2024/9/7、福岡ソフトバンクホークス対広島東洋カープの二軍公式戦が行われました。
結果は4-0でカープが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、9月二軍打撃成績一覧も載せてます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
木村大成
木村大成投手は2.1回3失点の投球でした。
全60球の内、ストライク35ボール25。
印象としては「ストレートが課題」です。
変化量の大きな変化球で空振りを取ることはできていました。
ただ、ストレートを狙われて、それを高確率で仕留められていました。
真ん中への失投を打たれるのはまだ分かりますが、コースに投げ切った球も弾き返されていたので、球威が足りないのかなと思います。
この課題が克服されると非常に楽しみです。
中村亮太
中村亮太投手は2.2回無失点の投球でした。
全41球の内、ストライク28ボール13。
印象としては「中ロングが適任」です。
3回1死満塁のピンチを抑え、4回5回も回跨ぎして無失点。
最高の投球です。
甘く入った球も非常に少なく、41球の中で私が甘いと感じたのは2球だけでした。
中村投手は現状で終盤の1イニングを任せるには球威が足りません。
ただ、今回のように先発が早めに降りた時の「中ロング」としてなら、一軍で活躍する可能性を感じます。
どの球種でもテンポ良くストライクが取れますし、それによって流れを作り直すことができるからです。
鍬原拓也
鍬原拓也投手は2回無失点の投球でした。
全39球の内、ストライク22ボール17。
印象としては「三振を取りにいく」です。
今回の投球内容は三振か四球のどちらかでした。
真ん中でもファールが取れるぐらい伸びのある球を投げていたので、大胆にゾーン内に投げ込めば抑えられますが、それでは駄目だったのでしょう。
アウトを取るなら三振。
それぐらい突出したものを出さなければ、ホークスでは生き残れないという気持ちがそういう投球にさせました。
結果的にアウト6つの内、5つが空振り三振、1つが犠打。
その間に四球を2つ出しましたが、被安打はゼロ。
アピールになったと私は思います。
風間球打
風間球打投手は1回1失点(自責点0)の投球でした。
全23球の内、ストライク16ボール7。
印象としては「悪くはない」です。
三軍四軍が主戦場の風間投手。
二軍戦の登板は4/26タイガース戦以来でした。
少しでも成長した姿を見せたいというところでの今回の投球。
風間投手自身の状態としては、まずまず良かったです。
なぜなら今回はボール球先行になっても、粘られても四球を与えなかったからです。
ただ相対的な評価になると話は変わります。
捉えられる当たりが多く、他の投手に比べて安定感は感じませんでした。
150キロオーバーのストレートを投げる投手は一軍にゴロゴロいるので、その中で突出するためにはプラスα武器を手に入れなければなりません。
決め球の変化球をファールで粘られると投球が苦しくなるので、まずは決め球の精度を上げていきたいところです。
笠谷俊介
笠谷俊介投手は1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク11ボール7。
印象としては「頑張るしかない」です。
先頭の名原選手には外に投げ切った初球のストレートを簡単にヒットにされ、次の磯村選手には変化球中心の投球を見せるも四球。
真っすぐはストライクが入っても打たれる、変化球はストライク率が悪い。
そんなスタートでしたが、ここから立て直しました。
林選手には2ボールカウントから変化球でカウントを立て直し、最後はスライダーで空振り三振。
佐藤選手には3球連続ストレートで一ゴロ。
先頭の名原選手はライト仲田慶介選手の爆肩によって二塁でアウトになっていたので無失点投球です。
今回の投球で笠谷投手の評価が高まることはありません。
良くもなく悪くもなくで普通の投球だからです。
残された登板機会はあと僅か。
あとは、ホークス球団へのアピールというよりも、他球団の目に留まることを意識しながらの投球になるでしょう。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/7時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは0名。
打撃面で大きくアピールした選手はいませんでした。
守備でも4エラーと攻守に精彩を欠きました。
廣瀨隆太選手は2回にうまい身のこなしで併殺を取るプレーがありましたが、1回に二塁ベースカバーに入らないボーンヘッドをしてしまった影響で3回から三森選手と交代させられました。
当たり前のことを当たり前にすることの重要性を示したかったのでしょう。
8回はレフト笹川吉康選手が風間投手を救うスライディングキャッチ。
9回はライト仲田慶介選手が笠谷投手を救う正確かつ強いスローイング。
良い守備はもちろんありました。
一軍に上がるために、野手陣は全体的に気を引き締めていきたいところです。
コメント