2023年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから育成七巡目指名を受けた徳島インディゴソックスの藤田淳平投手。
最速148キロの球速以上にノビを感じるストレートを主体に奪三振の山を築く本格派左腕です。
そんな藤田投手のプロ1年目に期待することが今回のテーマです。
三振が取れる先発左腕
藤田投手の武器はストレートです。
最速148キロと今ドラフトで選ばれた投手の中では決して速い方ではありませんが、なぜか打者のバットに当たりません。
その理由はボールの質にあります。
キレと表現されたり、回転数で表現されるものです。
和田毅投手や杉内俊哉投手のように、140キロ台前半でも打者を差し込むストレート。
その球があるからこそ、スライダーやカーブで完全に打者のタイミングを崩すことができます。
2023年度は19試合65.2回を投げ防御率1.51と無双したのも納得です。
この生命線となるストレートがプロの舞台でどこまで通用するのかは非常に注目です。
私は通用すると見込んでホークスがドラフト上位で彼を指名すると予想しました。
結果的に育成7位で獲得できたのはホークスとしてはラッキーです。
独立リーグ出身の育成ドラ7投手
藤田淳平投手と同様に独立リーグ出身の育成ドラ7投手を調査しました。
2010年ドラフト以降に絞ります。
2020 戸田懐生
2020年ドラフトで巨人から育成7位指名を受けた戸田懐生投手。
徳島インディゴソックス時代は2年目に大ブレイクし、MVP,ベストナイン,最多勝利,最多奪三振のタイトルを獲得。
プロ入り後は1年目に支配下登録を果たし、2年目にはプロ初勝利も挙げました。
現在は育成選手ですが、まだ23歳と伸びしろを感じさせる投手です。
2015 矢島陽平
2015年ドラフトで巨人から育成7位指名を受けた矢島陽平投手。
武蔵ヒートベアーズ時代の2015年度は53試合登板で防御率1.16の好成績を残しました。
プロ入り後は二軍で結果を残せず、2017年オフに戦力外通告。
現在は実家の梨農園を継ぎながらエンジニアとしてもご活躍されています。
藤田投手が目指すべき場所
藤田投手が目指すべきは先発陣の一角です。
1年目から勝負の年です。
藤田投手にとっては幸運なことにホークスは12球団で最も先発投手が足りない&高齢化が激しいチームです。
2024年度は特に枠が空いてます。
キャンプではC組スタートということで、キャンプ中にA組まで上がるのは厳しいかもしれません。
ただシーズン開幕後、三軍四軍で結果を残し、二軍でも結果を残すと、2023年の木村光投手のようにシーズン中の支配下登録は十分考えられます。
後半戦の先発が足りない時期に戦力として活躍し、2025年シーズンは開幕から先発ローテションの一角に。
これが藤田投手の1年目から2年目に期待することです。
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