2024/3/15、福岡ソフトバンクホークス対中日ドラゴンズのウエスタンリーグ開幕戦が行われました。
結果は4-0でドラゴンズの勝利です。
今回もこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については、目立った選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
村田賢一
村田賢一投手は5回1/3を投げ1失点の投球でした。
全92球の内、ストライク55ボール37。
印象としては「初先発と考えれば十分アピール」です。
初回と2回はプロ初先発の緊張からか制球を乱す場面がありましたが、徐々に落ち着いてきました。
球数が増え球威が落ちてきた6回に1点を失ったものの、試合を作ることはできていたと思います。
厳しい所で勝負しなければいけない場面と、甘い所でもストライクゾーンで勝負していい場面の違いがあり、見ていて安心感がありました。
5回表の先頭打者ロドリゲス選手に対する真ん中のカーブだけは、次回登板の反省点になります。
次回は今回のような緊張感もなく試合に臨めると思うので、少ない球数で、長いイニングを投げてもらえたら最高です。
彼が今シーズン一軍の舞台で必要になる時は必ず来ます。
松本晴
松本晴投手は2回3失点の投球でした。
全26球の内、ストライク12ボール14。
印象としては「制球に苦しむ」です。
6回途中のピンチで登板したその時から、今日の調子が怪しいとは思っていました。
ピンチなのにストレートが真ん中に集まっていました。
球の力で上回り何とか凌いだものの、回跨ぎ後も制球を修正できなかったです。
ただ、最後対戦した岡林選手とビシエド選手への投球は、内外厳しい所へ制球できていたので良かったです。
何度も言っていますが、松本晴投手はヘルナンデス投手等と中継ぎ左腕を争う形が合っているのではないでしょうか。
古川侑利
古川侑利投手は2回無失点の投球でした。
全23球の内、ストライク11ボール12。
印象としては「球の力は十分」です。
先日一軍戦で投げていた時も球の力は存分に見せつけてくれました。
今回もしっかりとストレートで押しつつ、ヒット0本で2回を無失点に抑えました。
正直、二軍でやることはほとんど無く、一軍の舞台でどれだけ精度の高い球を投げられるかが古川投手には求められています。
3/13巨人戦で落ち切らないフォークボールをホームランにされた場面がありましたが、今回は状態の良い上林選手からフォークで空振り三振を奪いました。
しっかり意識して投げることができています。
その上林選手の前の濱選手に四球を出してしまったのが少しもったいなかったです。
野手
この試合でのホークス選手の打撃成績がこちら。
柳町達選手のヒットは打球が一塁走者の佐藤選手に当たり、佐藤選手が守備妨害を取られ、セカンド内野安打となるラッキーヒットでした。
その他にもリチャード選手に2本、野村大樹選手に1本ヒットは生まれたものの、全体的に見ると中日投手陣に抑え込まれた形です。
この試合で一番良かったのは9回の野村大樹選手の打席。
追い込まれてから岩嵜翔投手の得意球種フォークボールを冷静に見極め、最後は四球をもぎ取りました。
こういったしぶとさは間違いなく野村選手に求められます。
守備ではイヒネイツア選手の華麗な身のこなしや、野村大樹選手のうまいハンドリングを見せつける場面がありました。
廣瀨隆太選手も初回にエラーをしたものの、すぐにビシエド選手の深い当たりをアウトにして挽回しました。
ただ、安定感という部分ではまだまだ伸びしろがあります。
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