今回は2024年度ホークスのベンチメンバーを考えていきます。
打線の軸、1番打者、そして下位打線についても考察しているので併せてご覧ください。
ベンチメンバーの持論
ベンチメンバーのあるべき姿は「守備走塁に特化した中堅ベテラン選手の場」です。
打撃に特化している中堅ベテラン選手はどうにかして中軸で起用したい。
下位打線には若手の有望株を起用したい。
中軸から漏れてしまった中堅ベテラン選手が二軍でスタメン出場するのは、若手が出場機会を失うためよろしくない。
また、若手が一軍のベンチにいるのは、試合に出ていないのにFA権の早期取得に繋がるため、球団側は嬉しくない。
2023年度の藤本ホークスは構想外になった上林誠知選手がなぜか終盤戦にずっと一軍のベンチにいました。
戦力外にするぐらいならベンチに入れるな、起用するなと思われるかもしれません。
ただ総合的に考えると、考え方としてはアリです。
ベンチメンバー候補選手
ベンチメンバーの候補選手は20代中盤から30代の選手を中心に11名の選手を挙げました。
柳田選手DH,ウォーカー選手ベンチの場合等、ポジションの関係でスタメンを外れる中軸選手がいることを考えると、この中で6名程度がベンチ入りすることができます。
中村晃
全盛期の打撃成績には程遠いものの、安定した打撃を見せていた中村晃選手。
ただ山川選手の加入で出場機会は間違いなく減ります。
もしスタメンで出場できるとしたら、ウォーカー選手の打撃が奮わなかった時。
もしくは柳田選手、近藤選手、山川選手が怪我をした時です。
2024年度も中村晃選手がレギュラーを張り続けた場合、チームは間違いなく優勝を逃します。
ここ数年、中村選手がここ数年ゴールデングラブ賞を獲得しているのに優勝できていないことから分かるように、ファーストはやはり打撃のポジションです。
ただ守備力に関しては一球品。
勝負どころの一点も許されない場面での守備固めとなると大きな戦力になります。
また常に試合に出場しなくてよくなるので、疲労感も少なくなり、中村選手の打撃成績が向上する可能性もあります。
ヤクルト川端選手のような「代打の切り札」になるかもしれません。
甲斐拓也
甲斐拓也選手の6年連続ゴールデングラブ賞(2017~2022)の守備力、ブロッキングは誰もが認めるところ。
ただスローイングについてはここ数年、盗塁阻止率が徐々に落ちていってます。
そして何より打撃面で全く戦力になっていません。
たまにホームランを打つものの、その確率があまりに低いです。
捕手は打撃よりもまずは「守り」をしっかりすること。
それは分かります。
ただ、打って守れる捕手がいるチームと相対した場合、そこには間違いなく「差」が生まれます。
オリックスに勝とうとするならば、正捕手甲斐拓也選手からの脱却が至上命題です。
甲斐選手が控えに回り、終盤の勝負所で「抑え捕手」として登場する形。
この形を多く作ることができれば優勝にかなり近づきます。
嶺井博希
嶺井博希選手は甲斐拓也選手がベンチに回った場合、第三捕手になります。
ただそれだけに留まらず、チームのムードメーカー的存在としても期待の選手です。
4年契約2年目のシーズン。
ベンチをどれだけ盛り上げられるかに注目です。
牧原大成
牧原大成選手は内外野どこでも守れて、ベンチにいてくれたら非常にありがたい選手です。
仮にレギュラーポジションを掴めなかった場合でもベンチには必ず入ります。
初球から積極的なスイングができることから、代打でも起用しやすい選手です。
3年契約1年目のシーズン。
複数年契約で気持ちを緩めず結果を残せるかに注目です。
周東佑京
周東選手も牧原選手と同様、いろんな場面で起用できる便利な選手です。
仮に1番センターの座を掴めなかった場合は代走として戦力になります。
野村勇
野村勇選手もユーティリティプレイヤーとして内外野で起用できる選手です。
仮に1番ショートの座を掴めなかった場合は代走として戦力になります。
柳町達
柳町達選手は出塁に関してはチームトップクラスの選手。
レフトとライトに近藤選手、柳田選手が入る場合だと出場機会が限られてきますが、その場合でも代打として戦力になります。
川瀬晃
川瀬晃選手は内野の守備力がチームトップクラス。
ショートのレギュラーを掴めなかった場合、守備固めとして戦力になります。
野村大樹
野村大樹選手は今のチーム状況ではスタメンで出場することは非常に難しいです。
一軍二軍合わせて、2023年度の本塁打は1本。
ファーストもしくはサードを守り、長打力がストロングポイントではない選手がレギュラーで出場するなら中村晃選手クラスの守備力が必要になります。
野村選手にそこまでの守備力はありません。
23歳の若い選手ですが、野村大樹選手に残された道は「代打で結果を残す」のみです。
勝負強さを遺憾なく発揮することができれば戦力になります。
緒方理貢&佐藤直樹
緒方理貢&佐藤直樹選手は走力がストロングポイントです。
周東選手や野村勇選手が怪我等で一軍を離れた場合、代走として戦力になります。
どちらかと言えば内外野こなせる緒方選手の方が優先されそうな気はします。
もちろん打てればレギュラーになれます。
具体的な争い
ベンチメンバー7名。
その中でウォーカー選手がスタメンで出場したりしなかったりすると考えると残り6名。
6名がどんな配分になるのかを考察すると、
捕手2名,内外野手4名になります。
様々なバランスを考えて現時点でのベンチメンバー予想を行いました。
第二捕手、第三捕手に海野隆司選手や谷川原健太選手を挙げなかった理由は主戦捕手を目指してほしいからです。
若手ともベテランとも言えない年齢。
そういう選手が自分の城を築いていないのであれば、球団としては構想外にしやすいです。
だからこそ主戦捕手を目指すべきです。
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