今回のテーマは「仮想現役ドラフト2024」。
なぜこれをやろうと思ったかというと、仮想現役ドラフトを本格的にやっている方を見たことがなかったからです。
至らない点もあるかと思いますが、楽しんでご覧ください。
下記事で挙げた選手をNPB12球団がリストアップしたと仮定して話を進めていきます。
リストアップ選手
私が考えた2024年度現役ドラフトリストアップ選手一覧がこちら。
それぞれの選手に対して、なぜ現役ドラフトなのかという部分を語りだすと長くなってしまうので、下記事で確認していただければと思います。
各球団の補強ポイント&該当選手
これから各球団の補強ポイントとそれに該当する選手をリストアップ選手の中から選んでいきます。
複数名出た場合は1名に絞り、その選手に投票します。
東北楽天ゴールデンイーグルス
イーグルスは投手と野手のどちらかとなれば、間違いなく投手です。
2024年度のチーム防御率パリーグ最下位。
先発防御率、救援防御率どちらもパリーグ最下位。
ここをどうにかしないといけません。
野手ももちろん欲しいですが、2024年ドラフト1位で20年に1人の逸材と言われる宗山塁選手を指名でき、下位でも吉納翼選手を指名するなど、内野手外野手のピンポイント補強に成功している状況。
投手ほどは急を要さないという印象です。
投票候補は小野郁投手、板東湧梧投手、森博人投手、長谷川宙輝投手、京山将弥投手、高橋昂也投手、高梨裕稔投手。
その中で1人に絞るなら板東湧梧投手ではないでしょうか。
埼玉西武ライオンズ
ライオンズは間違いなく野手です。
12球団最低打率の繋がらない打線をどうにかしなければなりません。
打てる野手がいればどのポジションでも欲しいです。
ただ、内野手は源田壮亮選手、外崎修汰選手という軸がいるので優先順位が高いのは捕手と外野手です。
また投手に関しても救援防御率はパリーグ5位だったので、本当は中継ぎも欲しいところ。
投票候補は神里和毅選手、豊田寛選手、野村勇選手、小野郁選手、清水優心選手、古川裕大選手、弓削隼人投手、津留﨑大成投手、板東湧梧投手、森博人投手、長谷川宙輝投手、京山将弥投手、中村健人選手、高橋昂也投手。
その中で1人に絞るなら神里和毅選手ではないでしょうか。
北海道日本ハムファイターズ
ファイターズは投打に隙が無くなってきたチーム。
投打共に目立った弱点はありません。
強いて言うなら二遊間の選手の打力ぐらいかなと思います。
2024年ドラフト1位で宗山塁選手を指名するなど、二遊間が課題ということはファイターズ球団も分かっていることなので、もしレギュラー候補の選手がいれば取りにいきたいところです。
投票候補は野村勇選手、増田大輝選手、山足達也選手、石垣雅海選手。
その中で1人に絞るなら野村勇選手ではないでしょうか。
千葉ロッテマリーンズ
マリーンズは佐々木朗希投手の穴を埋めるべく先発投手の補強が不可欠です。
中継ぎに関しても、鈴木昭汰投手、益田直也投手、横山陸人投手、国吉佑樹投手以降が安定しなかったので、補強が必要です。
2024年ドラフトでは即戦力候補の一條力真投手や廣池康志郎投手を支配下で指名しましたが、まだまだ足りません。
野手の打力強化も行っていきたいですが、2024年ドラフト1位2位で西川史礁選手と宮崎竜成選手を指名できたので投手程の緊急性は無いかなと思います。
投票候補は板東湧梧投手、京山将弥投手、森博人投手、弓削隼人投手、津留﨑大成投手、高梨裕稔投手、長谷川宙輝投手、高橋昂也投手。
その中で1人に絞るなら板東湧梧投手ではないでしょうか。
オリックスバファローズ
バファローズは投手というよりも野手です。
投手は怪我人が出ながらも何とかやりくりができてました。
野手はFAで加入した西川龍馬選手が想定通りの結果を残せなかったことを踏まえると、最重要ポジションは外野手です。
2024年ドラフト1位では麦谷祐介選手を指名しましたが、外野手の層の厚みを増すためには何人いても困りません。
投票候補は豊田寛選手、神里和毅選手、中村健人選手。
その中で1人に絞るなら神里和毅選手ではないでしょうか。
福岡ソフトバンクホークス
