【福岡ソフトバンクホークス】もしも藤井皓哉投手が長期離脱になってしまったら…

ホークス考察
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福岡ソフトバンクホークスが誇る樹木トリオの1人、藤井皓哉投手

2024年度のリーグ優勝、2025年度のリーグ優勝&日本一には彼の力が欠かせませんでした。

そんな藤井投手が春季キャンプ前に右肘のコンディション不良でリハビリ組に回るということで、チームには暗雲が立ち込めています。

今回は万が一に備えて、藤井投手が長期離脱となった場合に、誰がその穴を埋めるのかを考察していきます。

藤井投手の代わりはいない

いきなり結論ですが、藤井投手の代わりはいません

実績・実力共にホークスの救援陣の中で別格の存在です。

強いストレートと鋭く落ちるフォークボール。

ほとんどこの2球種だけで打者を圧倒する投球スタイルは称賛に値します。プロ野球選手はストレートが来ると分かっていれば8割型捉えてきます。フォークが来ると分かっていれば、ストライクからボールになるフォークを100%見逃せます。それでも藤井投手のストレートやフォークを捉えることが出来ないんです。

最新のホークスの守護神は杉山一樹投手、8回の男は松本裕樹投手ですが、藤井投手が8回9回を務めてもおかしくないぐらいハイレベルな争いをしています。藤井投手の通算奪三振率は11.88ですよ。もう一度言います。通算の奪三振率が11.88(2025年度終了時点)です。バケモンです。

穴埋め候補

藤井投手の代わりはいません。

2024年度の日本シリーズでは松本裕樹投手藤井投手が戦線離脱していたことで投手陣がボロボロでした。

ただ、「○○がいないから勝てなかった」と言うチームにリーグ10連覇は不可能です。

誰が出ても勝てるチームが究極の理想です。

究極の理想を追い求めるのであれば、「全員」に期待でおしまいですが、それじゃ面白くないので穴埋め候補を挙げていきます。

※ある程度一軍実績のある選手は含めていません。

木村光

個人的に若手セットアッパー候補の中で一番可能性が高いと感じているのが木村光投手

松本裕樹投手のように本来は多彩な球種を用いて先発もこなせるような器用な投手ですが、中継ぎ1イニングの時は球種を減らして特に自信のある球だけで勝負する投球スタイルに変化します。

木村投手が最も自信を持って投げているのがスプリット。この球は一軍で通用するのが分かっているので、あえて二軍で投げなかったりします。

身長173cmと投手の中では低い方で、それが逆に木村投手特有の角度を生み、浮き上がるような球筋となります。登板機会が増えてくれば、非常に楽しみな存在です。

アルメンタ

メキシコ出身の左腕、アレクサンダー・アルメンタ投手は知る人ぞ知るトッププロスペクト。

年々成長を遂げており、今後の一軍での大活躍に注目が集まっています。具体的な成長面を挙げると、まずは出力。最速は156キロまで伸び、何より平均球速が150キロ以上になりました。続いてコマンド能力。以前は四球連発で投球にならないことも多々ありましたが、徐々にそれが無くなってきつつあります。

変化球のキレに関しては、スライダー&チェンジアップを筆頭に既に一軍で勝負できるだけのものを持っており、あとはさらに精密なコマンド能力が身に付けば一軍で活躍できます。プラスアルファで牽制やバント処理等、細かい部分の向上があれば厳しい場面での登板も期待できます。

一軍で活躍できるとはいっても、いきなり先発で長いイニングを投げるレベルまで到達できるのかは未知数。ということでまずは中継ぎとして実戦を積むことになるのではないでしょうか。そうなると、実績のあるヘルナンデス投手やオスナ投手との外国人枠争いを制す必要が出てきます。

尾形崇斗

2026年度は先発調整を行う尾形崇斗投手ですが、チームの危機に合わせて中継ぎに回る可能性はゼロではありません。

彼の投げるストレートは球界でも屈指の強さを誇ります。ストレートだけならチームNo.1と言っても過言ではありません。それなのに、未だに大きく羽ばたけていない理由は、「変化球がイマイチ」だからです。2025年度は決め球のスライダーでも空振りが取れず、ストレート頼みになり、自分を苦しめました。

だからこそ、2026年度の先発転向には意味があります。先発は当然真っすぐだけでは不可能です。複数の武器を手に入れる必要があります。また、先発はただ力いっぱい投げればいいわけではありません。長い回を投げる為に、力の入れ具合を調整し、球数を少なくストライク率を高める必要があります。先発挑戦によって「パワー」以外の部分の成長が見られたら、当然中継ぎにも活きてきます。

藤井投手の穴を埋めるとするなら、尾形投手のようにポテンシャルの高い投手しか務まらないと思います。

藤原大翔

ポテンシャルの高さで言えば藤原大翔投手の存在も見逃せません。

高卒1年目から150キロ台中盤の球を連発していたことから、将来性に期待して球団は彼を先発としてじっくり育成する方針を固めました。投手に困っている球団なら1年目から中継ぎとしてバンバン投げていたと思いますよ。三軍では変化球でカウントが取れなくても、最悪ストレートを投げておけばどうにかなりますが一軍でそれをやってしまうとどうにもなりません。藤原投手の課題はそこ(変化球のストライク率)です。

