今回はホークスの2024年ドラフトについてです。
2023年ドラフトは大豊作と言われる年でした。
東都6人衆、高校BIG4の他にも注目選手は数多くいました。
結果的に高校BIG4の一角、真鍋慧選手が指名漏れになってしまうほどです。
そんな大豊作の2023年ドラフトで、大学3年生なのにドラフト1位の評価を受けていた選手が2人。
宗山塁選手と金丸夢斗投手です。
今回は2024年ドラフトでホークスがこの2人のどちらかを1位で指名すると仮定します。
その中でよりチームにフィットする選手を考察します。
まずは軽く選手の説明から。
宗山塁
まずは宗山選手。
20年に一人の逸材
宗山選手は右投げ左打ちの内野手で、ポジションはショート,セカンドです。
明治大学の正ショートストップで、大学日本代表でも正ショートで3番打者を務めます。
打って守れる貴重な選手です。
特に守備は侍ジャパン井端弘和監督から認められるほどで、既にプロ級という評価。
阪神,ロッテで18年間プレーした名選手、鳥谷敬氏と比べられることも多いです。
それで20年に一人の逸材と言われるようになりました。
ホークスのショート事情
ホークスには今宮健太選手という正ショートストップがいますが、彼は来年33歳の年になります。
そろそろ世代交代を図りたいところ。
2023年度はショートのレギュラーを目指す川瀬晃選手が自己最多の102試合に出場。
2022年度は野村勇選手がホークス球団新人最多本塁打に並ぶ10本塁打と10盗塁を記録。
2020年ドラフト4位で川原田純平選手、2022年ドラフト1位でイヒネイツア選手という高校生ショートを獲得。
育成でも緒方選手、仲田選手、西尾選手、勝連選手、伊藤選手、桑原選手、藤野選手、山下選手、中澤選手と名前を挙げればキリがないくらい候補はいます。
ただこれだけいても、未だ突出した選手が出てきていないのは事実です。
全ては2024年次第
2024年度のホークスの内野手は自チームの選手と競うのはもちろん、「宗山塁」という存在を意識しながら過ごす一年になりそうです。
今宮選手のポジションを誰も奪えないようだと、確実に宗山選手の獲得に動くからです。
もしも宗山選手が本当に20年に1人の逸材だったとすると、10年以上ホークスの正ショートは宗山選手になります。
あくまでも競合で宗山選手を獲得出来たらの話ですが。
金丸夢斗
関西の奪三振マシーン
金丸投手は左投げ左打ちの先発投手です。
最速153キロのストレートと多彩な変化球をコントロール良く投げ込みます。
2023年秋季リーグ成績は6先発で4完投、その内2試合が完封。
防御率は驚異の0.35。
関西大学リーグの通算防御率も1.07。
通算の奪三振率が11.73,四死球率が1.75。
凄いという言葉しか出てきません。
和田投手のように球の出所が見にくい中で150キロ越えの球がコントロール良く来るので、打者が打てないのも納得です。
ホークスの先発左腕事情
ホークスは2023/11/21時点で支配下投手は32名いますが、その内22名が右投手で左投手10名の倍以上です。
また、先発の左腕というところで見ていくと、2023年度のホークスで最もイニングを投げた投手は42歳の和田毅投手でした。
続いて大関友久投手、最後に松本晴投手です。
明らかに人材不足です。
モイネロ投手が2024年度は先発に転向するそうですが、モイネロ投手の契約は来年で切れます。
再来年はどうなるか全く分かりません。
ただ、期待の若手先発左投手は確かにいます。
木村大成投手は非公式試合で無双。
大野投手は高卒2年目で先発挑戦??
ゴールデンルーキー前田悠伍投手。
育成の三浦瑞樹投手、藤田淳平投手、前田純投手、佐藤宏樹投手。
これをどう見るかです。
若手の伸び次第
ホークスは基本的に左が少ないから左を取るということはしません。
ただ金丸投手に関しては右左関係なくNo.1の評価が予想されます。
「投手が2024年度も12球団ワーストのQS率だった。」
「左の先発で一番目立ったのは和田投手だった。」
こうなると間違いなく金丸投手を指名します。
ただ、木村大成投手や前田悠伍投手がある程度一軍で結果を残したり、その他の投手も目立つ活躍をすれば話は変わります。
つまり、ショートと同様、2024年次第,若手の伸び次第になります。
現時点での予想
ここからはあくまでも私の予想です。
2022年ドラフトで高校生ショートのイヒネイツア選手をドラフト1位で指名。
ホークスはこの選手にホークスの未来を託した。
それから2年後の2024年ドラフト1位で大学生即戦力ショートを獲得。
こんなことありえるのでしょうか?
2年前のドラフトが間違いだったと言ってるようなものです。
だから、そんなことは絶対にしないと思います。
よって、金丸夢斗投手で間違いないです。
「2023年度ドラフトでは本当は即戦力左腕の武内夏暉投手が欲しかった。」
「でも取れなかった。」
「今回は絶対に…」
となってるはずです。
絶対に競合するので、外した時のことまで考えているでしょうね。
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