2024/9/21、福岡ソフトバンクホークス対くふうハヤテベンチャーズ静岡の二軍公式戦が行われました。
結果は2-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、9月二軍打撃成績一覧も載せてます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
三浦瑞樹
三浦瑞樹投手は6回1失点の投球でした。
全87球の内、ストライク60ボール27。
印象としては「踏ん張った」です。
全ての球を完璧なコースに制球することはできませんでしたが、勝負どころでは投げ切り最少失点で抑えることが出来ました。
特に6回は今季限りで引退する福田秀平選手に高めのストレートを捉えられこの試合最大のピンチ(1死二三塁)を迎えるものの、渡邉陸選手のブロッキングや三森大貴選手のファインプレーにも助けられ無失点。
QS(6回3失点以内)を達成することが出来ました。
三浦投手は昨年までのホークスであれば、一軍でも先発していたでしょう。
ただ今年のホークスはどちらかというと中継ぎの方が手薄なので、一軍では中継ぎで実戦経験を積むことになりました。
来年は一軍で先発をできるように、1球1球の精度を少しづつ上げていきたいところです。
中村亮太
中村亮太投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク10ボール5。
印象としては「三者連続三振」です。
真っすぐは見せ球に、基本はカーブとシンカー。
これがバッチリハマり、三者連続三振という結果を出すことが出来ました。
中村投手は新たな投球スタイルを確立しつつあります。
そろそろ一軍首脳陣も彼を一軍で見てみたいと思っている頃ではないでしょうか。
もちろんストレートの球威で押せるようになれば王道の投球スタイルになるかと思いますが、今の球威であれば変化球中心のスタイルの方が抑える確率は高いです。
田浦文丸
田浦文丸投手は1回無失点の投球でした。
全8球の内、ストライク6ボール2。
印象としては「省エネ投球」です。
内外投げ分けて打者を抑えていきました。
甘く入ったのは増田選手に対する初球のスライダーだけ。
制球を乱すことは無かったです。
ここから田浦投手が再び一軍に上がるためには球威の向上が欠かせないと思います。
和田毅が中継ぎ調整を始めている中で、和田投手と田浦投手の球威を比べると良いのは明らかに和田投手。
誰かが二軍降格となった時の、一軍昇格の一番手にはなれていません。
スライダーだけでなくストレートでも空振りを奪えるようになれば、一軍に上げてみようかとなるはずです。
和田毅
和田毅投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク10ボール3。
印象としては「中継ぎとして戻ってくる」です。
いきなり対戦したのが登場曲としてタマシイレボリューションが流れながら打席に入った福田秀平選手。
結果は全球ストレート勝負で空振り三振。
和田投手の勝ちです。
その後、倉本選手にはスライダーをライト前に弾き返されたものの、最後は篠原選手をチェンジアップで空振り三振。
1イニングの中で様々な球種を投げて調整できました。
和田投手はホークス先発陣の中で立ち上がりが得意な投手。
実は中継ぎ適正が高いです。
無駄な四球も出さないので、もっと言えば守護神も向いてます。
ここ最近の和田投手の投げてる球や、和田投手の表情を見る限り、充実感が漂っています。
藤井投手、松本投手、津森投手等、主戦投手が離脱して苦しんでいるチーム状況で和田投手が救世主となるかもしれません。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/21時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、三森大貴選手と仲田慶介選手の2名。
三森選手は4打数2安打2打点(単打1、三塁打1)。
正直、この試合は三森選手デーでした。
打っては8回裏に決勝の2点タイムリー。
守ってはファーストで好守備連発。
1回表、ダウンズ選手の難しいショートバウンド送球を好捕。
6回表、一塁線に抜けそうな当たりをダイビングキャッチで捕球。
仮に抜けていたら2点入っていました。
たまたまこの試合は5番打者として活躍しましたが、現在一軍では5番打者に苦労しているので、彼がそのまま5番にハマる可能性もあるのではないかと想像します。
仲田選手は3打数2安打(単打2)。
詰まりながらのヒットやコースヒット等、完璧な当たりではありませんが、仲田選手らしい泥臭いヒットです。
これで9月の打率は4割に乗せ、もう一軍首脳陣も意識せざるを得ない選手になってきました。
仲田選手が次に一軍へ上がる際は、守備固めとしてではなく「スタメン候補」としてです。
今回はレフトでしたが、内外野様々なポジションを守って調整を進めており、どこでも出れる状態になってます。
守備では三森選手に加え、渡邉陸選手と廣瀨隆太選手も存在感を放ちました。
渡邉選手は、2回にワンバウンドする変化球を取って二塁送球し盗塁を阻止。
6回1死二三塁のピンチでは、絶対に後ろに逸らしてはいけない場面で見事なブロッキング。
あとは打つだけです。
廣瀨選手は6回に華麗なランニングスロー。
当たり前のように魅せました。
こちらもあとは打つだけです。
ある程度は打っていますが、一軍に上がる程の成績は残せていません。
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