2024/7/6、福岡ソフトバンクホークス四軍対宮崎サンシャインズの交流試合が行われました。
結果は2-2の引き分けでした。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については7月の四軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
板東湧梧
板東湧梧投手は6回2失点の投球でした。
全69球の内、ストライク49ボール20。
印象としては「捉えられる当たりが多い」です。
球数少なく、完投ペースで投げれたところは良かったです。
ただストレートの球威がまだ本来のものではなく、甘く入ると高確率で仕留められました。
フォークのキレが良かったので何とか2失点にまとめることが出来ましたが、この球が無かったらさらに点を取られていてもおかしくありません。
真っすぐの質を更に上げていきたいところです。
松本晴
松本晴投手は2回無失点の投球でした。
全26球の内、ストライク20ボール6。
印象としては「気持ちの良い速球」です。
前回の復帰登板では、ここまで進化しているとは思ってませんでした。
控えめに言って衝撃的な投球内容です。
松本晴投手のこれまでの印象は、140キロ台中盤の速球を投げキレとコントロールで勝負する投手。
今回はそのキレとコントロールを維持したまま、150キロの大台に球速を乗せました。
打者6名と対戦しパーフェクト投球&5奪三振。
打たれる気がしなかったです。
これから先発か中継ぎのどちらで調整するのか分かりませんが、どちらにしても大きな大きな戦力となることは間違いありません。
中村亮太
中村亮太投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク9ボール4。
印象としては「三者連続三振」です。
ストレート、カーブで追い込み、落ち球シンカーで空振り三振。
中村投手王道の投球パターンです。
このパターンができるのも、最速149キロのストレートでしっかりと押せているから。
6月はウエスタンリーグで5試合10.2回を投げ無失点。
この調子を7月もキープすることができたなら、支配下登録の可能性は十分にあります。
野手
ホークス選手の7月四軍打撃成績がこちら。(2024/7/6時点)
<スタメン>

<スタメン外>

今試合は打線大爆発とはなりませんでした。
四軍戦とはいえ二軍の選手が数多く出場していたので少し物足りないです。
打点を挙げたのは石塚綜一郎選手と勝連大稀選手。
石塚選手はレフトへのタイムリー、勝連選手はランニング本塁打を放ちました。
守備でアピールしたのはまたも勝連大稀選手と佐倉俠史朗選手。
勝連選手は初回の先頭打者の打球に飛びつきセカンドゴロにするファインプレー。
佐倉選手は4回先頭打者の中途半端な前のフライにダイビングキャッチで捕球するファインプレー。
また、ファーストとして難しいショートバウンドの送球を難なく捕球する目立たない好守備もありました。
逆に悪い方で目立ってしまったのがオスーナ選手とリチャード選手。
オスーナ選手は初回にライトフライの目測を誤りポテンヒットにする場面がありました。
打撃ではヒットを2本打ちましたが、守備練習は必須です。
リチャード選手は初回に1死から四球で出塁した後、次打者のオスーナ選手のセンターフライで三塁まで行っておりリチャード選手もアウトになりました。
この時の状況は1死一塁。
平凡なセンターフライでタッチアップもせず三塁まで行く理由なんてありません。
完全にアウトカウント間違いです。
これからプロ野球を目指す子供たちに見せられないプレーをしてしまいました。
2打席目もリチャード選手が四球で一塁に出塁し1死一二塁の場面で、佐倉選手のセンター前ヒットをセンターゴロにする走塁がありました。
この打球はセカンドがジャンプして取りそうな打球ではあったので、スタートが遅れるのは理解できます。
ただ、リチャード選手の走塁に対する評価がガクッと落ちたのは確かです。
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