2024/7/16、福岡ソフトバンクホークス四軍対香川オリーブガイナーズの交流試合が行われました。
結果は3-0でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については7月の四軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
松本晴
松本晴投手は2.1回無失点の投球でした。
全44球の内、ストライク31ボール13。
印象としては「真っすぐが走る」です。
前回登板に引き続き球が走っていました。
打者一巡を投げ、アウト7つの内、5つを三振で奪いました。
最速149キロのストレートは前に飛ばされるような雰囲気が無かったです。
今後も徐々に球数を増やしていき、一軍で勝負できる段階までじっくり調整を進めて欲しい所です。
藤原大翔
藤原大翔投手は2.2回無失点の投球でした。
全41球の内、ストライク28ボール13。
印象としては「四球ゼロ」です。
前回登板では、制球が乱れ、サインミスをしてしまう場面もありましたが、今回は落ち着いていました。
ボール先行になっても真ん中でストライクを取れるメンタル。
真ん中でも空振りが取れる最速148キロの力強いストレート。
素晴らしい投球内容です。
忘れてはいけないのは、彼がまだ高卒1年目だということ。
現時点でも凄いのに、これから155キロ、160キロと球速を伸ばしていけば千賀投手クラスのとんでもない投手になります。
田浦文丸
田浦文丸投手は1回無失点の投球でした。
全19球の内、ストライク10ボール9。
印象としては「復帰登板」です。
田浦投手がようやく実戦のマウンドに戻ってきました。
今登板では制球が定まらず四球を1つ出してしまいましたが、とにかく今は対打者に投げられたことがなによりです。
144キロのストレートがありましたし、そのストレートで空振りを奪えていたので出力に関しては問題無さそうです。
これから実戦を重ねていきながら変化球のキレや制球面を向上させることになります。
木村大成
木村大成投手は1回無失点の投球でした。
全8球の内、ストライク7ボール1。
印象としては「キレキレスライダー」です。
真ん中の最速144キロストレートでファールが取れたのは良かったですが、何よりもスライダーが素晴らしかったです。
右打者の内側に食い込み当たりそうになるぐらいのスライダーに、打者は当然のように空振りしていました。
あの球がどれだけ一軍の打者に通用するのかは見てみたい気持ちがあります。
まずはこの四軍の舞台で結果を残し続けるだけです。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は1回無失点の投球でした。
全21球の内、ストライク13ボール8。
印象としては「決め球に困る」です。
追い込むまではいくものの、そこから決め球に困りました。
三者凡退に抑えたのに21球も要したのはその為です。
今登板のストレートは最速144キロで素晴らしい球威は持ってます。
ただ、佐藤投手は現在24歳。
調整登板の田浦投手とは同学年。
三軍四軍で投げていて大丈夫な年齢ではありません。
首脳陣にまずは二軍で投げさせてみたいと思えるような圧倒的な投球を見せる必要があります。
次回登板に期待です。
前田悠伍
前田悠伍投手は1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク9ボール9。
印象としては「四球がもったいない」です。
高卒1年目ながら一軍でも投げれそうな投手なので、1つの四球がもったいなく感じてしまいます。
普通の高卒1年目の投手であれば、ストレートでもチェンジアップでも空振りが取れて文句無しの投球です。
先頭打者に見逃し三振を奪ったインコースのストレートは惚れ惚れするような球でした。
今登板の最速は145キロ。
ただ速いだけでなくて、打者を差し込むような球質です。
前田投手のことなので次回登板ではしっかり修正してくれると思います。
野手
ホークス選手の7月四軍打撃成績がこちら。(2024/7/16時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合で目立った野手は桑原秀侍選手。
4打数2安打2盗塁の活躍。
桑原選手は「大型ユーティリティプレイヤー」という新たなポジションを確立してくれそうな選手です。
長打力があり、走力があり、内外野守れる。
将来が非常に楽しみです。
スイングの強さに関しては中澤恒貴選手も魅力的です。
今試合では2打数1安打で途中交代となりましたが、個人的には常に打っている印象を持ってます。
即ち率が残せる打者だということです。
フル出場ができるようになれば、三軍戦そして今季中の二軍戦出場も期待できます。
サードの守備でも身のこなしは抜群なので、あとは場数だけです。
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