2024/5/1、福岡ソフトバンクホークスvs東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍公式戦が行われました。
結果は4-3でイーグルスが勝利しました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返り、次戦以降の戦い方を考察していきます。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
全体的な感想
この試合は先発の大関友久投手が試合を作れず、ホークスが勝つ確率はグッと下がりました。
さらに近藤健介選手のランニング本塁打未遂や、チャンスは作るもののあと一本が出ない流れの中で、7連勝中とは思えない負けムードを漂わせていました。
ただ、2選手の活躍によって最後まで楽しめる好ゲームになりました。
その2選手が石川柊太投手とリチャード選手です。
石川投手は5回から7回までの3イニングを無失点リリーフ。
リチャード選手は7回裏にこの試合チーム初得点となるタイムリー。
流れを変える投球&打撃でした。
ホークスの次戦は1日空けてベルーナドームでの西武3連戦、そしてみずほPayPayドームに戻ってきて日本ハム3連戦で計6連戦。
予想先発がこちら。
間違いなくタフな戦いが待ち受けています。
全て勝つのは流石に厳しいと思うので、せめて先発投手には7回以上投げてもらって連戦での中継ぎの負担を極力減らしてほしいです。
先発が7回まで投げたとしても、延長になれば結局中継ぎ投手をたくさん起用せざるを得ない状況になりますが。
投手
大関友久
大関友久投手は4回3失点の投球でした。
全79球の内、ストライク45ボール34。
印象としては「今季最悪の投球」です。
初回、先頭の小郷選手に低めのスライダーをライトフェンス直撃の二塁打にされ、浅村選手にはストレートを一発でセンター前に弾き返され出鼻を挫かれました。
大関投手の生命線となる球種をいきなりやられてしまった結果、大関投手としてはよりコースを意識して投げざるを得なくなりました。
コースを意識しすぎると四球が増えてしまうので、たまにはストライクを取りにいかなければなりません。
そのストライクを取りにいった球を辰己選手には捉えられました。
何から何まで悪い方に転がってしまったケースです。
大関投手にとって次の登板は非常に重要になります。
また今回のような投球をするのか、それとも長い回を投げて先発の役割を果たすのか。
一週間後に期待です。
石川柊太
石川柊太投手は3回無失点の投球でした。
全43球の内、ストライク27ボール16。
印象としては「流れを持ってくる投球」です。
楽天が小刻みに得点を積み重ね、逆にホークスはチャンスを作るもののあと一歩が出ない展開。
そんな時に石川投手のテンポの良い投球がホークスに流れを持ってきてくれました。
5回はたった7球で三者凡退。
6回はピンチを作るもギリギリのところで踏ん張る。
7回は粘られるものの16球で三者凡退。
石川投手といえば四球から崩れるイメージがありますが、そのイメージを払拭するかのように、どんどん甘めのストライクゾーンで勝負していきました。
7回に一時同点に追いつけたのは間違いなく石川投手の好投があったからです。
石川投手は中ロングを中心に結果を残し、外せない投手になりつつあります。
結果を残したから先発に戻すというよりは、この中ロングのポジションを自分の城にしてもらいたいです。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク8ボール2。
印象としては「最強の藤井投手」です。
フォークとストレートが甘く入る場面があったものの、それをファールにしてもらって助かりました。
ファールにしてもらったというより、球の力で押してファールにさせたのが正しい言い方かもしれません。
それぐらい球は走ってました。
フォークを投げ切れば空振りを奪えるのは当然のことで、藤井投手が良い時はストレートでも空振りが奪えます。
今回はしっかりそのストレートで空振りが取れていたので、最高の状態だったということです。
開幕直後の不調からは完全に開放されました。
オスナ
オスナ投手は1回1失点の投球でした。
全10球の内、ストライク8ボール2。
印象としては「ほとんど真ん中」です。
先頭打者の辰己選手の初球にいきなりど真ん中のツーシームを投げ込んだ時点で怪しい感じはしていました。
案の定、簡単にヒットを打たれ、小深田選手にはタイムリーを許しました。
今回対戦した打者の内、全球コースに投げ切れたのは小郷選手だけです。
150キロオーバーの速球があっても甘く入ったら仕留めてくるのが一軍の打者。
これから修正をかける必要があります。
ただ、開幕時と比べると出力は上がってます。
一歩ずつ階段を上っている最中なので、チームが困った時にオスナ投手の調子が完全に戻ってくれたら最高です。
野手
ホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/5/1時点)
リチャード選手が一軍で今季初スタメンの試合で3打数3安打1打点の活躍。
今季は二軍でも3安打の試合が一度も無かったので、一軍に上がっていきなりの結果はお見事としか言いようがありません。
師匠山川選手の存在が大きかったのでしょうか。
リチャード選手はこれから間違いなくスタメン起用が増えます。
右打ちで長距離を打てる選手は貴重な存在だからです。
まずは左投手先発時にリチャード選手、右投手先発時に栗原選手という起用をされながら、結果を残すと右投手でもリチャード選手、左投手でも栗原選手という風に変わっていくと思います。
次の西武3連戦は武内投手と隅田投手、その次の日本ハム3連戦では山﨑投手という好投手との対戦が予想されるので、リチャード選手はここで結果を残せばレギュラー獲りのチャンスが生まれます。
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