3/15ホークス対ライオンズのオープン戦を見て思ったこと

ホークス考察
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2024/3/15、福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズのオープン戦が行われました。

結果は4-1ライオンズが勝ちました。

今回もホークス投手1人1人に注目していきます。

野手については、3月の一軍打撃成績を11試合分まとめて記録しています。

2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。

投手

有原航平

有原航平投手は4回2失点の投球でした。

全50球の内、ストライク31ボール19

印象としては「決め球が甘い」です。

正直よく4回まで投げ切れたと思うぐらい、真ん中の球が多かったです。

有原投手程の制球力があれば、もっと厳しいコースに投げ切れたはず。

試合後に小久保監督が有原投手に関して「体が重い」という発言をされていたので、おそらく万全の状態ではなかったのでしょう。

ただ、それだけではない気はしています。

開幕投手が内定している有原投手。

今年何回も対戦することになるライバル球団に対し、ガチガチの配球をする必要はありません。

真ん中でも勝負できる球はあるのか、相手打者が真ん中でも打ち損じる可能性が高い球は何か。

こういうことを試せるのは今だけです

そう考えると、そこまで心配することは無いと思います。

岩井俊介

岩井俊介投手は1回無失点の投球でした。

全36球の内、ストライク25ボール11

印象としては「変化球多め」です。

死球が2個も出てしまい、インコースに投げにくくなった影響で、真ん中から外寄りのスラーブを栗山選手と外崎選手に打たれてしまいましたが、全体的には良かったです。

2イニング投げたので、完全に中継ぎではなく「半先発」のようなイメージでストレートと変化球をバランス良く織り交ぜながらという投球に見えました。

1イニングであればもっとストレートで押しても良かったと思います。

多少甘く入ってもファールが取れていたので。

外崎選手は2球連続で投げたスラーブの2球目に対応してきたので、レギュラーシーズンに入ってから彼に対する細かい制球力は間違いなく求められます。

渡邊佑樹

渡邊佑樹投手は1/3回無失点の投球でした。

全12球の内、ストライク5ボール7

印象としては「アピールならず」です。

数少ない一軍登板のチャンスで生命線となる左打者にクリーンヒットを許しました。

それだけでなく死球を2個も記録するなど制球を乱しました。

渡邊投手は今年29歳で、古川投手と並び育成投手最年長

並々ならぬ思いの中で、より厳しい所を攻めにいった結果だと思います。

気持ちはすごく感じました。

ただ一軍の舞台で輝くためには、特にスライダーの制球力をもう一段階上げる必要があります。

津森宥紀

津森宥紀投手は1回無失点の投球でした。

全14球の内、ストライク9ボール5

印象としては「メンタルが強い」です。

球の力強さはまだまだ上がっていきますが、まだ完全じゃない状態でも戦う気持ちの高さを感じました。

「困ったら真ん中」

杉山投手が今年から身につけたメンタリティーを津森投手は常に持っています。

回跨ぎ後の先頭打者金子選手に甘い高めのストレートをセンター前に運ばれるも、そこから変に修正しようとせず平然と投げ続けました。

スライダーも結構甘いところへいっていたので修正が必要ですが、修正は登板後にすればいいことです。

開幕までまだ時間はあるので調整してくれると思います。

杉山一樹

杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。

全14球の内、ストライク11ボール3

印象としては「変わりすぎて怖い」です。

人間ずっと同じことを続けるのは大変。

それなのに今年の杉山投手はずっと同じことを繰り返しています

もちろん良い意味で。

打たれても気にせず、ど真ん中にストレートを投げ込む。

余裕が出てきたら、変化球を挟み球を散らしていく。

杉山投手はそれで良いんです。

レギュラーシーズンに突入してからも同じメンタルで投げ続けていけば、例え調子が悪い日があっても、後ろで守っている野手陣が助けてくれます。

自分で全て解決しようとすれば、今までのように自滅を繰り返すことになります。

野手

3月のホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/3/15時点)

牧原選手と三森選手の打撃成績が同じくらいになってきました。

これまでは「打、走」の三森、「守」の牧原だったのが「打」で同じくらいになると、優先されるのは牧原大成選手になってきます。

また、仲田選手と川瀬選手の内野ユーティリティー争いも熾烈です。

仲田選手は3月に入ってから、当たりが止まっているので今がまさに正念場です。

さらに、開幕センターは周東選手が筆頭と言われていますが、川村選手緒方選手も少ない打席数で結果を残しているのでまだまだ分かりません。

今後の結果次第では開幕センターが川村選手になったり、シーズン途中に緒方選手がレギュラーを掴んだりと様々な可能性が考えられます。

そういう争いの中で周東選手の打撃の安定性が増すと、チーム力はさらに向上します。

サード争いには更なる刺激を持たせるために、そろそろ二軍からあの男がやってくるかもしれません。

怪物リチャード選手です。

2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。

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