2024年度のプロ野球開幕まであと8日。
オープン戦もあと3試合。
ここに来て、ようやく2024年型ホークス投手陣の全体像が見えてきました。
ということで今回は、私の独断と偏見で2024年度ホークスの開幕時投手メンバーを選んでいきます。
レギュラーシーズンは143試合あるので、この投手陣だけで戦い抜けるとは思っていません。
1年あれば調子の良い時期、悪い時期があります。
あくまでも開幕時です。
投手枠は何枠?
2024年度の主な選手枠は以下の通り。
- 出場選手登録 31名
- ベンチ入り 26名
- 外国人の出場登録 5名
ベンチ入りが26名ということで、例年の25名よりは1枠余裕があります。
2023年12月というかなり早い時期に、2024年ホークスの野手ベンチメンバーを考えていました。
そこでは野手のベンチ入り人数を16名と予想。
スタメン9名+ベンチ7名です。
仮に野手の人数を16名で固定すると、一軍出場選手登録が31名なので、投手枠は15名。
1週間に先発投手が6名先発すると残りは9名。
1週間を先発投手5名で回せる週は10名。
今回は先発6名中継ぎ8名抑え1名の15名で考えます。
先発
まずは先発6名から。
有原航平
有原航平投手はホークスの2024年度開幕投手。
開幕一軍は確定しています。
チームのエースとしてイニングを稼ぐことはもちろん、勝ち星や防御率にも拘ってほしいところです。
和田毅
和田毅投手はホークスの2024年度ホーム開幕投手。
開幕一軍は確定しています。
本来はカード頭ということで、長い回を投げることが求められます。
ただ和田投手は現在43歳の大ベテラン。
そして平均投球回数は、2019年以降6回を下回っています。
2023年度は遂に5回を下回りました。
そんな投手に長い回を計算するのは酷です。
とにかく5回まで0点に抑えることをコンスタントにできれば、十分戦力と言えるのではないでしょうか。
2024年シーズンは、和田投手にカード頭を任せないといけないチーム事情から脱却することが求められます。
東浜巨
キャンプからオープン戦にかけて一番調子の波が少なかったのが東浜巨投手。
開幕ローテーションには間違いなく入ってきます。
今年はストレートの球威が素晴らしく、直近の阪神戦では変化球の精度も上がってきました。
付け入る隙は現時点で全くありません。
今年はやってくれそうです。
大関友久
大関友久投手は2年連続100投球回の安定感を誇ります。
オープン戦でしっかりとした投球を披露しているので、開幕ローテーションは間違いないでしょう。
今年は背番号を42から47に変え、自身初の規定投球回を狙うシーズンになります。
モイネロ
中継ぎエースから先発に転向したモイネロ投手。
開幕ローテーションには確実に入ってきます。
中継ぎ時代よりも球速を落とし、その分長い回を投げれるようにシフトチェンジしました。
実際、3/17西武戦では100球を超えても出力は落ちませんでした。
これが上手くハマると、大きな戦力となります。
大津亮介
大津亮介投手、石川柊太投手、板東湧梧投手、スチュワート投手等が開幕ローテーションの最後の一枠を争ってきましたが、大津投手がその枠を掴むのではないかと私は予想します。
直近の登板内容が良すぎるからです。
常にストライク先行の投球ができるので、「対打者」との勝負に集中できる。
「真っチェ」という球種があまりにも効果的。
この投球を継続できれば、常に7回を100球程度でまとめることができます。
新たな先発陣の柱になる可能性を秘めた投手です。
<追記>
開幕ローテーション最後の一枠はスチュワート投手に決まりました。
中継ぎ
続いて中継ぎ8名。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は中継ぎ投手の中で一番状態は良いです。
開幕一軍は確定しているので、あとはどのポジションで投げるかですが、私は「8回の男」になるんじゃないかという気がしてます。
新球種の「大きく曲がるカーブ」はカウント球にも決め球にも使えます。
2022年度の55試合,防御率1.12に匹敵する、もしくは超える投球に期待です。
松本裕樹
松本裕樹投手は出力の部分でもう少しの部分があるものの、今年も計算できる投手の1人です。
開幕一軍は確定しているので、あとはどのポジションで投げるかですが、私は「7回の男」になるんじゃないかという気がしてます。
オープン戦では走者を出してからギアを上げて、球威制球が上がっていたので、おそらく自分の中で着々と調整は進んでいます。
開幕してから本来の松本投手が見られるでしょう。
又吉克樹
中継ぎ投手の中でコントロールNo.1の又吉克樹投手。
回跨ぎ、連投と調整を進めているので、開幕一軍は間違いないです。
あとはどのポジションで投げるかですが、又吉投手に関してはポジションを決めなくても対応できるところが唯一無二の良さだと思ってます。
例えば僅差で勝っていて、先発が走者を残して降板した5回や6回の重要な場面。
先発がイニングを稼げなくて、ロングリリーフが必要な場面。
こういった試合の流れがどちらに傾くか分からない時に、又吉投手の力が必要です。
長谷川威展
開幕メンバーの中で唯一の左投手になりそうな長谷川威展投手。
しっかりオープン戦で結果を残しているので開幕一軍は間違いないです。
起用法としては、いろいろ考えられますが、嘉弥真投手のような「左のワンポイント」になりそうな気がしてます。
正直、長谷川投手は右左どちらでも抑えられます。
また、細かい制球というよりも、球の強さで勝負する投手です。
勝ちパターンを担う投手が不調になった時は1イニングを任せるのも面白いです。
杉山一樹
中継ぎ一本に拘った杉山一樹投手。
彼も開幕一軍は間違いないです。
2024年シーズンは杉山投手にとってラストチャンスの一年。
キャンプから実戦登板は数多く、何度も何度も結果を残さなければなりませんでした。
そこで結果を残し続けたことによって、評価は高まり続けています。
起用法としては、「中ロング」になってくると思います。
ただ、そこでの結果が良ければ、勝ちパターンに入ってくる可能性も十分あるのではないでしょうか。
津森宥紀
2年連続50試合登板の津森宥紀投手。
調整が遅れていたものの、開幕にしっかり合わせてきたので開幕一軍は間違いないです。
起用法としては「6回もしくはピンチの場面」です。
勝ちパターン投手の状態次第では、7回8回の可能性もあります。
岩井俊介
2023年度ドラフト2位の岩井俊介投手。
彼も開幕一軍は間違いないと思ってます。
オープン戦では9回に彼を投げさせる場面もあり、将来的には守護神としての可能性もあるのではないでしょうか。
ただ今年の起用法となると、「負けている時、もしくは大差で勝っている時」の登板が濃厚です。
結果を残し続け、今シーズン中に大事な場面で投げられるようになれば最高です。
澤柳亮太郎
二軍では敵無しの澤柳亮太郎投手。
最後の中継ぎ枠には彼を推したいです。
オープン戦初登板となった3/19阪神戦では1回3失点と結果を残せませんでした。
ただ投げてる球は素晴らしく、フォークもカットもストレートも切れ味抜群でした。
あの時は阪神打線が好調すぎて、オスナ投手でも失点を許してしまっていたので仕方ない部分はあります。
起用法としては岩井投手と同様、まずは「負けている時、もしくは大差で勝っている時」の登板が濃厚です。
抑え
最後に抑え1名。
オスナ
ホークスの守護神はオスナ投手。
怪我さえなければここは不動です。
まだまだ出力は上がってきていませんが、これまでの実績を踏まえると、絶対に開幕に合わせてきます。
オスナ投手をセーブシチュエーションの場面で何回投げさせることができるかが、今年の最大のテーマです。
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