今回は2023年度ホークスの現役ドラフト提出選手予想を行います。
この予想は初めてではありません。
前回予想したものがこちら。
前回の予想を振り返る
前回、私が現役ドラフト提出選手に挙げたのは上林選手と笠谷投手でした。
一軍で立場を確立できていない中堅選手。
同じタイプの選手はいる。
ざっくりと言えばこれが理由でした。
ただ、2023年10月22日の発表で上林選手の構想外が確定。
見事に予想を外しました。
上林選手でなければ誰が現役ドラフト提出選手に選ばれるかは再度気になるところ。
こういう場合、戦力外,退団と予想していた選手が実は現役ドラフト提出選手だったということぐらいしか私は考えられません。
因みに戦力外,退団選手の予想がこちら。
この記事にもある通り、戦力外,退団選手は少なくとも15名、多くて18名は可能性があるとみています。
たださすがに19名以上は出ないと思います。
根拠はありません。勘です。
候補選手
構想外予想に挙げていた選手の中で、現役ドラフト提出選手になるかもしれない4名がこちら。
海野隆司(26)
海野選手を構想外予想した理由は捕手の多さと中堅選手です。
2023年度の支配下捕手の数は8名。
内野手,外野手に比べると一軍の試合の出やすさに格差があります。
支配下選手の内、捕手は8人に1人,内野手は3.25人に1人,外野手は4.67人に1人が試合に出れます。
その捕手の中でベテランの甲斐選手,嶺井選手の次の世代に当たるのが海野選手と谷川原選手です。
甲斐選手が正捕手で嶺井選手が4年契約1年目。
谷川原選手は3試合スタメンマスクを被りました。
捕手の多さと中堅選手に関して詳しくはこちらをご覧ください。
海野選手は今年スタメンマスクがゼロ。
出場試合数もたったの8試合。
球団の起用法からして優先度は低くなると予想しました。
九鬼選手の構想外が先日発表されましたがそれでも捕手は7名。
もう一人減らしてもおかしくないとは思います。
高橋礼(28)
高橋礼投手を構想外予想した理由は3年連続一軍で打ち込まれたからです。
しっかり抑えた登板が3年間でゼロです。
ただ実績は十分。
2019年は先発として新人王。
2020年は52試合登板で強力ブルペン陣の一角。
今年に関しては二軍で79.2回を投げ防御率1.24,WHIP1.00と無双しました。
年齢的にもうこれ以上は待ってもらえないだろうというところで戦力外予想に挙げさせてもらいましたが、先発の枚数はいくつあっても足りないというチーム状況では様々な選択肢が生まれてきます。
<追記>
高橋礼投手のトレード移籍が発表されました。
椎野新(28)
椎野投手を構想外予想した理由は、中堅選手でありながらチームの中心メンバーではないからです。
二軍では今季29試合登板で防御率1.16,WHIP0.81と無双。
一昨年は二軍でセーブ王にも輝きました。
ただ、二軍で無双してるから大丈夫な時期はもう終わりました。
そろそろ一軍で結果が求められます。
中継ぎ投手が続々と先発に回る中で、椎野投手の存在感が高まる気がしますがその反面、同じタイプの長身パワー系投手がたくさんいるという現実もあります。
難しい判断になります。
<追記>
椎野投手の自由契約が発表されました。
杉山一樹(26)
杉山投手を構想外予想した理由は笠谷投手との比較です。
左右の違いはあれど、同じタイプで奪三振能力と四死球確率がどちらも高い投手です。
それぞれの一軍通算成績がこちら。
笠谷投手
防御率3.93,投球回数160.1,奪三振率9.65,被打率.238,四死球率6.06,WHIP1.48
杉山投手
防御率4.99,投球回数88.1,奪三振率9.37,被打率.244,四死球率7.23,WHIP1.65
この結果、笠谷投手の優先度が高くなると予想しました。
ただそれだけでは杉山投手を構想外にする根拠にならないので、さらに付け足しておきます。
ホークスに今足りないもの、それは先発投手です。
そして先発をやる上での必須条件は、
最低限のコントロールです。
四死球率についての記事を書いてるので宜しければご覧ください。
笠谷投手と杉山投手はコントロールに不安がある投手なので先発には向いていません。
一軍通算四死球率
笠谷投手 6.06
杉山投手 7.23
これからスタイルが変わればまた違ってきますが。
ホークスの中継ぎはパリーグNo.1
中継ぎ候補をたくさん抱えるよりも、ウィークポイントの先発に人数を割きたいというところで渋々構想外候補に入れました。
個人的予想
今回挙げた4投手の中で私が現役ドラフト提出選手に1人選ぶとするなら杉山投手です。
一番の決め手は年齢。
高橋礼投手,椎野投手より2歳若いというところに伸びしろを感じました。
2022年度は杉山投手にとって先発のチャンスを貰いながら結果が残せない歯がゆいシーズンでしたが、2023年度は怪我で投げられないという部分で歯がゆいシーズンだったと思います。
チャンスを貰えるということはそれだけポテンシャルの高さを買われてることでもあるので、もう一年チャンスを与えられる可能性は十分あります。
ただ現役ドラフト提出選手ということで他球団に取られる可能性が当然生まれます。
笠谷投手と杉山投手、確率は2分の1。
ただそこに関しては、チーム編成の視点で考えるとあまり気にしなくてもよいです。
笠谷投手と杉山投手のどちらかを取られたとしても、両方取られることはおそらくないからです。
ロマン型の投手を減らすことになりますが、ロマン型ばかりを保有していてもチームはうまく回りません。
最低限のコントロールを持った先発投手を増やし、ロマン型の投手を少し減らす。
今はこのバランスがベストではないでしょうか。
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