もしもソフトバンクとロッテがトレードするなら誰と誰?

プロ野球考察
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今回は「もしもソフトバンクとロッテがトレードするなら誰と誰?」というテーマで話を進めていきます。

それぞれのチームの特徴を分析しつつ、選手ファーストでWin-Winのトレードなるよう心掛けていきます。

今回はかなり熟考しました

あくまでも想像なので楽しんでご覧ください。

前回のトレード考察記事はこちら。

ロッテの特徴

ロッテは今も昔も変わらず、チーム成績に表れない何かを持っているチームです。

チーム打率.239はパリーグ4位。

チーム防御率3.40はパリーグ5位。

その他の主要成績も目立った数字は無い。

それなのにシーズン成績は2位

監督の采配が良かったのか、選手の勝負強さが良かったのか。

とにかく接戦に強いチームということは言えます。

そんなロッテの戦力分析をポジション別に行います。

投手

まずは投手。

先発防御率3.43はパリーグ4位

救援防御率3.35はパリーグ6位

ロッテは投手力に課題があるチームです。

まずは先発。

イニングを多く消化した上位6名の防御率を見ると、1点台が1名、2点台が1名、3点台が3名、4点台が1名という結果に。

防御率1.78の佐々木朗希投手が6名の中で一番イニングを消化できなかったのも大きく響きました。

先発投手を放出する余裕は今のところありません。

次に中継ぎ。

30登板以上を記録した7名の防御率を見ると、1点台が1名、2点台が2名、3点台が2名、4点台が1名、5点台が1名という結果に。

シーズン終盤には中村稔弥投手澤田圭佑投手の活躍があったものの、トータルでのチーム成績には影響を及ぼさなかったということです。

中継ぎ投手を放出する余裕もありません。

捕手

2023年度のロッテの捕手は主に佐藤都志也選手田村龍弘選手の2人体制でした。

打撃面では佐藤選手、守備面では両者変わりなくという印象。

ただ、他球団の捕手と比べると、突出した成績は残せていません。

捕手の層は薄いです。

ドラフト5位で高校生の寺地隆成選手を獲得しましたが納得です。

内野手

ロッテの内野手は明確な補強ポイントです。

2023年ドラフト1位で即戦力サードの上田希由翔選手を獲得したのも納得。

レギュラーが2024年度も確定と言っていいのは、ショートの藤岡裕大選手ぐらい。

ファーストに外野手の山口航輝選手を持ってこないといけない程、層が薄いです。

内野手をトレードに出す可能性は限りなく低いと思われます。

外野手

ロッテの外野手は12球団見渡してもトップクラスの層の厚さです。

主に指名打者として出場したポランコ選手

彼は自由契約となり、今後の見通しは不透明ですがそれでも外野手は凄いです。

荻野貴司選手藤原恭大選手角中勝也選手岡大海選手髙部瑛斗選手石川慎吾選手山口航輝選手山本大斗選手和田康士朗選手

この支配下外野手9名の中で外野3枠だけというのは勿体ないというところで、山口選手がファーストに回ったりしています。

ポランコ選手がもし退団となった場合は、角中選手と石川選手がDH中心の起用がされると思いますが、それでも残り6名。

トレードに提出できる選手はいます。

ソフトバンクのトレード提出選手

ロッテの外野手の層が厚いという部分で、ロッテは外野手をトレードに出すことが予想されます。

ただ、問題なのがホークスも外野手の層は厚いです。

冒頭でも「熟考した」と述べましたが、悩んだのはそこです。

ホークスは即戦力の外野手を獲得するほど外野手に困っていません。

また、即戦力の外野手を獲得するなら、それ相応の即戦力選手を提出しなければないという部分でメリットがあまりに少なすぎます。

右打ちの外野手という部分では支配下なら正木智也選手水谷瞬選手だけ。

よって素材型の右の外野手なら補強ポイントに合致します。

ただその選手を獲得したからといって、今すぐチームがどうにかなるわけでもありません。

こちらも素材型の選手を提出することになります。

ホークスは山川穂高選手の獲得が噂されてます。

その結果、一三塁を守る内野手の層が厚くなるので、提出する選手は素材型の内野手になってくるのではないでしょうか

具体的なトレード案

以上を踏まえて、トレード案を一つ考えました。

山本大斗選手野村大樹選手です。

21歳の山本選手と23歳の野村選手。

この2選手はタイプが異なります。

長打力と確実性

山本大斗選手の一番の魅力は長打力です。

ロッテ入団後、二軍では3年連続で本塁打を記録。

2年目の昨季は12本塁打を放ちました。

ただ確実性には改善が見られず、二軍での最高打率は昨季の.236です。

外野手の層の厚さから、一軍での打席数はあまり与えられていません。

対する野村大樹選手の一番の魅力は確実性です。

ホークス入団2年目以降、二軍での打率は2割台後半を常にキープ。

5年目の今季は打率.314を記録しました。

課題の守備面でも改善が見られ、二軍戦48試合に出場しエラーはたったの1。

ただ、一軍ではロッテ戦で逆方向にプロ初本塁打を記録したものの、今季の本塁打は一軍二軍合わせてその1本のみ

井上朋也選手というさらに若い大砲候補が台頭してきた中で、来年の一三塁を守る野手の中で優先順位は低めです。

トレードが成立したら…

トレードが成立した場合のそれぞれのチームのレギュラー争いを見ていきます。

野村選手がロッテ移籍した場合。

ロッテの一三塁の選手を見ていきます。

三塁手は安田尚憲選手もしくは上田希由翔選手

池田来翔選手大下誠一郎選手もいますが、その2人よりも年齢的に若い右の野手という部分で入り込める隙はあります。

一塁手は三塁手候補選手に加え、ベテランの井上晴哉選手、捕手の佐藤都志也選手、外野手の山口航輝選手、ショートも守る茶谷健太選手との争いになります。

2023年度はファーストの守備力の向上に務めていた野村選手が、守備面ではリードしている選手が多いかなという印象です。

若さではNo.1という部分で我慢して起用されるという可能性も十分考えられます。

山本選手がホークスへ移籍した場合。

外野のレギュラーは既に2枠は埋まってます。

柳田悠岐選手近藤健介選手です。

DHという部分で見てもウォーカー選手の加入により難しい状況です。

現実的に考えてセンターの1枠を狙う形になります。

ただ幸運なのが外野のレギュラー候補が全員左打者という部分。

周東佑京選手柳町達選手生海選手川村友斗選手

強力な選手には間違いないですが、右打ちの外野手の中で突出した成績を残せば、右打ちというだけで起用される可能性があります。

2023年度は右打ちという部分で開幕スタメンに選ばれた正木智也選手、プロ5年で一度も一軍出場が無い中でプロ6年目を迎える水谷瞬選手

この2選手より圧倒的に打てば試合に出られるということです。

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