MLBタンパベイ・レイズ所属のワンダーフランコ選手が未成年不適切関係疑惑で注目を集めています。
彼がメジャーでプレーできなくなった場合、日本球界入りも噂されています。
ホークスに加入する可能性がゼロではないということで今回は、彼がホークス打線に加わったらどうなるのかを考察していきます。
「もしホークスがあと1名外国人選手を獲得するならどのポジション?」というテーマで考察をしていますので、そちらも併せてご覧ください。
フランコ選手ってどんな選手?
フランコ選手を一言で表すなら、スーパースター候補。
20歳で11年総額1億8200万ドルの超大型契約を結んでいます。
これはメジャー昇格1年未満の選手としてはMLB史上最大の契約です。
右投げ両打ちで、ポジションは遊撃手。
内野手の華です。
22歳のシーズンだった、2023年度は112試合に出場し、打率.281,本塁打17,打点58,盗塁30,出塁率.344,長打率.475の好成績を記録。
来年にもメジャーリーグの舞台でトリプルスリーが狙えます。
23歳でトリプルスリーを達成できたなら、2回3回とさらにこの大記録を積み上げる可能性があります。
末恐ろしい選手です。
メリットだらけ
そんなフランコ選手がホークスに加入した場合、メリットだらけです。
柳田悠岐選手DH固定
まず大きいのが柳田悠岐選手をDHで固定できること。
柳田選手は2024年に36歳を迎えます。
143試合フル出場しようと思えばDHで出場するのが普通です。
また、柳田選手は明らかにDH出場時の成績が良いです。
DH時または守備時の2023年度成績比較がこちら。
しかし、守備が苦手なウォーカー選手の加入により守備に就く回数が増えることが予想されます。
ウォーカー選手の守備時とDH代打時の2023年度成績比較がこちら。
守備が苦手で、且つ明らかにDHの方が結果を残せるとなれば、ウォーカー選手をDHで起用するのが最適解のように感じます。
フランコ選手が加入すると、その最適解が変わります。
ウォーカー選手DH,柳田選手ライトでフランコ選手がそのままショートの守備に就くのも良し。
打線の厚みが増すので、あえてウォーカー選手を代打に回して柳田選手をDHで起用するのも良しです。
柳田選手は一年間DH出場すると全盛期並みの成績を残すかもしれません。
ウォーカー選手代打起用
ウォーカー選手の起用についてより深く掘り下げます。
ホークスの現在の支配下外国人選手がこちら。
オスナ投手、モイネロ投手、スチュワート投手、ヘルナンデス投手、ウォーカー外野手
この中で守護神のオスナ投手と、先発転向のモイネロ投手は確定。
外国人枠が4枠でフランコ選手のホークス加入を仮定すると残り1枠。
先発陣がしっかり整備されなかった場合、スチュワート投手が優先されます。
ただ先発陣がモイネロ投手と日本人投手でまかなえた場合、ウォーカー選手の一軍起用ができるようになります。
「右の代打」
終盤戦でホークスが勝ち切れなかった要因の一つがこれです。
甲斐選手に代打を送る選手の打力があまりに弱い。
もしこういう場面で勝負強い強打者がベンチに控えていたら、、、。
ただ、まずはスタメンをしっかりしなければならないのは大前提です。
正直、泉圭輔投手,高橋礼投手の2投手を放出してまで獲得した大切な右の強打者、ウォーカー選手を起用しないのは現実的に考えられません。
ショートの若返り
ホークスの正遊撃手は今宮健太選手。
2024年には33歳を迎えます。
そろそろ世代交代を図りたい中で、なかなか次の世代がアピールしきれていない状況。
その状況をフランコ選手が一変させます。
フランコ選手は2024年に23歳を迎えるということで、今宮選手とは10歳も離れてます。
もちろん野村勇選手や川瀬晃選手等、次期正遊撃手候補の選手よりも4歳以上若いです。
さらにメジャーリーグでもトップクラスの有望株。
労せずして、一気に世代交代が図れます。
宗山ドラフトからの撤退
前項で述べたように、フランコ選手加入によってショートの若返りを図れます。
若返りを図ると何が起こるかというと、宗山ドラフトから撤退できるようになります。
20年に1人の逸材と称される明治大学の宗山塁選手。
ホークスは20代前半の遊撃手が育っていないということで、イヒネ選手の成長を待ちつつも、宗山選手のドラフト1位指名は十分考えられる話です。
宗山選手の重複指名は間違いありません。
そこで抽選を外した場合、これからも今宮選手に頼るのか、それとも誰かをショートにコンバートさせるのかと様々なことを考えなければならなくなります。
フランコ選手が加入した場合、そんなことで頭を悩ませる必要は無くなります。
イヒネ選手が順調に育った場合にポジションをどうするのかと、プラスの悩みが出てくるだけで、マイナスの悩みは一つもありません。
デメリット
フランコ選手がホークスに加入することでデメリットももちろんあります。
スキャンダルの危険性
未成年不適切関係疑惑の選手。
クリーンな印象を抱く方はほとんどいないでしょう。
彼が日本で問題を起こす可能性がゼロとは言い切れません。
もし問題を起こした場合、試合に出ることが出来ずチームに迷惑をかけることになります。
さらに、そんな選手をなぜ獲得したのかと、ホークスファンから球団の選手編成に批判が殺到するでしょう。
ただでさえ、山川穂高選手の獲得で球団の在り方が問われている状況。
選手としては素晴らしい。
でも人間性が不透明。
そんな選手を2名も獲得する度胸があるでしょうか。
フランコ選手が打線に入った場合の予想オーダー
フランコ選手がホークス打線に入った場合のオーダーを試しに考えてみました。
その前に、打線における「中軸、1番打者、下位打線、ベンチメンバー」の持論をまとめたので是非ご覧ください。
柳田選手が守備に就く場合とDHの場合とでスタメンを考えました。
このスタメンはあくまでも一例ですが、個人的には「柳田選手DH派」です。
理由は4つあります。
守備に就く場合は1番柳田が難しいが、DHだと1番柳田が可能になる。
柳田選手は3年連続で得点圏打率が3割を切っているため、中軸よりもチャンスメーカーとしての役割を期待したい。
これがまず一つ目。
スピードがあるためゲッツーの可能性が低く、長打力もあるフランコ選手を2番で起用できる。
これが二つ目。
熾烈な外野手争いに余裕が生まれる。
これが三つ目。
ウォーカー選手が代打陣に加わり、代打の層が厚くなる。
これが四つ目。
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