2024/10/24、みやざきフェニックスリーグ福岡ソフトバンクホークス対東北楽天ゴールデンイーグルスが行われました。
結果は4回表終了時点で5-0とイーグルスが勝っているところで雨によるノーゲームとなりました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、みやざきフェニックスリーグの打撃成績一覧も載せてます。
投手
井﨑燦志郎
井﨑燦志郎投手は3回5失点の投球でした。
全70球の内、ストライク40ボール30。
印象としては「若さが出た捕手」です。
最速149キロの伸びのあるストレート、空振りを奪うスプリット、ブレーキの利いたカーブ。
1つ1つの球を見ると素晴らしかったです。
ただストライク率の悪さとスタミナ不足が3回は如実に表れたことで、井﨑投手にとって理想的な投球にはなりませんでした。
雨が降る悪いグラウンドコンディションも少しは影響したのでしょうか。
また、本当は遊ゴロ併殺で終わっていたところが、エラーによって余計な球を放ることになったりと守備陣も井﨑投手をカバーできなかった印象です。
そして、何よりも牧原巧汰捕手のリードが私は気になりました。
1回2死一塁、打者安田選手の場面。
初球2球目と低めのストレートがボール。
その間に一塁走者の山﨑剛選手が盗塁。
おそらくこのストレートは盗塁を刺したいという意味もあったでしょう。
3球目からは低めスプリットの連投。
3球目のスプリットは空振り。
4球目のスプリットはファール。
徐々に合ってきたところで5球目のスプリットをライトへの二塁打。
井﨑投手が投げ切っているものの仕留められました。
タイミングが合っていることを察知していれば他の球種に変えるという選択肢があっても良かった気がします。
あくまでも結果論ですが。
2回はカーブを使い始め、そのカーブでカウントが取れたので比較的楽なイニング。
そのままの流れで3回も大丈夫かと思いきや、1死後に中島選手に粘られ四球を出すと牧原捕手の若さが出ます。
盗塁を恐れてカーブのサインが消えました。
ただでさえ球威が落ちているのに、カーブという緩急を使える球が無くなると、打たれるのは当然です。
また、盗塁を刺すためにストレートや早い変化球を要求したのにもかかわらず、盗塁を刺せずアピールにもなりませんでした。
雨が降る中とはいえ、低めのスプリットを弾き進塁させる場面が目立つなど何もかもがうまくいかない、牧原捕手にとってはそんな試合でした。
野手
みやざきフェニックスリーグのホークス選手打撃成績がこちら。(2024/10/24時点)
※10/13,17,20の試合結果は除く。
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放った選手はいませんでした。
4回表終了時点で試合が終わってしまったので当然です。
ということで今回はヒットを放った3選手を紹介します。
早川隆久投手や鈴木翔天投手といったイーグルスの主力投手から放ったヒットなので、ただの1本ではありません。
まずは藤野恵音選手。
早川投手の難しいインコースの変化球をうまく捉え、逆方向にヒットを放ちました。
彼は打撃に関しては素晴らしいです。
あとは守備の安定感さえ出てくればという印象です。
この試合でも1つ送球ミスがありましたし、廣瀨選手のエラーにはなりましたがもう一つ怪しいプレーはありました。
今オフは守備を磨いてもらいたいです。
守備の中でも特に送球面です。
送球が安定しなければ、周東選手のように外野手に挑戦するという選択肢も良いかもしれません。
続いて石塚綜一郎選手。
鈴木投手のインハイストレートを見事にフェンス直撃の二塁打にしました。
彼の豪快かつシャープな打撃は非常に魅力的です。
捕手、内野、外野。
どこでも出られる準備をしてもらいたいです。
最後にリチャード選手。
鈴木投手の外角低めの変化球を片手一本で払い、レフト前に運びました。
技術が詰まったヒットです。
鈴木投手の速いストレートを意識しながらも、低めの変化球に対応できるということで確実に打撃技術は向上してます。
あとはそれを一軍の舞台で出すだけです。
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