2024/9/4、福岡ソフトバンクホークス対オリックスバファローズの二軍公式戦が行われました。
結果は8-6でバファローズが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手は、ホークスの9月二軍打撃成績一覧と、注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
板東湧梧
板東湧梧投手は5回5失点(自責点4)の投球でした。
全75球の内、ストライク54ボール21。
印象としては「ストレートで差し込めない」です。
板東投手の今季はずっと変わりません。
ストレートに力が無いです。
緩いカーブやフォークでタイミングを外したとしても、ストレートで差し込むことができません。
4回には3球カーブで追い込んで、最後は高めのストレートで空振りを奪いに行きましたが、その球をセンターオーバーの三塁打にされる場面がありました。
一軍の現状を見る限り、少しでも状態が良ければ一軍昇格があり得る状況ですが、それでも呼ばれないということでかなり深刻な状態だということが分かります。
中村亮太
中村亮太投手は1回2失点の投球でした。
全31球の内、ストライク20ボール11。
印象としては「ピンチになってからシンカー連投」です。
ヒット、犠打、遊ゴロで2死三塁のピンチ。
ここから中村投手がシンカーを投げ始めました。
正直、なぜここまで温存していたのかが分かりません。
先頭打者の元選手にこそ、一番自信のあるシンカーを多投して何としても抑えるべきです。
結局、不運な内野安打もありつつ、2失点という結果になってしまいました。
中村投手は崖っぷち投手の1人。
毎登板、結果に拘る投球を期待します。
鍬原拓也
鍬原拓也投手は1.1回1失点の投球でした。
全24球の内、ストライク16ボール8。
印象としては「内容・結果共にアピール不足」です。
7回は三者凡退投球。
一見素晴らしいです。
ただ、池田選手と元選手には甘く入った球を捉えられ、良い当たりの左飛を打たれました。
一軍のホームラン打者にこの球を投げていたら確実にスタンドまで運ばれてます。
8回は1死から四球&エラー。
特にバント処理の送球エラーに関しては、自分で自分の首を絞めるプレーとなり、非常にもったいなかったです。
7回に野口選手から空振り三振を奪った高めのストレートと、8回に福永選手から空振り三振を奪ったスライダーの精度は良かったので、このような良い球を増やしていきたいところです。
長谷川威展
長谷川威展投手は0.2回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク4ボール5。
印象としては「先頭四球」です。
1死一二塁のピンチで登板した長谷川投手。
この場面でいきなり四球を与え、1死満塁にしました。
出してもいい四球と、出してはいけない四球に分類すると、今回の四球は出してはいけない四球です。
また、このピンチで内藤選手の初球に外角高めのスライダーを投げ込み、簡単に犠牲フライを打たれてしまいました。
今回のような投球をされると、ピンチの場面で起用しづらくなってしまいます。
ただ一軍の救援陣は今大変な状況なので、今回の内容に関係なく長谷川投手は一軍に上がると思います。
尾形崇斗
尾形崇斗投手は1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク15ボール3。
印象としては「ようやくお目覚めか!?」です。
前回登板ではストライク先行の投球が出来ていたものの、変化球の精度に課題を残しました。
今回はストライク先行の投球をしつつ、変化球の精度も良かったです。
低めにしっかりと投げ切り、空振りを奪っていました。
その結果、アウト3つ全てが三振です。
徐々に状態を取り戻している尾形投手。
今の一軍のチーム状況を考えた時に、今すぐにでも彼を一軍に呼びたいぐらいです。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/4時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、三森大貴選手、リチャード、廣瀨隆太選手の3名。
三森選手は4打数2安打(二塁打1、三塁打1)。
しっかり引っ張った打球で長打を2本記録しました。
三森選手は本職のセカンドだけでなく、外野にも挑戦し、出場の可能性を広げています。
一軍の誰かが怪我をしたときに、いつでもいける準備はできてます。
リチャード選手は4打数3安打4打点(単打1、二塁打1、本塁打1)。
6試合連続安打、ここ5試合で4本塁打。
ブーストがかかったように打ち続けています。
この調子でアピールして、一軍昇格を窺いたいところです。
廣瀨選手は4打数2安打2打点(単打1、二塁打1)。
廣瀨選手は結果もそうですが、何より怪我無くここまでこれていることが素晴らしいです。
打撃面、守備面の両方が今シーズン前半より明らかに成長してます。
あとは持ち前の長打力をさらに磨いてほしいなと思います。
守備で目立ったのはセンターの桑原秀侍選手。
4回表に背走してジャンピングキャッチをしました。
ただ悪いプレーが目立ったのも事実です。
1回表、ライト佐藤選手がヒットの打球を弾いて二塁に進塁させる。
3回表、レフト笹川選手がヒットの打球を弾いて二塁に進塁させる。
4回表、ショート山下選手の送球がショートバウンドになり、その球をファースト吉田選手が捕球できない。
7回表、キャッチャーの嶺井選手が空振り三振に打ち取った球を捕球し損ねる。(結果は変わらず)
このような隙を減らしていかないと、どれだけ打てても一軍には上がれません。
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