2024/9/27、福岡ソフトバンクホークス三軍対BCリーグ所属球団選抜チームの交流試合が行われました。
結果は9-0でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については9月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
山崎琢磨
山崎琢磨投手は6回無失点の投球でした。
全83球の内、ストライク56ボール27。
印象としては「まとまった投球」です。
ストレートの球速は常時140キロ前後、最速140キロ台中盤。
正直もう少し出力は欲しい所です。
二軍一軍でこの球速帯なら確実にやられます。
ただ今回に関しては通用していました。
時折カーブも織り交ぜながら緩急を付けた投球ができました。
今のままでは「THE普通の投手」なので何か特徴が欲しい所。
投球テンポを石川柊太投手ぐらい早くすれば、打者も対応に困るのではないかと思います。
風間球打
風間球打投手は1回無失点の投球でした。
全16球の内、ストライク10ボール6。
印象としては「色々と試している最中」です。
今回の風間投手は色々と試している最中なんだろうなと感じます。
普段は最初から出力MAXで150キロ以上のストレートをガンガン投げ込んでいくスタイル。
ただそれだと四球を連発してしまう可能性があるということで、球速は抑えめで制球重視の投球を披露しました。
ストレートは145キロ前後、勝負球で148キロです。
制球重視とはいっても、細かいコースに投げ込めるわけではなく、真ん中近辺にストレートやフォークが集まっていたので当然のように捉えられました。
連打を喰らってからはコースを意識して投げるものの、投げ切れずに四球。
1死満塁で陽選手が初球のインコースストレートを一ゴロ併殺にしてくれたのが、風間投手にとっては非常に助かりました。
じっくりと打席に立たれる方が嫌でした。
水口創太
水口創太投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク12ボール5。
印象としては「全体的なスケールアップが必要」です。
今回の水口投手は全ての球に対応されていました。
空振りを取れそうな球が1球も無かったですし、実際に空振りを取れませんでした。
打者の打ち損じを待つだけです。
全ての球に対応されている中でも、粘り強くコースに投げ切れていた点は良かったです。
ストレートで安定して150キロ以上が出せるようになれば世界が変わります。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク11ボール1。
印象としては「打者が差し込まれるストレート」です。
ストレートで空振りは取れませんでしたが、ど真ん中のストレートで見逃し三振を奪うなど、球の圧は感じました。
全ての打者が差し込まれており、気持ちよくスイングすることができていませんでした。
非常に良いアピールになったと思います。
欲を言えば、これをもっと早く見せてほしかったです。
前回登板でもそうでしたが、佐藤投手が自信満々に投げ込んだ球はそうそう打たれません。
逆に自信なさげにコースを狙いボール先行にして、ストライクを取りにいった球は簡単に打たれます。
今回はコースに投げ切った球ばかりだったので抑えるのは当然だとして、コースに決まらない時にでも自信を持って投げ込めるかに注目です。
野手
ホークス選手の9月三軍打撃成績がこちら。(2024/9/27時点)
※9/2練習試合の記録は除く。
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、大泉周也選手、桑原秀侍選手、盛島稜大選手の3名。
大泉選手は4打数3安打1死球2打点(単打1、二塁打2)
ここ最近の大泉選手は打ちすぎというぐらい打ってます。
球の見え方が相当良いのでしょう。
今回のヒットは全てセンター方向、内2本はフェンス直撃の二塁打。
基本に忠実な打撃が出来てます。
来季が非常に楽しみです。
桑原選手は2打数2安打3四球1盗塁3打点(単打2)
相手投手の制球が荒れていたという部分もありますが全打席出塁は素晴らしいです。
二遊間を守れる内外野のユーティリティーで足も長打もある。
そんな選手はなかなかいません。
二軍では今季74打席を貰うなど期待をされている選手なので、この期待に来季は何としても応えて欲しいなと思います。
盛島選手は2打数2安打1四球2打点(単打2)
桑原選手と同様、全打席出塁となりました。
今季は三軍の主戦捕手として出場してきましたが、来季は二軍の主戦捕手を目指してほしいなと思います。
その為に打撃も守備もまだまだレベルアップが必要です。
今回は盗塁を1つ決められて1つ刺しましたが、次の試合では走られたら全て刺してもらいたいです。
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