10/17CSファイナルステージ、ホークス対ファイターズ戦を見て思ったこと

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ホークス考察
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2024/10/17、CSファイナルステージ福岡ソフトバンクホークス対北海道日本ハムファイターズが行われました。

結果は7-2ホークスが勝ちました。

今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で述べます。

ホークス投手&野手も個別に取り上げます。

野手に関しては、CSファイナルステージのホークス選手打撃成績も載せてます。

全体的な感想

初回にいきなり、万波選手清宮選手という強力1,2番の連打で得点を許す苦しい入り。

初戦と違ってファイターズのペースになりそうな感じでした。

ただ、そうさせなかったのがホークス

その裏に山川穂高選手のタイムリーで同点に追いつくと、近藤健介選手の本塁打で一気に逆転しました。

その後も小刻みに得点を積み重ね、徐々に点差を広げ勝利。

一戦目の続きをやっているような感覚でした。

決してファイターズの野球が劣っているわけではありません。

ヒットの本数は、ファイターズが10本でホークスが11本。

たったの一本違いです。

二戦続けてお互いにエラーもなく、締まった試合をしている中で、投手野手共にここぞの集中力がホークスの方にある

ただそれだけです。

まさにCSファイナルに相応しい戦いです。

10/18三戦目の先発はホークスがスチュワート投手、ファイターズが山﨑投手。

ファイターズは勢いに乗らせたら怖いチーム

3勝0敗だからと侮ってはいけません。

この試合で日本シリーズ進出を決めてもらいたいです。

投手

モイネロ

モイネロ投手は6回2失点の投球でした。

全100球の内、ストライク68ボール32

印象としてはファイターズ攻略の鍵を見つけた」です。

3回4回以外は得点圏に走者を背負う厳しい投球。

レギュラーシーズンでの相性の悪さがそのまま表れています。

それでも2失点で凌げたところは流石です。

たくさんポイントはありますが、一番の勝負所は5回2死満塁でレイエス選手の場面だったかなと個人的には思います。

正直あそこは最悪押し出しでもいいぐらいでした。

ただ高めのチェンジアップを打ち損じてくれて結果的に遊ゴロで抑えることができました。

高めにチェンジアップなんて意図的に投げることはほぼほぼ無いので、レイエス選手としては高めに真っすぐが来たと思って振りに行ったのでしょう。

結果オーライですが、この投球が意外とファイターズ攻略の鍵になりそうな気もしてます。

高めはストレート。

低めは変化球。

このように割り切ってファイターズの各選手が打席に入っていたとしたら、納得する部分がかなりあります。

6回には水野選手が高めのボール気味のストレートを引っ張って二塁打にする場面がありましたが、あれは高めにストレートが来ると分かっていないとできないスイングです。

初回、万波選手に打たれたヒットは低めのスライダー、清宮選手に打たれたタイムリーは高めのストレート

全体を見渡しても共通点が多すぎます。

スチュワート投手は有原投手やモイネロ投手と比べてファイターズ打線を抑えていますが、その理由も分かったような気がします。

ピンポイントで投げ切る制球力が無いから、それが逆にプラスに働いているのではないでしょうか

来季に向けて、コントロールの良い有原投手やモイネロ投手は、あえて高めに変化球を投げてみるのも1つの手かもしれません。

杉山一樹

杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。

全12球の内、ストライク8ボール4

印象としては安定感抜群」です。

真っすぐ&フォークというシンプルな配球で、万波選手清宮選手マルティネス選手という上位打線を三者凡退で抑えました。

清宮選手を中飛に打ち取ったストレートは甘かったです。

ただ、甘くても押し込めるストレートでした。

正直、安定感だけで言えば、ヘルナンデス投手やオスナ投手よりも上です。

ヘルナンデス

ヘルナンデス投手は1回無失点の投球でした。

全20球の内、ストライク13ボール7

印象としては顔付近の球が効果的」です。

先頭のレイエス選手に高めのストレートをうまくセンター前に運ばれ出塁を許し、次の打者は浅間選手。

その浅間選手に対しては1ボール2ストライクとなったところで、内角高めの顔付近にストレートを投じました。

この球が効果を発揮し、次のストレートは真ん中に入ったものの遊直に打ち取ることができました。

浅間選手への投球を見ていたら、次の打者もその次の打者も内への抜け球を意識するはず。

その後は外中心の配球ではありましたが、そのように意識をしてくれたおかげで後続も抑えました。

オスナ

オスナ投手は1回無失点の投球でした。

全16球の内、ストライク10ボール6

印象としては隙を見せない」です。

7-2という5点差の展開。

正直、守護神が登板する点差ではありません

ただ、短期決戦は何が起こるか分からないという部分を考えると、ここはオスナ投手に締めてもらいたいという思いが小久保監督の中にはあったのでしょう。

私個人的には尾形投手の登板が見てみたかったです。

もし三戦目もホークスが勝ちの展開になった場合はどうするのでしょうか。

オスナ投手を3連投させるのでしょうか。

そういった部分も含めて注目です。

今回のオスナ投手は154キロを計測するなど、本来のオスナ投手に近しいスピードが出ていました。

松本選手にはうまく打たれましたが、カットのキレも良かったです。

野手

CSファイナルステージのホークス選手打撃成績がこちら。(2024/10/17時点)

<スタメン>

<スタメン外>

ダウンズ選手は5打席で4出塁と一番打者の役割を全うしただけでなく、守備でも6回には2つの素晴らしいプレーでモイネロ投手を盛り立てました。

来季のレギュラー獲りも含めて非常に楽しみな存在です。

山川穂高選手は初回の同点タイムリーだけでなく、中押しダメ押しの本塁打を放つなど調子は絶好調。

この絶好調の山川選手の後に、この試合で本塁打を放った現球界最強打者近藤健介選手が控えているので相手からすれば逃げ場がありません。

その近藤選手の後には好調の今宮健太選手が控えています。

柳田悠岐選手は自分が決めるというよりも、出塁を意識した繋ぎの打撃を心掛けている状況。

ヒットこそ1本に終わりましたが、彼がスタメンにいるというだけで相手に与えるプレッシャーは相当のものがあります。

各投手は柳田選手のところで力を入れた投球をするので、クリーンナップのところでどうしても隙が生まれてしまいます。

甲斐拓也選手は投手のワンバウンド投球を確実に止めたり、犠打を確実に決めたりと、縁の下の力持ちとして非常に大きな役割を果たしています。

2回にはその甲斐選手の犠打を周東佑京選手が犠飛でしっかりと得点に繋げました。

それぞれが最高のパフォーマンスを見せており、本当に隙がありません。

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