2024/8/11、福岡ソフトバンクホークス三軍対香川オリーブガイナーズの交流試合が行われました。
結果は6-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については8月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
村田賢一
村田賢一投手は5回1失点(自責点0)の投球でした。
全60球の内、ストライク48ボール12。
印象としては「テンポが良い」です。
細かい制球力はまだ本来のものではありませんでしたが、テンポ良く投球する姿は見ていて安心感がありました。
このテンポの良さが打者に考える時間を与えず、ツーシームやカットでゴロを打たせることに繋がります。
また、常にストライク先行の投球をしていたので野手は守りやすかったのではないでしょうか。
前回登板よりも状態は少し上がってます。
あとは登板を積み重ねるだけです。
小林珠維
小林珠維投手は2回無失点の投球でした。
全22球の内、ストライク14ボール8。
印象としては「高めのストレートで押す」です。
今回の投球は基本的に真ん中から高めにボールが集まっていました。
ストレートは力で押せていたので良かったですが、変化球に関してはもっと低めの意識が必要かと思います。
小林投手は過去3試合連続(7/27四軍戦,8/3三軍戦,8/4三軍戦)で先発として試合を作れませんでした。
それで今回中継ぎでの登板になってます。
ただ、これで先発が終わったわけではありません。
ここから、またアピールを続けていくだけです
木村光
木村光投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク12ボール5。
印象としては「バットに当てられない変化球が欲しい」です。
ストレートの最速は154キロと素晴らしい球威を見せてくれました。
ただ、ストレートで追い込んだ後の変化球の精度に課題を感じます。
見極められたり、バットに当てられて内野安打になったりと今一つの切れ味だったなと思います。
結局ストレートで押し込んで打ち取っていました。
まだ実戦復帰から2試合目なので、これから状態を上げていけば良いです。
星野恒太朗
星野恒太朗投手は1回無失点の投球でした。
全21球の内、ストライク9ボール12。
印象としては「大荒れ」です。
先頭打者の森本選手に対しては真ん中のストレートを捉えられるもライト正面のフライ。
ここで制球を意識するようになったのか、梶木選手にはボール球が先行し四球。
山下選手は真ん中のフォークでセカンドゴロ。
ムロー選手には真ん中かボール球を投げ込み結局四球。
最後の新居選手は真ん中のスライダーでファーストフライ。
このようにストライクは真ん中、さらにボール球先行というとんでもない投球でした。
いかにストライクを投げ込めるかがまず星野投手の課題です。
今回は山下選手のところでスライダー系の球でカウントが取れるようになったので、そこから落ち着いていくかと思いきやそんなことも無かったです。
1つでも安定してストライクが取れる球を見つけること。
そして次のステップでは細かい制球を身につけること。
道のりは険しいですが頑張ってほしいです。
野手
ホークス選手の8月三軍打撃成績がこちら。(2024/8/11時点)
※8/5練習試合の記録は除く。
<スタメン>
<スタメン外>
今試合で複数安打を放ったのは、大泉周也選手、シモン選手、山下恭吾選手、佐久間拓斗選手。
大泉選手は5打数2安打。
レフトの守備でも3回のランニングキャッチでアピールしました。
シモン選手は5打数3安打。
シモン選手は足の速い選手ですが、その足を活かすというよりも長打を狙ってマン振りする選手です。
その為とにかく三振が多いです。
ただ、今回のようなコンパクトな打撃を見せることができれば、確実に打率は上がっていきますし、それで盗塁の機会も増えると思います。
山下選手は4打数2安打1打点。
正直、打ったことよりも今試合は5回のエラーが印象的です。
ショートは守備が基本のポジションなので何とか守備の安定感は保ってほしいです。
そうでないと二軍一軍で起用してもらえません。
佐久間選手は4打数3安打2本塁打5打点。
今試合で最もアピールできた選手です。
佐久間選手は試合が始まるまでの8月三軍成績が10打数無安打1犠飛と一本もヒットを打てていませんでした。
そんな中でのこの活躍なのでホッとした部分は大きいでしょう。
特に一本目の本塁打はレフト場外へ消えていくとんでもない本塁打でした。
今後の活躍が楽しみです。
コメント