2024/6/2、福岡ソフトバンクホークスvs広島東洋カープの一軍公式戦が行われました。
結果は5-3でホークスが勝利しました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては6月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
近藤選手に始まり、近藤選手で終わる。
そんな一戦でした。
カープは近藤選手のことを舐めているのでしょうか。
カード第2戦でも2死三塁の場面で勝負してくれましたし、今回も2死一塁の場面で勝負してくれました。
近藤選手がバットを振れば当たる所に投げようとするのがそもそも間違ってます。
ある程度のボール球なら打てる、そして狙って長打が打てる選手なので。
カープのあの場面の最適解は近藤選手を四球で歩かせることです。
近藤選手が2死一塁で長打を打つ確率と、2死一二塁で代打周東佑京選手がヒットを打つ確率、もしくは2死満塁で川瀬晃選手がヒットを打つ確率を比べた時に、近藤選手が長打を打つ確率が一番高いです。
調子等を諸々含めて。
それなのに勝負をしてしまった。
ホークスとしては本当にラッキーです。
ホークスはこれで同一カード3連勝。
この勢いでビジター6連戦に挑んでほしいところです。
まずは中日との3連戦。
投手力が非常に強いチームなので、対西武のように1回のチャンスを活かせるかが鍵になります。
投手
和田毅
和田毅投手は5回無失点の投球でした。
全87球の内、ストライク58ボール29。
印象としては「この内容で無失点は凄い」です。
初回から制球が定まらず、走者を溜める投球が続きました。
それでも要所を締める粘りの投球でホームを踏ませなかったです。
5回の三者連続三振の時はほぼほぼ投げたい所に投げられていました。
次回登板がおそらく中6日での登板になるので5回87球での降板となりましたが、ここから本来の投球が見られるのではないかと思わせるようなそんな投球でした。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は1回無失点の投球でした。
全21球の内、ストライク14ボール7。
印象としては「古巣との対戦」です。
藤井投手の調子としてはそこまで悪くないように感じました。
ただ、追い込んでからの低めのストレートを野間選手にセンター前に運ばれたり、低めのフォークを菊池選手にライト前に運ばれたりと、カープ上位打線の「巧さ」が際立っていました。
投げ切った上で打たれているので、ピンチを作ってからもそこまで心配は無かったです。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク8ボール1。
印象としては「怪物くん」です。
ゾーン内に強い球を投げとけば大丈夫。
そんな感じの投球でした。
打たれたら嫌だなとか、そんなこと一切考えず無心で投げ続けるその姿。
まさに怪物です。
津森宥紀
津森宥紀投手は1回無失点の投球でした。
全23球の内、ストライク17ボール6。
印象としては「栗原選手に助けられた」です。
先頭打者の矢野選手には、最後真ん中に入ったスライダーをうまく捉えられました。
このヒット性の打球をサード栗原選手がジャンプして捕球。
スローで見るとすんごい飛んでました。
この直後に秋山選手にヒットが生まれており、もし栗原選手のプレーが無ければ無死一二塁です。
ヘルナンデス投手がやられる前に津森投手が打たれる世界線もあったかもしれません。
栗原選手に感謝です。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回3失点の投球でした。
全24球の内、ストライク17ボール7。
印象としては「こういう時もある」です。
正直、田中選手の同点3ランが生まれるまで、大きな投げミスは1球もありませんでした。
田中選手に対する投球も全く問題ないです。
打った田中選手、そして出塁した小園選手、石原選手を讃えるべきです。
各打者がストレートに合わせていたので、スライダーの比率を増やしていたらどうだったか気になる所ではありますが、ヘルナンデス投手の強みはストレートなのでその球を打たれたら仕方ないです。
長谷川威展
長谷川威展投手は1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク9ボール9。
印象としては「真ん中から広げる」です。
秋山選手と野間選手に対しては初球を真ん中のストレートから入り、見逃しでストライクが取れました。
おそらく初見の投手で球筋を見ておきたいという心理だったと思いますが、結局甘い球はその2球だけ。
全ての球をコースにしっかり制球していました。
2死から菊池選手に対してボール先行となったところで無理してストライクを取りにいかなかったところも、冷静で素晴らしい判断でした。
野手
ホークス選手の6月一軍打撃成績がこちら。(2024/6/2時点)
近藤健介選手を中心にカープ3連戦は3連勝という最高の結果に終わりましたが、やはり4番山川穂高選手が打たなければ安定して勝ち続けるのは厳しいです。
中日戦から本来の打撃が戻ってくることを願ってます。
佐藤直樹選手は3打数1安打2死球で3出塁。
中村晃選手は2打数1安打1四球で2出塁。
柳町達選手は3打数2安打2打点。
途中出場の川瀬晃選手は1打数1安打、緒方理貢選手は四球。
主力の脇を固める選手もしっかりと機能してます。
この中から1人でもレギュラーと呼べる選手が生まれてくれたらと思います。
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