もしもソフトバンクとヤクルトがトレードするなら誰と誰?

プロ野球考察
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今回は「もしもヤクルトとトレードするなら誰と誰」というテーマで話を進めていきます。

前回のトレード考察記事はこちら。

ヤクルトとソフトバンクの特徴を洗い出し、どちらにもメリットになるようなトレードを考察していきます。

是非楽しんでご覧ください。

ヤクルトの2023年シーズン

2023年度のヤクルトは投打に苦しみました

三冠王の村上宗隆選手,正捕手中村悠平選手が成績を落とし、山田哲人選手は絶不調。

塩見泰隆選手は怪我。

2021,2022年は防御率2点台の先発の柱、高橋奎二投手が防御率4.60

2022年度防御率1.75のリリーフエース石山泰稚投手が防御率4.40

主要な選手の数字だけでもこれだけ落ちたので、5位まで順位が転落したのも頷けます。

チーム打率セリーグ5位、チーム防御率セリーグ6位でよく6位にならなかったなという印象です。

ヤクルトの強み

投打に奮わなかったヤクルトではありましたが、長打力という部分は健在です。

本塁打数123は12球団2位の数字です。

内野手では村上選手、山田選手、オスナ選手。

外野手では塩見選手、サンタナ選手。

本当にどこからでも本塁打が出る強力な打線です。

濱田太貴選手内山壮真選手といった若手のホープも着々と力を付けてきています。

ルーキーの澤井廉選手は18本塁打で二軍の本塁打王。

ヤクルトの新しい形の強力打線が見られる日もそう遠くないでしょう。

ヤクルトの弱み

ヤクルトの弱点は投手左打者です。

投手は特に先発投手

2023年度先発防御率3.95は12球団で圧倒的な最下位でした。

ここを何とかしなければ話になりません。

左打者が弱点というのは村上選手と青木宣親選手川端慎吾選手が大きく関係してます。

村上選手は将来的なメジャー挑戦の可能性。

青木選手は来年42歳の大ベテラン

川端選手は現在代打が専門ですが来年で37歳のベテラン

数年後も一軍の舞台でバリバリ活躍しているという保証は一切ありません。

長打力のところで名前を挙げた選手はほとんど右打者

村上選手以外だと澤井選手だけです。

青木選手や川端選手の後継者となる左の巧打者タイプの選手をかなり欲していることが予想されます。

ソフトバンクのチームの特徴

ホークスは中継ぎ左打者のチームです。

こちらの表をご覧ください。

2023年度スタメン試合出場数1位

こちらは2023年度ホークスのポジション別のスタメン試合出場数1位の選手達です。

右打者は甲斐拓也選手今宮健太選手だけ。

それ以外は全員左です。

そして、捕手のレギュラーに今最も近い20代の選手は左打ちの谷川原健太選手

遊撃手のレギュラーに今最も近い20代の選手も左打ちの川瀬晃選手

ヤクルトが欲する選手は山のようにいます。

また、中継ぎ投手に関しては、パリーグ1位の救援防御率2.68を誇ります。

ただ、中継ぎが良いといっても先発投手はヤクルトと同様に悪いです。

チームQS率38.5%は12球団ワースト

だから、大津亮介投手モイネロ投手を先発に転向させ、何とか先発の質を高めようと画策してます。

その分、中継ぎの質は少なからず落ちることになるので、そこをどう穴埋めできるかが今後の課題です。

具体的なトレード考察

ヤクルトは先発投手左打者を欲している。

ソフトバンクは先発投手右打者を欲している。

両者共に先発投手には苦労。

ヤクルトは右の強打者が豊富。

ソフトバンクは左の巧打者が豊富。

これらを踏まえると、考えられるトレードはヤクルトの右打者ソフトバンクの左打者になります。

具体名を挙げるなら濱田太貴選手柳町達選手です。

かなりの大型トレードです。

ヤクルトの外野陣

なぜこのようなトレードを考察したのか説明します。

まずヤクルトの外野陣について。

濱田選手が2023年度、自己最多の103試合に出場した大きな要因は塩見選手の怪我でした。

もし塩見選手が怪我をしていなかったらここまでの出場はできていなかったかもしれません。

2024年度のヤクルトの外野陣は怪我さえなければセンターの塩見選手ライトのサンタナ選手は確定。

レフトを大ベテランの青木選手を中心に大きな争いが繰り広げられます。

塩見選手もサンタナ選手も右打ちの選手なので、レフトの理想は左打ちです。

二軍で本塁打王の澤井選手は間違いなく注目されます。

同じ右打者の内山選手も本職は捕手ながら外野手として出場することを考えると、濱田選手が来年も同様に100試合以上出場するハードルは非常に高いことが考えられます。

ソフトバンクの外野陣

続いてソフトバンクの外野陣について。

柳町選手は不遇な扱いを受けている選手として有名です。

2023年度は2022年度の107試合を更新する、自己最多の116試合に出場しました。

ただレギュラーとしての扱いは一度も受けてません。

2023年度は開幕オーダーどころか開幕一軍にすら選ばれていなかったからです。

自分の力で二軍から這い上がり、結果を残してのキャリアハイです。

普通ならレギュラークラスの数字を残した翌年は少々我慢して使ってもらえます。

ただ近藤健介選手の加入によりまたゼロからのレギュラー獲りが始まりました。

2024年度も状況は同じです。

レフトの近藤選手、ライトの柳田選手は確定。

センターには足が使えるという部分で周東選手を中心とした起用が予想されます。

柳田選手がDHに回れば出場できるという考えになるかと思いきや、守備に多少不安のある右の大砲候補ウォーカー選手を獲得。

完全に逃げ場が無くなりました。

育成には川村友斗選手という次世代のセンター候補もいます。

例年通り、シーズン序盤はベンチを温めながら、誰かの調子が落ちてきたときに替えの利かない成績を残すところまで見えてます。

ただ本気で柳町選手のキャリアを考えた時に、このままホークスに居続けてもメリットが少ない気はします。

お互いにメリット

柳町選手の2023年度の出塁率は.375。

ホークスで100打席以上打席に立った選手の中では近藤選手、柳田選手の次に来るとんでもない数字です。

因みにヤクルトの青木選手の出塁率は.371。

ヤクルトに移籍したら、今のままでも青木選手の役割を担えます。

ヤクルト球団としては、青木選手が来年42歳で柳町選手が来年27歳なので、15歳も世代交代を図れることになります。

柳町選手からしても、大学時代慣れ親しんだ神宮の舞台で、調子が良ければすぐに試合に出られるヤクルトの環境は最高だと思います。

濱田選手の2023年度の長打率は.361。

ヤクルトで100打席以上打席に立った選手の中では8番目の数字です。

ただホークスだと5番目、右打者だと今宮選手の次に来ます。

濱田選手は来年24歳。

2023年度は貴重な右の外野手というところで正木智也選手が開幕のスタメンに選ばれたほどです。

若さも実績もある濱田選手が加入すればセンターの第一候補は周東選手から濱田選手に変わります。

Win Winの素晴らしいトレードになるのではないでしょうか。

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