2024/8/25、福岡ソフトバンクホークスvs北海道日本ハムファイターズの一軍公式戦が行われました。
結果は5-3でファイターズが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては8月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
前日の試合よりは勝ちを拾える試合展開ではありましたが、ホークスは細かい部分でのミスが目立ち、なかなか流れを引き寄せることができませんでした。
逆にファイターズが隙を見せなかったという見方もできます。
昨季までのファイターズの大きな課題は二遊間の守備。
ここが大幅に改善されたことで、元々良かった打撃陣や投手陣がさらに際立ち今の順位があります。
この試合で攻守に大暴れした上川畑選手はまさにその代表格です。
ホークスはこのカードを1勝2敗の負け越し。
正直、これはお得です。
あれだけ清宮選手やレイエス選手が打ちまくっていたのにゲーム差が1しか縮まらなかったのですから。
何度も言いますが、初戦を勝てたのは非常に大きいです。
一日空けて8/27からはバファローズとの2連戦。
バファローズはもうホークスのことは見ずに3位狙いの先発ローテを組んできているので、宮城投手やエスピノーザ投手と対戦することはありません。
それでもタレント揃いのチームではあります。
8/27の予想先発はホークスがモイネロ投手、バファローズが田嶋投手。
モイネロ投手は前回登板の悔しさがある中での今回なのでやってくれるはずです。
投手
松本晴
松本晴投手は3.1回4失点の投球でした。
全68球の内、ストライク48ボール20。
印象としては「ファイターズ打線の調子の良さ」です。
松本投手は初回からファイターズ打線に捕まりました。
打たれた球は全て失投ではなく、寧ろ良いコースに投げているにもかかわらず、うまく捉えられました。
4回に本塁打を打たれた球も特別甘いコースでは無かったですが、レイエス選手の手が届くコースに投げてしまったのがもったいなかったです。
今のレイエス選手は、手が届きさえすればどこでも打てる無双状態に入ってます。
インサイドの厳しい球をもっと強気で攻めていく必要がありました。
低めのストライクっぽいストレートをボールと判定されて1つ四球を出しましたが、個人的に投球内容はそんなに悪くなかったと思います。
ただ次回先発登板がどうなるのかは分かりません。
大山凌
大山凌投手は1.2回無失点の投球でした。
全24球の内、ストライク15ボール9。
印象としては「頼もしい投球」です。
この試合をワンサイドゲームにしなかった大きな要因がこの大山投手の投球です。
松本投手がレイエス選手に本塁打を打たれ、さらに1死一二塁のピンチを作り降板。
ここで登板した大山投手は水野選手を初球で二ゴロ併殺に打ち取りました。
次の回にホークスは3点取りましたが、これは大山投手が作った流れでもあると思います。
そして、点を取った直後の回も水谷、万波、郡司、清宮、レイエスという強力な並びと対戦し、2死一二塁のピンチを作るものの無失点。
清宮選手にはボール先行カウントから球が甘く入りヒットを打たれましたが、最後のレイエス選手には1球も投げミスなく抑えました。
もしホークスがこの試合に勝利していたら、ヒーローは大山投手だったでしょう。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回1失点(自責点0)の投球でした。
全21球の内、ストライク15ボール6。
印象としては「切り替え」です。
自身の送球エラーによって1失点。
このミスは非常に痛かったです。
ただ、その後は切り替えて無失点で抑えたところに杉山投手の成長を感じます。
昨年までの杉山投手であれば、ここからさらに焦り四球を連発して降板してます。
取られたものは仕方ない。
次どう抑えるか。
この切り替えができていたからこその結果です。
津森宥紀
津森宥紀投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク8ボール2。
印象としては「清宮、レイエスを抑える」です。
杉山投手が先頭打者の上川畑選手にファーストストライクの内角ストレートを打たれたように、津森投手も先頭打者の万波選手に初球の外角低めストレートをヒットにされました。
正直、あの球を打たれたらどうしようもありません。
ただその後は、持ち味の強気な投球で打者を抑えていきました。
清宮選手への初球のスライダーは真ん中に入ったものの、待っていない球だったのか見逃してくれて助かりました。
万波選手の後の代打スティーブンソン選手の所で犠打でもされていたら、清宮選手やレイエス選手と対峙した時のプレッシャーはさらに大きかったと思います。
そういった意味では、普通に打席に立ってくれて助かりました。
長谷川威展
長谷川威展投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク8ボール4。
印象としては「完璧」です。
今回の投球内容は文句のつけようがありません。
この試合で当たっていた上川畑選手を3球三振。
松本剛選手も三振。
最後の伏見選手は2ボール1ストライクという打者有利カウントになるものの、そこから簡単に真ん中でカウントを取ることなく外角のスライダーを打たせて中飛。
今回投げたホークス投手の中で一番状態が良かったです。
次回はもっと良い場面で登板するでしょう。
野手
ホークス選手の8月一軍打撃成績がこちら。(2024/8/25時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今回は3~6番の中軸4名で11三振。
とんでもなく打線のストッパーになっていました。
さすがに中軸が打てないと、いくら下位打線が機能しても大量得点には繋がりません。
ただ人間なのでたまにはそういうこともあります。
次のカードで大爆発してくれるでしょう。
3回表の走塁については、小久保監督も触れられていたのでこれ以上言うことはありません。
それ以上にホークスファンの誹謗中傷まがいのネット投稿の方が気になります。
ぶつぶつ言いたくなる気持ちも分かりますが、その投稿は全世界の人の目に入るので、ある程度言葉は選んで発言してほしいなと思います。
これは、ほぼ毎日ネット投稿をしている私自身に対しての言葉でもあります。
そんな3回表があった中で3回裏の守備はお見事でした。
セカンド牧原大成選手は広い守備範囲を活かしたフライキャッチ。
レフト柳町達選手は風がある難しいグラウンドコンデションでスライディングキャッチ。
コーチのミスは選手がカバー。
選手のミスはコーチがカバー。
そうやって良い信頼関係に繋がります。
周東佑京選手はこの試合で4打数3安打1打点と大きくアピールしたので、次の試合からはまた1番打者として出場するのかなという気がしてます。
川瀬晃選手も1番打者として4打数2安打1打点と活躍し、正遊撃手の今宮健太選手に良いプレッシャーを与えてます。
コメント