ホークスは投打共に安定したチーム。
隙は無さそうに見えます。
ただ、唯一の隙が甲斐拓也選手の次が定まっていないこと。
ホークスは怪我をしない甲斐選手がいるから安定した戦いができてます。
現在の2番手捕手は海野隆司選手。
ブロッキングやスローイング含めて守備面は安定しているものの、打撃面でレギュラーに相応しい数字が残っていません。
投票候補は清水優心選手、古川裕大選手。
その中で1人に絞るなら清水優心選手ではないでしょうか。
読売ジャイアンツ
ジャイアンツは難しいです。
菅野智之投手の穴埋めをしなければならないというところで先発投手の補強が急務ですが、現役ドラフトで補えるほどの戦力ではありません。
内野手も必要ですが、2024年ドラフトでは内野手を上位で3名も指名。
ベテラン坂本勇人選手や、近年メジャー移籍が噂されている岡本和真選手の後釜を作るべく補強を進めており、これ以上取りにいかなくてもいい気がします。
中継ぎ、捕手、外野手も戦力は足りてる状況。
本当は現役ドラフトをしたくないはずです。
そんな中で考えた投票候補は板東湧梧投手、京山将弥投手。
1人に絞るなら板東湧梧投手ではないでしょうか。
ただ、仮に板東投手を指名できなかった場合は、ポジションに拘らず自由に指名していいと思います。
中日ドラゴンズ
ドラゴンズは小笠原慎之介投手がメジャー挑戦するので先発補強をしたいですし、外野手は細川成也選手ぐらいしか絶対的な存在がいないので外野手補強もしたいです。
ただどちらを優先するかとなれば、個人的には外野手です。
2024年ドラフト1位2位で金丸夢斗投手と吉田聖弥投手を指名できたからです。
先発投手の厚みは間違いなく増しました。
投票候補は豊田寛選手、神里和毅選手、中村健人選手。
その中で1人に絞るなら神里和毅選手ではないでしょうか。
阪神タイガース
タイガースは打力を底上げしたい所。
捕手の打力、二遊間の打力をどうにかできれば優勝に近づけます。
大山悠輔選手や原口文仁選手のFA次第でまた課題は増えますが、現時点では捕手と二遊間です。
投票候補は野村勇選手、清水優心選手、増田大輝選手、山足達也選手。
その中で1人に絞るなら野村勇選手ではないでしょうか。
2021年に10本塁打10盗塁を記録したスター性が魅力的です。
東京ヤクルトスワローズ
スワローズは間違いなく先発です。
村上宗隆選手のメジャー移籍は茂木栄五郎選手の獲得で何とかしようとしているはずなので、最重要課題の先発に目を向けていいと思います。
投票候補は板東湧梧投手、京山将弥投手、弓削隼人投手。
その中で1人に絞るなら板東湧梧投手ではないでしょうか。
横浜DeNAベイスターズ
ベイスターズは先発です。
日本シリーズでは先発を中5日中4日で回しながらなんとかやりくりしましたが、1シーズン戦うとなると頭数が足りません。
先発の5番手6番手になり得る投手がいれば、迷わず指名します。
また救援防御率セリーグ4位とそこまで中継ぎが安定しているわけでもないので、良い中継ぎがいれば欲しいです。
逆に野手は必要ありません。
投票候補は板東湧梧投手、森博人投手、小野郁投手、高梨裕稔投手、弓削隼人投手。
その中で1人に絞るなら板東湧梧投手ではないでしょうか。
広島東洋カープ
カープは全体的な打力の強化が欠かせません。
捕手は要らないので、内野手外野手でとにかく打てる選手が欲しいです。
投票候補は神里和毅選手、野村勇選手、豊田寛選手、増田大輝選手、山足達也選手。
その中で1人に絞るなら神里和毅選手ではないでしょうか。
内野手は2024年ドラフトで佐々木泰選手と渡邉悠斗選手を指名しているので、次は外野手に目をつけるだろうなと思いました。
仮想現役ドラフトスタート
ここからが本題。
仮想現役ドラフトスタートです。
第1グループ
今回の投票ポイントをまとめるとこうなります。
- 福岡ソフトバンクホークス(7ポイント)
- 横浜DeNAベイスターズ(4ポイント)
- 北海道日本ハムファイターズ(1ポイント)
よって最初の指名は福岡ソフトバンクホークスになります。
第1指名
福岡ソフトバンクホークスが指名するのはもちろん清水優心選手。
