今回のテーマは「牧原大成選手の3年契約は吉と出るか凶と出るか」です。
牧原選手は2024年に新たに国内FA権を取得する見込みで、ホークス球団側は流出阻止の為にFA権取得前に3年契約を結びました。
この契約については賛否が分かれるところです。
ということで本当に複数年契約を提示する価値があるのかどうかを分析していきます。
複数年契約はギャンブル
私は複数年契約はギャンブルだと思ってます。
詳しくはこちら。
プラスの面とマイナスの面を両方持っているのが、複数年契約です。
よって本来は確実に活躍してくれるだろうという選手が複数年契約を結ぶべきです。
2023年度のホークスの複数年契約選手をご覧ください。
支配下選手の中で11名も確実に活躍してくれるだろうと球団が判断した選手がいます。
この11名の中で2023年度に自信を持って活躍したと言える選手は何名いたでしょうか。
厳しい見方をすると、柳田悠岐選手、近藤健介選手、有原航平投手、モイネロ投手、又吉克樹投手の5名以外は打つ投げるという部分で絶対的な数字を残せていません。
特に武田翔太投手、東浜巨投手、嶺井博希選手は複数年契約をしていなければ、構想外の可能性もありました。
彼らが構想外にならなかった分、上林誠知選手や増田珠選手といったこれからの20代の選手をリリースすることになってます。
規定打席到達ゼロ
牧原大成選手は内外野どこでも高いクオリティで守れるスーパーユーティリティプレイヤーとしてホークスに貢献してきました。
2023年は侍ジャパンにも選ばれWBC優勝に貢献してます。
そんな選手ですが、実は一度も規定打席に到達したことがありません。
キャリアハイとなる2022年シーズンはあと2打席足りませんでした。
常にレギュラーとして試合に出ているわけではないが、評価が高い選手といえば福田秀平選手を思い出します。
彼は2019年オフ、国内FAを行使しロッテに4年契約で移籍したものの、思ったような成績を残せず、2023年オフに戦力外通告を言い渡されました。
福田選手が4年契約初年度の年齢は31歳。
牧原選手の3年契約初年度の年齢は32歳。
ほとんど同じです。
プロ野球選手として一番良い時期を過ぎ、これから一年一年が勝負という時に3年契約。
ホークス球団はかなりのギャンブルを挑みました。
絶対的な数字を!!!
牧原選手としては複数年契約を結んだということで、より自覚を持って成績を残さなければなりません。
何も結果を残さず3年過ぎると、その間に「本当は残したい若手選手を残せなかった」ところにどうしても目が行くからです。
そうなった場合、牧原選手ではなくフロントの責任になりますが。
絶対的な数字を残す。
これが複数年契約を結んだ選手に最低限求められるものです。
その上で優勝の二文字を掴むことができれば最高です。
牧原選手に期待することはまず規定打席到達。
その上で、打率3割、得点圏打率3割、二桁盗塁、ベストナイン、ゴールデングラブ賞。
これだけの数字を残せば誰も文句は言わないでしょう。
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