2024/9/12、福岡ソフトバンクホークス対オリックスバファローズの二軍公式戦が行われました。
結果は4-3でホークスが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、9月二軍打撃成績一覧も載せてます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
前田悠伍
前田悠伍投手は6回3失点の投球でした。
全96球の内、ストライク60ボール36。
印象としては「最低限試合を作る」です。
今回の前田投手は序盤に3点を失うなど苦しい投球が続きました。
打たれた球に関しては、決して甘い球ばかりではありません。
うまく打たれてます。
1週間前の対戦では、前田投手が8回112球無失点の素晴らしい投球。
さすがに2回連続でやられたくないというバファローズの意地です。
ただ、打たれたとはいっても、大崩れしないのが前田投手。
QS(6回3失点以内)は達成しました。
前田投手の課題は「球威だけ」なので、そこを克服さえすれば一軍で活躍する投手になれます。
今や球界を代表する投手となった髙橋宏斗投手と宮城大弥投手の高卒1年目の二軍成績がこちら。
髙橋宏斗投手 14試合,34.2回,防御率7.01
宮城大弥投手 13試合,59.2回,防御率2.72
そして9/12終了時点での前田悠伍投手の二軍成績がこちら。
前田悠伍投手 11試合,57.1回,防御率2.04
髙橋投手や宮城投手よりも前田投手の方が1年目の成績は良いです。
髙橋投手、宮城投手は2年目から一軍で本格的に投げ始めたので、前田投手も2年目から一軍の先発ローテに入ってくれそうな気がします。
鍬原拓也
鍬原拓也投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク7ボール4。
印象としては「佐藤航太選手に助けられた」です。
安打と犠打で2死二塁のピンチを作られ、福田選手には甘く入ったストレートを捉えらえライト前ヒット。
ここでライトの佐藤航太選手が見事なバックホームで二塁走者をアウトにしました。
鍬原投手の投球内容としては良いとは言えません。
あの場面は1点も許したくない場面だったので、四球はオッケーぐらいの気持ちでコースにしっかり制球する必要がありました。
今回の登板を次回登板に活かしてもらいたいです。
渡邊佑樹
渡邊佑樹投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク8ボール6。
印象としては「ストレートで押し込む」です。
野口選手には死球で出塁を許したものの、後続は抑えて無失点。
甘い球はありましたが、球威で押せてファールが取れていました。
ストレートに打者が差し込まれると、チェンジアップやスライダーはより活きてきます。
ホークスの中で完全に一軍に定着している左の中継ぎはヘルナンデス投手と長谷川威展投手の2名だけ。
日本人選手に限ると長谷川投手だけ。
左の中継ぎは非常に貴重です。
このままアピールを続けていけば、来季は30歳になるシーズンですが契約してもらえると思います。
古川侑利
古川侑利投手は1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク14ボール4。
印象としては「ストレートで押し込む」です。
走者がいない時でも、時折クイックを織り交ぜながら投球するなど、いろいろ試しながら抑えました。
ここ最近の古川投手は、結果だけでなく内容も良いです。
だから9回のマウンドを任されているという部分もあると思います。
最後のインコースストレートは完璧でした。
クビになるかもしれないと悲観的になるより、次はどうやって抑えようかと向上心を持って野球に取り組む方が結果が残るのは明らか。
古川投手のこの野球に取り組む姿勢は、若手投手に刺激を与えているはずですし、私自身も刺激を貰ってます。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/12時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのはリチャード選手。
3打数2安打1四球2打点(三塁打1、本塁打1)の活躍でした。
一軍を見据えて代打で出場したりスタメンで出場したりと様々な起用をされてますが、なかなか代打では結果を残せていません。
リチャード選手はスタメンでこそ活きる選手なのかなと思います。
ここ最近は打つ球と打たない球の見極めが出来ており、凡打の内容も非常に良いです。
あとはいつ一軍に呼ばれても良いようにこの状態をキープするだけです。
ダウンズ選手は守備範囲の広さもそうですが、お洒落なプレーが目立ちます。
確実性よりも併殺を取るために効率を重視したバックトス。
一二塁間の深い当たりに追いついてそこから強い球を送球できるフィジカルの強さ。
間違いなくメジャークラスの守備です。
コメント