続いては北海道日本ハムファイターズの指名に移ります。
第2指名
北海道日本ハムファイターズが指名するのは野村勇選手。
これで一旦流れが切れたので、次は指名ポイント2位の横浜DeNAベイスターズに指名が移ります。
第3指名
横浜DeNAベイスターズが指名するのは板東湧梧投手といきたいところですが、ホークスは野村勇選手が既に指名されているので指名できません。
そうなると先発補強は諦めて、中継ぎ補強に切り替えるのではないかと思います。
中継ぎ候補はたくさんいますが、一軍実績を重視するなら小野郁投手か森博人投手。
この2投手の中で私が個人的に選ぶなら森博人投手です。
続いては中日ドラゴンズの指名に移ります。
第4指名
中日ドラゴンズが指名するのは神里和毅選手。
これで一旦流れが切れ、指名ポイントを貰ったチームもいなくなったので残りの8チームでもう一度投票を行います。
第2グループ
2回目の投票は次のようになりました。
- 楽天→小野郁投手
- 西武→豊田寛選手
- ロッテ→高梨裕稔投手
- オリックス→豊田寛選手
- 巨人→山足達也選手
- 阪神→増田大輝選手
- ヤクルト→弓削隼人投手
- 広島→豊田寛選手
その結果、投票ポイントをまとめるとこうなります。
- 阪神タイガース(3ポイント)
- 東北楽天ゴールデンイーグルス、千葉ロッテマリーンズ、オリックスバファローズ、読売ジャイアンツ、東京ヤクルトスワローズ(1ポイント)
よって最初の指名は阪神タイガースになります。
第5指名
阪神タイガースが指名するのは増田大輝選手。
続いては読売ジャイアンツの指名に移ります。
第6指名
読売ジャイアンツが指名するのは山足達也選手。
続いてはオリックスバファローズの指名に移ります。
第7指名
オリックスバファローズが指名するのは豊田寛選手。
これで一旦流れが切れたので、次は指名ポイント2位でウエーバー最上位の東京ヤクルトスワローズに指名が移ります。
第8指名
東京ヤクルトスワローズが指名するのは弓削隼人投手。
続いては東北楽天ゴールデンイーグルスの指名に移ります。
第9指名
東北楽天ゴールデンイーグルスが指名するのは小野郁投手。
続いては千葉ロッテマリーンズの指名に移ります。
第10指名
千葉ロッテマリーンズが指名するのは高梨裕稔投手。
これで一旦流れが切れ、投票ポイントを貰ったチームもいなくなったので残りの2チームでもう一度投票を行います。
第3グループ
3回目の投票は次のようになりました。
- 西武→中村健人選手
- 広島→山野辺翔選手
ウエーバー順になるので最初の指名は埼玉西武ライオンズになります。
第11指名
埼玉西武ライオンズが指名するのは中村健人選手。
続いては広島東洋カープの指名に移ります。
第12指名
広島東洋カープが指名するのは山野辺翔選手。
これで指名が全て終了しました。
感想
今回の仮想現役ドラフトの結果がこちら。
特定の球団に肩入れすることが無いように心掛けましたが、いかがだったでしょうか。
仮想現役ドラフトを進めていく中で気づいたことが1つあります。
現役ドラフトは2回やった方が良いということです。
現在の現役ドラフトは、若くて活きの良い選手を提出する球団がいれば、戦力外になりそうでならなかった中堅選手を提出する球団もあり、バランスが取れていません。
例えば25歳以下の部と26歳以上の部といったように年齢でくくることで、そのバランスの悪さは解消されるはずです。
今回の仮想現役ドラフトは、無意識にやりましたが結果的に26歳以上の部。
特定の球団に肩入れしなかったので必然的に年齢層は合わせてしまいます。
肩入れする場合は、若くてこれからだけど伸び悩んでいて今は出る場所が無いという選手を提出して指名順位を上げていたでしょう。
若手中堅ベテラン関係なく、試合に出ることがプロ野球選手として何よりも大切なこと。
そんな機会を選手の為に増やしてもらいたいです。
選手層が厚いチーム程やりたがらないとは思いますが。
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