2年目オフの自主トレでは、多彩かつレベルの高い変化球を持つ上沢直之投手に弟子入り。この上沢投手との出会いが、藤原投手をどう変えるのか非常に楽しみです。

春季キャンプで「ストレートだけではない」ということを示せば、開幕一軍そしてその先も見えてきます。

川口冬弥

腰の怪我の影響で2025年度は中盤以降苦しんだ川口冬弥投手もセットアッパー候補の1人。

川口投手の場合は、他の若手投手と比べて下積み時代が非常に長く、それによって「一球の重み」を十分に理解しています。何故打たれたか、何故抑えたかを考え、トライ&エラーを繰り返す様子が見られます。一球で場面がガラッと変わるスポーツで、一球に拘るのは当然のことかもしれませんが、その当たり前を当たり前にできていることが素晴らしいです。

スライダー、フォーク、高速フォーク、チェンジアップ。それぞれの球種を器用に操りストライク率も高く本来は先発をできる素材。それでも、中継ぎで投げろと言われたらそのポジションで120%の力を発揮する、そんな投手です。

腰の状態次第で出力が大きく変わるので、まずは腰を万全に戻してもらいたいなと思います。

岩井俊介

尾形投手と同様に2025年度は変化球の精度に苦しんだ岩井俊介投手もセットアッパー候補の1人。

岩井投手は平均球速が高く、150キロ台中盤のストレートで平気で投げ続けます。それでも、打者を追い込んでから決め球が無く、粘られて四球を出す場面が2025年度は多々ありました。

中継ぎは藤井投手や杉山投手を見ても分かるように、強いストレートと最強の変化球が一球種あれば無双できます。岩井投手の入団時の決め球がスラーブでしたが、そのスラーブが通用しなくなったので改良を加えないといけません。

ホークスの強力救援陣に割って入るだけのポテンシャルを持っているだけに、きっかけを掴んでもらいたいところです。

澤柳亮太郎

トミージョン手術からの大復活を目指す澤柳亮太郎投手もポテンシャルの塊。

川口投手と同様に社会人野球の経験があり、ただ闇雲に力で押すというよりも高さとコースをきっちり投げ切る意識のある投手。投げ間違いがほとんどありません。プロ1年目は二軍で圧倒的なパフォーマンスを発揮し、一軍でも9回のマウンドに立って「負け投手」になる貴重な経験をしました。

ストレート、カット、フォーク、カーブ。全てのボールを決め球として使用でき、本来は先発をやっても面白い素材。又吉投手がいなくなった今、「困ったときの澤柳」として、フル回転の働きを求められるかもしれません。

復帰登板は既に果たしており、調整は順調。これからさらに状態を上げていって、先発でも中継ぎでも勝負できるところまで持っていけたら最高です。

伊藤優輔

伊藤優輔投手は29歳という年齢的にそろそろ軸にならないといけない投手。

甲斐拓也選手の人的補償で加わった1年目のシーズンは先発と中継ぎ両方で起用され、どちらの適性が高いかを見られていました。結果は圧倒的に「中継ぎ」でした。伊藤投手は全体的にカットやスプリットといった速い系の変化球を軸に投げる投手。つまり緩急差をつけることが出来ないので、先発として長い回を投げるのは厳しいです。当然中継ぎ1イニングに比べて球速も落ちますし。

中継ぎでは常時150キロ台中盤のストレートを投げることが出来るため、打者からすれば、全く違う投手が投げている感覚を抱いていたでしょう。

藤井投手のように三振を量産するタイプではないにしても、速く小さく曲がる変化球でゴロアウトを量産するイメージは湧きます。

最後に

いかがだったでしょうか。

一番最高の形は誰も怪我せず、その上で新戦力が登場すること。

ただそんなに甘くいかないのがプロ野球の世界。

藤井投手の他に、松本裕樹投手もWBCの影響でベストコンディションで開幕を迎えれるか分かりません。

今回挙げた選手もそれ以外の選手も必ずチャンスは来るので、そのチャンスを活かして夢を掴んでもらいたいなと思います。

コメント

最近のコメント

うえでぃー
うえでぃー
2025.10.03
ご質問ありがとうございます!!!ダウンズ選手はDHを使うことなく「内野手」として起用できるという点で貴重な存在です。12球団見渡しても、これだけユーティリティ性と長打力を兼ね備えている使い勝手のいい外...
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エラル
2025.10.03
うえでぃーさんは、ダウンズ選手、宮崎楓投手は来シーズンどうなると思いますか?2人とも好きな選手なんですがあまり活躍できてないイメージなのでどう判断されるのか気になります💦
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うえでぃー
うえでぃー
2025.08.28
コメントありがとうございます!そして補足ありがとうございます!!!覚悟はしておかないといけませんね…。
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2025.08.28
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うえでぃー
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