2024/9/28、福岡ソフトバンクホークス対広島東洋カープの二軍公式戦が行われました。
結果は3-2でホークスが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、9月二軍打撃成績一覧も載せてます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
三浦瑞樹
三浦瑞樹投手は7.2回無失点の投球でした。
全97球の内、ストライク60ボール37。
印象としては「ピンチに強い」です。
一般的な投手はピンチになればなるほど焦って自分の投球が出来なくなります。
ただ三浦投手に関してはピンチになればなるほど力を発揮します。
一軍で中継ぎ登板していた時も、四球やヒットでピンチを作りながらあと一本を許さない投球ができていました。
今回訪れたピンチは2回無死三塁と6回無死一二塁。
2回は低めに変化球を投げ切ってゴロを打たせ、6回も外角のチェンジアップでゴロを打たせました。
これで二軍防御率は1.60となりトップ。
来年に向けて弾みとなる1年になりました。
これだけの数字を残しているので、個人的には一軍で一回ぐらいは先発の機会を与えてほしかったなと思います。
少なくとも9/28に一軍で先発した東浜投手よりは状態が良かったはずです。
三浦投手が一軍で先発するよりも二軍で防御率のタイトルを取りたいと言ったのであれば話は変わってきますが、一軍よりも二軍を優先する投手なんて存在しません。
田浦文丸
田浦文丸投手は0.0回2失点の投球でした。
全11球の内、ストライク8ボール3。
印象としては「うまく打たれた」です。
3連打を喰らい、1つのアウトも取れずに降板した田浦投手。
打たれた球は全てうまく打たれてます。
切り替えるしかないというのが正直な感想です。
連投していたことによって、中村選手と佐藤選手は2日続けての対戦となりました。
それによって球の軌道を意識しやすかったという部分もあるのかもしれません。
球の強さがあればうまく打たれるということも少なくなるので、もっと球の強さを追い求めて欲しいなと思います。
鍬原拓也
鍬原拓也投手は0.1回無失点の投球でした。
全4球の内、ストライク3ボール1。
印象としては「巧くいなす」です。
1点差、2死二塁の重要な場面で登板した鍬原投手。
仲田選手を抑えて火消しに成功しました。
仲田選手はマン振りをする強打者。
おそらく真っすぐ一本で待っていたでしょう。
そんな打者に対して、鍬原投手が投げたのは4球全てスライダー。
ストライクゾーンのスライダーでカウントを取り、最後はボールゾーンに逃げるスライダーで空振り三振。
経験の差を見せつけました。
中村亮太
中村亮太投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク9ボール3。
印象としては「カーブとシンカー」です。
中村投手は現在二軍で無双中。
ストレート少なめでカーブ&シンカー多めの配球がバッチリハマってます。
ホークスにはストレートでゴリゴリ押すタイプの右投手が多いので、中村投手のような変化球投手は異質な存在です。
中村投手がホークスで活躍できるようになれば、スピードがそこまで出ない投手にとっては希望の星になります。
以前は大竹耕太郎投手がスピードが出ないという理由だけでリリースされて、阪神で大活躍という事例がありましたが、中村投手もそのパターンになる可能性はあります。
個人的にはホークスで花開いてほしいですが、今オフの去就はどうなるでしょうか。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/28時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、リチャード選手、渡邉陸選手、仲田慶介選手の3名。
リチャード選手は4打数2安打(単打2)
彼のバットが止まりません。
この打ちまくっている今の打撃の感覚を忘れないで欲しいです。
この感じで一年間やれたら、一軍でもある程度の数字は残るはずです。
断言します。
リチャード選手が今オフに戦力外・トレード・現役ドラフト等でホークスを去ることはあり得ません。
(あー言っちゃったよ。)
渡邉選手は4打数2安打1打点(単打1、二塁打1)
9/21以来のスタメン抜擢に応えました。
本来は二軍で正捕手として活躍し、一軍の正捕手も狙えるぐらいの素質を持った選手。
ただ今季はその期待に応えることができていません。
今季だけの成績だけを見ると、育成選手になるか、現役ドラフト・トレードに出されるか、戦力外になって他球団に移籍するかの3択になってしまいます。
育成選手になるパターンであればまだ良いですが、他球団に出ていかれるパターンだけは個人的に何としても避けたいところです。
2022年の豪快な打撃が忘れられないからです。
仲田選手は3打数2安打(単打1、二塁打1)
遂に9月の二軍打率が.424まで到達しました。
リチャード選手との月間MVP争いに最後まで注目が集まります。
多くのポジションを守りながら、これだけの数字を残すとなれば、非常に起用がしやすいです。
どのポジションでもレギュラーを掴めるようにこのままアピールを続けるだけです。
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