2024/8/7、福岡ソフトバンクホークス対中日ドラゴンズの二軍公式戦が行われました。
結果は1-0でドラゴンズが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手は、ホークスの8月二軍打撃成績一覧と、注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
前田純
前田純投手は5.1回1失点の投球でした。
全94球の内、ストライク55ボール39。
印象としては「前田投手らしい投球」です。
前田投手は189㎝という身長から投げ下ろす角度が武器の投手ですが、もの凄い球威があるという投手ではありません。
その為、ヒットを打たれることはあります。
それでも何とか粘って最少失点に抑える。
このメンタルの高さこそが本当の強みです。
ヒットや本塁打を打たれると落ち込み、打たれたくないという気持ちが強く働いてストライクゾーンに投げられなくなるのが一般的です。
ただ、前田投手にはそれがありません。
6回途中まで投げて打たれたヒットは6本、その内長打は3本(本塁打1、二塁打1、三塁打1)
これで1点に抑えているのは十分評価できます。
このメンタルを維持した上で、球威を上げていければ将来的にすごく楽しみです。
二軍でもしっかり捉えられる打球が多いので、現時点では一軍でバリバリ投げるイメージはできないというのが正直な所ではあります。
宮里優吾
宮里優吾投手は0.2回無失点の投球でした。
全3球の内、ストライク3ボール0。
印象としては「王道」です。
真っすぐ2球で追い込み、フォークで空振り三振。
王道の右投げオーバースローの抑え方で、これまで長打2本を放っていた津田選手を抑えました。
谷川原選手の牽制アウトによって三塁走者を刺し、結果的にたったの3球で投球を終えることになりました。
前日の登板では球速がストレートの球速が140キロ前後だったので体が心配されましたが、連投となった今回は最速147キロを記録しており問題は無いようです。
安心しました。
笠谷俊介
笠谷俊介投手は1.0回無失点の投球でした。
全20球の内、ストライク8ボール12。
印象としては「最悪」です。
7回裏は先頭打者にヒットを許してから、バント構えのロドリゲス選手に対して1球もストライクが入らず四球。
8回裏は先頭打者に四球。
はっきり言って最悪の内容です。
ここ2試合(7/31,8/4)はコントロールが安定していただけにすごく残念です。
状態が良い時は良い、悪い時は悪い。
こうなってしまうとなかなか一軍で投げさせることができません。
左の中継ぎとして期待している部分もありましたが、今回の投球を見る限りは厳しそうです。
7回は桑原秀侍選手のライトからの好返球によって、8回は回の途中から登板した鍬原拓也投手の好リリーフによって失点になりませんでした。
防御率が悪化しなかったことをプラスに捉えて、次回は好投を期待します。
鍬原拓也
鍬原拓也投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク6ボール6。
印象としては「タフな登板」です。
無死一二塁という場面から登板し、最初の打者にはバントヒットを決められ無死満塁。
絶体絶命の大ピンチを迎えました。
ただここから3者連続で打者を抑え、得点を許しませんでした。
勝負球は全てストレート。
変化球でストライクが取れなかったので、腹をくくってストレートをゾーン内に投げました。
腹をくくったストレートは強いです。
ただのストレートではなく、そこに気持ちも乗っているので。
鍬原投手は過去3登板(8/4,7/31,7/26)で全て失点していました。
その嫌な流れを断ち切る登板になったと思います。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手8月打撃成績がこちら。(2024/8/7時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合では勝連大稀選手と吉田賢吾選手に1本ヒットが生まれただけで、全体的に打線が繋がりませんでした。
2~8回まで常に味方投手が得点圏に走者を背負っていたので、攻撃よりも守備の方に意識を向けることの方が多かったのかなと思います。
その守備では、6回裏の谷川原健太選手の三塁牽制や、7回裏の桑原秀侍選手のライトからの好返球等素晴らしいプレーがたくさんありました。
それぞれがそれぞれの立場で必死にアピールを続けています。
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