく曲がる変化球を起用に操る印象です。

2023年北海道夏大会の成績がこちら。

18回,防御率1.50,被打率5.00,奪三振率11.00,四死球3.50

少々制球を乱す場面もありますが、曲がりすぎる変化球の制御に困っているだけで、制御できるようになると非常に面白い存在です。

今野 一成(古川学園)

古川学園の今野一成投手は第二の平良海馬投手を目指せる逸材です。

身長は170cmと小柄ながら、最速153キロの剛速球が持ち味です。
今年高校生の中で153キロは最高球速を誇ります。

ただ課題はコントロールです。

2023年宮城県夏大会の成績がこちら。

11回,防御率0.00,被打率3.27,奪三振率7.36,四死球率4.91

中継ぎであればそこまで気にすることはないですが、先発をするのであれば、制球力の改善は求められます。

東恩納 蒼(沖縄尚学)

沖縄尚学高校の東恩納蒼投手はコントロールが魅力の先発投手です。

大学進学が濃厚ということで一時は候補から外していましたが、
プロ志望届を提出したことにより再度候補に入れました。

U-18野球国際大会の結果がこちら。

11回,防御率0.00,被打率0.82,奪三振率10.64,四死球率0.82

圧倒的な投球を見せました。

縦に鋭く落ちるスライダーやカーブを織り交ぜて、打者に的を絞らせません。

最速が147キロ,身長が172cmという部分を除けば、
上位で指名されないことがおかしい投手です。

4位まで残っていたらもちろん獲得を検討すべきです。

個人的予想

今回挙げた投手は全員個性があって魅力的な投手なので、1人でも4位に残っていたら次世代エースとして獲得してほしいです。

6人全員を指名できる状況であれば、
個人的には東恩納蒼投手を推したいです。

投手としての総合力は現時点で彼がNo.1です。
地元九州の投手というところも考慮しました。

元中日の吉見投手のような元ホークスの攝津投手のような精密投球でファンを楽しませてくれることを期待してます。

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