2024/4/2のホーム開幕戦の先発登板が内定していた和田毅投手が登板を回避。
ホークスは開幕ローテーション再編を余儀なくされました。
今回取り上げるテーマはそんなホークスの開幕ローテーションではありません。
3・4月の先発ローテーションの全体像についてです。
先発投手をどうやりくりしていくのかを私なりに考察していきます。
日程確認
3・4月のホークス一軍公式戦日程がこちら。
そして、対戦チームがこちら。
注目は2023年度にパリーグ三連覇を達成したオリックスバファローズ。
金土日に2回当たります。
開幕投手を含めた表ローテでどれだけ勝ちきれるかが、開幕ダッシュの鍵になってきます。
また、楽天以外は同じ先発投手が同月にぶつかることになるので、初対戦は嫌な印象を与える上でも非常に大事です。
エース有原航平は固定
開幕ローテーションの中で先発陣の軸は決まっています。
開幕投手の有原航平投手です。
彼はどんなに調子が悪くても、1年間ローテーションを回ってもらわなければなりません。
よって3・4月の先発ローテションに有原投手を入れ込むとこうなります。
4週連続で金曜日登板。
5週目の金曜日は試合が無いので、中5日か中7日で4/25(木)か4/27(土)の登板になります。
ただ5月は木曜日に試合が1試合しかありません。
反対に土曜日は試合がずっと続きます。
また、当然中5日の方が負担がかかるので、1年間フルで投げ切ってもらうことを考えれば、中7日の4/27(土)に先発する方が良いです。
裏ローテの頭
大事な大事な裏ローテの頭。
和田投手が登板を回避した火曜日は大関友久投手が務めることになりました。
つまりこうなります。
正直、大関投手が裏ローテの頭で良かったです。
- カード頭の火曜日は毎週試合があるので休むことはできない
- カード頭は長いイニングを投げる必要がある
和田投手が中6日の投球間隔を守りながら、6回7回を安定して投げるというのは現実的な話ではありません。
2023年シーズンは休み休みで投げながら、遂に平均投球回数が5を切りました。
大関投手にとってこのローテ再編は望むところだと思うので、是非自分の力でカード頭を守り抜いてほしいです。
水曜日&木曜日
開幕ローテーション通りにいけば、水曜日は東浜巨投手、木曜日は大津亮介投手なのでこうなります。
ここで注目なのが水曜日と木曜日には試合が無い週が1回ずつあるということ。
一回ローテを飛ばせるので、その間にローテ再編が可能になります。
また、5月に入ると木曜日に試合があるのが1試合だけ。
有原投手が4月27日の登板で土曜日に先発すると、5月以降に金曜日の枠が空く。
つまり簡単に言えば、様々なことが考えられます。
大関友久投手○&東浜巨投手○&大津亮介投手○
裏ローテの開幕ローテーションメンバーが全員良い投球を続けた場合そのままです。
ただ、調子が良く実績のある東浜投手を5月に入ってから表ローテの頭(金曜日)に持っていきたいとなれば、このパターンもあります。
大関友久投手×&東浜巨投手○&大津亮介投手○
大関投手が開幕ダッシュをうまく切れず、東浜投手と大津投手の状態が良かった場合はこうなります。
4月17日、4月25日に誰が投げるのか。
そして、5月の金曜日(カード頭)は誰に投げるのかが定まらなくなります。
つまり大関投手の役割は重要ということです。
石川柊太投手が4月17日、4月25日と結果を残してくれて、5月から金曜日で登板という形が一番可能性としては高いかなと思います。
大関友久投手○&東浜巨投手×&大津亮介投手○
東浜投手が開幕ダッシュをうまく切れず、大関投手と大津投手の状態が良かった場合はこうなります。
大津投手は先発転向1年目なので、カード頭というよりは楽な所で投げさせたいという思いがあります。
だから4月25日(木)を空けました。
4月25日に結果を残せば次は5月の金曜日に先発。
つまり表ローテのカード頭です。
この時に二軍で絶好調な投手がいたら先発のチャンスが訪れます。
実績を考えると、和田毅投手、石川柊太投手辺りでしょうか。
村田賢一投手、板東湧梧投手のような20代の投手に頑張ってもらいたい気持ちはありますが。
大関友久投手○&東浜巨投手○&大津亮介投手×
大津投手が開幕ダッシュをうまく切れず、大関投手と東浜投手の状態が良かった場合はこうなります。
東浜投手は5月から金曜日のカード頭に回るとして、4月24日(水)に空きが出ます。
5月に入ると水曜日は毎週試合が入っているので、ここで結果を残した投手は先発ローテーションに定着する可能性が高いです。
もちろん4月29日(月)に投げている投手が、最終的に水曜日に落ち着く可能性もあります。
土曜日&日曜日&月曜日
開幕ローテーション通りにいけば、土曜日はモイネロ投手、日曜日はスチュワート投手なのでこうなります。
金土日の表ローテ投手に関しては逃げ場がありません。
毎週試合があります。
だから4月途中にローテ再編となった場合は余程状態が悪かったということです。
スチュワート投手とモイネロ投手が争うのは4月28日にどちらが投げるかです。
4月の4週目、有原投手の次。
もし4月28日に投げれた場合、5月に入ってからもずっと中6日で登板を重ねることができます。
ただ、4月29日に登板した場合、月曜日登板は次の週までなので、そこから一回ローテーションを飛ばさなければなりません。
他の先発投手との兼ね合いでローテーションの一角に収まる可能性はありますが、中7日、中6日、中8日と調整が難しくなるのは確かです。
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