2024/7/3、福岡ソフトバンクホークス三軍対信濃グランセローズの交流試合が行われました。
結果は17-8でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については7月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
加藤洸稀
加藤洸稀投手は5.2回8失点の投球でした。
全118球の内、ストライク70ボール48。
印象としては「球が高い」です。
正直、独立リーグ相手に6回途中で8点も取られるのは戦力としてどうなのかなと思います。
前回登板でもエラー絡みではありますが5回4失点。
今年は契約が一旦切れるプロ3年目。
球団が再契約してくれるのか微妙な所です。
投球内容としては、変化球もストレートも全体的に球が高かったです。
その分、当たりが悪くてもヒットコースに飛ばされていました。
また、アウトになる打球も力強い打球が多かったです。
コントロールを生命線にしていかなければならない投手が、四球を4つも出してしまっている部分も印象が悪いです。
何とか次回登板で汚名返上といきたいところです。
水口創太
水口創太投手は0.1回無失点の投球でした。
全5球の内、ストライク4ボール1。
印象としては「一塁ベンチに帰ろうとした」です。
2死満塁の大ピンチで登板した水口投手。
1球も甘い所に投げることなく、最後も落差の大きな変化球で見逃し三振に打ち取りました。
投球内容は完璧です。
そうやって抑えた後に、三塁側のホークスベンチではなく一塁側のグランセローズベンチに一瞬帰ろうとしたところが可愛らしいなと思いました。
タマスタ筑後でホークスのベンチは一塁側なので、一塁側に帰ろうという本能が働いたのでしょうか。
風間球打
風間球打投手は1回無失点の投球でした。
全19球の内、ストライク9ボール10。
印象としては「兄弟対決」です。
今試合ではホークス風間球打投手とグランセローズ風間球星選手の兄弟対決が実現しました。
結果はショートゴロで弟の球打投手の勝利です。
風間球打投手の全体的な投球を振り返ると、相手打者がボール球を振ってくれた印象です。
球威が勝って振ってくれたのかもしれませんが、見逃せばボールになる球を振ってくれて助かった部分は大きかったと思います。
もう少しゾーン内で勝負できるようになれば、二軍で投げられるようになります。
サルディ
サルディ投手は1回無失点の投球でした。
全21球の内、ストライク12ボール9。
印象としては「マウンドが投げ辛そう」です。
サルディ投手は基本的に先発調整の投手ですが、今回は中継ぎとして登板しました。
いろんな投手が投げた後なので、踏み込み部分も含めて投げ辛そうにしていたのが印象的です。
先頭打者に対してはいきなり3ボール。
ただそこから修正して3球連続ストライクで空振り三振に打ち取りました。
ヒットを許しファースト佐久間選手の送球ミスでピンチを広げながら、最後はショートゴロ併殺で無失点。
さすがの投球です。
将来的に和田毅投手と杉内俊哉投手のように、同い年の前田悠伍投手と左のエースを競ってくれたら最高です。
宮里優吾
宮里優吾投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク7ボール4。
印象としては「三者凡退&二奪三振」です。
三者凡退、そしてそのうち2つが三振。
素晴らしい投球内容です。
三振を奪った球はどちらもフォークボール。
宮里投手の決め球です。
前回登板でも3奪三振とアピールはできてます。
そろそろ二軍に呼ばれてもおかしくないと思います。
野手
ホークス選手の7月三軍打撃成績がこちら。(2024/7/3時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合は全体的に打ちまくりました。
22安打17得点です。
たくさん打った中で特に存在感を発揮したのが佐藤航太選手、山下恭吾選手、大泉周也選手、重松凱人選手、桑原秀侍選手、西尾歩真選手の6名。
佐藤選手は6打数3安打1打点。
山下選手は6打数3安打。
大泉選手は5打数3安打1死球3打点。
重松選手は5打数4安打5打点。
桑原選手は5打数3安打2本塁打6打点。
西尾選手は5打数3安打1打点。
この6名の中でも重松選手と桑原選手は別格の活躍でした。
重松選手は激戦区外野手の中で突出した存在になれる可能性を秘めてます。
今試合だけでなく前に飛ばせばヒットというイメージです。
難しい球をファールで逃げる技術を身につけてからは、本塁打か三振のイメージは無くなりました。
桑原選手は3打席目の三塁打も含め、ヒット3本全てが本塁打性の当たりでした。
ワクワク感しかありません。
個人的にはショートの守備機会をもっと増やしてほしいなと思います。
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