2024年度ホークスの「下位打線」を考えてみた

ホークス考察
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今回は2024年度ホークスの「下位打線」を考察していきます。

打線の軸、そして1番打者についても考察しているので併せてご覧ください。

下位打線の持論

下位打線のあるべき姿は「育成の場」です。

もちろん短期決戦等負けられない戦いとなると変わってきますが、レギュラーシーズン143試合もあると伸びしろを期待しての起用があっていいと私は思います。

スタメン9人を実績のあるベテランで固めたところで、伸びしろの上限は決まっているからです。

それなのに近年のホークスはベテラン偏重の打線の組み方をしたことにより、若手が全くと言っていいほど育ちませんでした。

実績のあるベテラン選手を打線に固めてチームは勝てたでしょうか?

勝てていませんよね。

それならば将来性を考えて若手選手に投資する方がプラスです。

短期的に投資するのではなく長期的に投資することがポイント。

試合の勝敗は上位打線が決める。

そして上位打線の選手達の力が落ちてきたときに、下位打線だった若手選手が上位打線に。

そうやってチームは循環していきます。

2014年のホークスの開幕スタメンを見ていくと、2番に今宮健太選手、7番に柳田悠岐選手、9番に中村晃選手が入っていました。

当時の2番はバントをする打順、繋ぎの打順だったので、実質下位打線です。

そのメンバーが今や主力選手となってます。

投資しないと伸びる若手も伸びません。

下位打線の候補選手

私が下位打線の候補選手に挙げる選手。

それは全員20代前半の若手選手です。

本当は主力だけど調子が悪いから下位に。

そんなことは許しません。

主力は上位打線

上位打線に入りきれなかった実績のあるベテラン選手はベンチ。

下位には投資したい若手を起用。

2014年の再現を2024年にします。

そうしないといつまで経っても世代交代が図れない金満チームだと揶揄されるからです。

現時点で下位打線で起用したい若手選手を16名取り上げました。

選手名の左の数字は起用したいポジションです。(7は左翼手、2は捕手)

それぞれの選手について軽く説明します。

川村友斗

川村友斗選手は長打力とスピードが持ち味の外野手

2023年度の二軍での長打率.492は突出してます。

リチャード

リチャード選手はパワーが持ち味の内野手。

二軍で4年連続本塁打王の実績を持ちます。

正木智也

正木智也選手はパワーが持ち味の右打ち外野手。

1年目となる2022年シーズンは80打席で3本の本塁打を放ち期待されましたが、2023年シーズンは奮いませんでした。

生海

生海選手はパワーが持ち味の左打ち外野手。

2023年度は数字的に突出したものはなかったものの、スイングの強さはチームトップクラスです。

渡邉陸

渡邉陸選手は「打てる捕手」として期待の若手捕手です。

2022年度は森下投手や則本投手から本塁打を放ち大器の片鱗を見せつけました。

仲田慶介

仲田慶介選手は泥臭いプレーが持ち味の若手ユーティリティプレイヤーです。

2023年度二軍打率.274は200打席以上打席に立ったホークス選手の中でNo.1です。

廣瀨隆太

廣瀨隆太選手は2023年ドラフト3位で指名されたパワーが魅力の右打ち内野手です。

東京6大学野球では現阪神監督、岡田彰布氏と同数の20本の本塁打を放ちました。

廣瀬選手のポジションは奇しくも岡田氏と同じくセカンドです。

井上朋也

井上朋也選手も将来に期待の右打ち内野手です。

2023年シーズンはプロ初本塁打を放ち、来シーズンに弾みをつけました。

桑原秀侍

桑原秀侍選手は二刀流選手でした。

ただ来期は野手一本に専念ということで、さらに磨きのかかった守備&打撃&走塁に期待です。

石塚綜一郎

石塚綜一郎選手はなかなか二軍の出場機会を貰えない選手ですが、非公式試合では無双してます。

2023年度も22本の本塁打を放ち格の違いを見せつけました。

イヒネイツア

ゴールデンルーキー、イヒネイツア選手の2023年シーズンは怪我に泣かされた1年目でした。

打席での雰囲気、選球眼、スピードは既に素晴らしいものを持っているので、まずは怪我無く1年乗り切るところからです。

三森大貴

三森大貴選手は1番候補に挙げていた選手でした。

ただ、長打を増やしたいというところで、下位打線にいた方がその長打力を遺憾なく発揮できると思いました。

緒方理貢

緒方理貢選手はスピードが魅力のユーティリティプレイヤーです。

2023年シーズンは二軍で結果を残せませんでしたが、非公式試合では打率.344,盗塁52の暴れっぷりなので打てればチャンスは生まれます。

山本恵大

山本恵大選手は強烈なスイングが魅力の左打ち外野手です。

2023年は非公式試合で打率.360,本塁打8本とその打棒を見せつけていましたが、左ひざの怪我で戦列を離れ悔しいシーズンとなりました。

左打ちスラッガーの外野手では生海選手や川村選手が注目されがちですが、山本選手も同じくらい取り上げられておかしくない逸材だと私は思います。

藤野恵音

藤野恵音選手は高卒2年目の若手ショートストップです。

非公式試合では本塁打こそ1本に留まったものの、364打席に立ち打率.298,盗塁30としっかり結果は残しました。

大泉周也

大泉周也選手は2023年ドラフト育成1位で指名された左打ちスラッガータイプの外野手です。

高校通算53本の本塁打、ルートインBCリーグでは2023年シーズンに16本の本塁打を放ち本塁打王と長打力に期待の選手です。

具体的なスタメン案

7~9番を若手選手の投資の場所にするという前提の基、具体的なスタメン案を考察しました。

※あくまでも一例にすぎません。

柳田選手が守備に就く場合、柳田選手がDHの場合、柳田選手が休みの場合がこちら。

また、山川選手休み、近藤選手休み、栗原選手休みの場合がこちら。

三塁手と一塁手は中軸候補の栗原選手山川選手が務めた場合、若手選手が出場しづらいということは言えます。

井上選手やリチャード選手が出場するためには、栗原選手に三塁手争いで勝つことが求められます。

栗原選手が2023年度と同じような成績だと十分チャンスはあります。

ただセンターラインを守る選手はチャンスがあります。

特に周東選手が1番センターでハマらなかった場合は、川村友斗選手が出場できる可能性が非常に高いです。

ショートは20代前半の二軍で活躍している選手がまだいないので、三森大貴選手がショートを守るようになると非常に面白くなります。

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