今回は山崎福也投手と鍬原拓也投手についてです。
ホークスが今オフ進める投手補強の有り無しについて、個人的に語っていきます。
山﨑福也
貴重な先発左腕
山﨑福也投手の大きな強みは先発ができる左腕という部分です。
通算与四死球率は3.28とコントロールで崩れることはまずありません。
通算防御率は3.85。
ただ、ここ3シーズンは3点台中盤をキープできてます。
今季の一軍成績はこちら。
先発登板数23,防御率3.25,投球回数130.1,被打率.257,奪三振率5.52,与四死球率3.28,WHIP1.16
規定投球回に達したことが一度もありませんが、補償が要らないCランクFA選手なので注目は当然集まります。
先発で苦しむホークスは特に。
4年12億、背番号47
ホークスはこの山﨑投手に対して4年総額12億円超、背番号47or10を提示したそうです。
提示額は、他球団と見比べても最高です。
来年優勝するためになりふり構わずという姿勢が見て取れます。
前田悠伍投手の背番号が47ではなく41になったのは山﨑福也投手の為だったとしたら、かなりの評価だったことを窺えます。
本音
山﨑福也投手の今季年俸は6000万円。
そしてホークスが提示した額は3億円超。
あまりに額が違いすぎます。
ホークスの戦力を上げたいという気持ちよりも、オリックスの戦力を落としたい気持ちの方が強いのではないでしょうか。
山﨑福也投手の2023年度QS率(6回3失点以上)は39.1%。
ホークスは12球団最下位のQS率で38.5%。
正直そんなに変わりません。
山﨑投手がオリックスを離れることにより、逆にオリックスが強くなるというホークスとしては全然期待してない展開が待っているかもしれません。
4年契約という部分もリスクが高すぎます。
プロ野球選手は20代後半から30歳ぐらいまでに全盛期を迎えやすいです。
メジャーのスーパースター、大谷翔平選手は現在29歳。
ちょうど脂が乗った年齢です。
因みに柳田悠岐選手がトリプルスリーを達成した年齢は27歳です。
山﨑投手は現在31歳。
2023年度がキャリアハイになってもおかしくありません。
そんな投手に4年12億円。
正直高すぎます。
野手としても能力を発揮できるセリーグに行ってもらいたいです。
鍬原拓也
ホークスによくいるタイプ
鍬原投手はホークスによくいるパワー型の中継ぎ投手です。
150キロ中盤の速球と決め球のカット、シンカーで打者に絞らせません。
ただ制球力には課題があります。
一軍の通算与四死球率は4.33です。
今季の二軍成績はこちら。
登板数27,防御率1.48,投球回数30.1,被打率.202,奪三振率7.42,与四死球率1.48,WHIP0.89
この数字を残しておきながら、一軍では結果を残せませんでした。
ホークスで言うと、先発中継ぎは違えど高橋礼投手のイメージです。
2022年度は一軍で防御率5.16ながら49登板を記録。
まだまだやれます。
育成契約
ホークスはこの投手を育成契約で獲得しました。
ただでさえホークスの中継ぎの層は厚い中でさらに中継ぎ投手。
競争はさらに激しくなります。
鍬原投手が支配下契約を勝ち取るためには、2~3段階能力を上げなければなりません。
同じ成績であれば若い選手を起用するからです。
年齢的に今年がラストチャンスだと思います。
本音
ホークスの補強ポイントは絶対先発です。
泉投手や嘉弥真投手、これまでホークスを支えた中継ぎ投手達が抜けたからといって、最優先に中継ぎ投手を補強する必要はありません。
鍬原投手はプロ通算6年で一軍通算防御率は5.80。
この数字より良い投手は山のようにいます。
よって鍬原投手が支配下登録され、一軍の舞台で投げているのを想像するのはかなり難しいです。
既にDeNAが獲得を発表しましたが、例えば先発として期待できる中川颯投手の方がホークスのチーム状況にフィットする選手でした。
育成選手をたくさん保有できるのはホークスの強みですが、その強みをより活かしやすい編成を目指してほしいです。
その他の注目構想外選手
最後に注目の他球団を構想外になった選手を紹介します。
既にほとんどの選手が他球団へ移籍が決まっていますが。
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