2024/6/14、福岡ソフトバンクホークス対広島東洋カープの二軍公式戦が行われました。
結果は6-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手は、ホークスの6月二軍打撃成績一覧と、注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
三浦瑞樹
三浦瑞樹投手は6回1失点の投球でした。
全100球の内、ストライク66ボール34。
印象としては「粘りの投球」です。
三者凡退で抑えた回は2回だけ。
常に走者を出しながらの投球が続きました。
それでも1失点で抑えることができたというところに、三浦投手の試合を作る能力の高さが窺えます。
四球を3つ出しましたが、それは全て5回以降。
1つ目は5回無死二塁で上本選手の場面。
2つ目は5回2死三塁の磯村選手の場面。
3つ目は6回2死走者無しで田村選手の場面。
上本選手には1打席目にヒットを打たれており、2打席目も悪くない当たりのサードライナーでした。
無理にストライクゾーンで攻めるよりも、一塁が空いているので最悪歩かせても良いという配球だったのでしょう。
チームとしてはその時点で5-1と4点リードしていましたが、三浦投手には関係ありません。
三浦投手は支配下登録を狙う立場の選手なので、失点は1点でも少なく抑えたいに決まってます。
磯村選手に対しても同じです。
せっかく無死一二塁のピンチを2死三塁まで持ち込めたので、ゼロで抑えたいという気持ちが強く働き、厳しい所を攻めた結果です。
田村選手に対しては1打席目2打席目と連続してヒットを打たれていることもあり、走者の有り無しに関係なく、厳しい所を攻めて抑えにかかりました。
結果的に四球になってしまいましたが、球威も初回と比べると間違いなく落ちている中で、抑えるにはその方法しか無かったと思います。
このように自分を客観的に見れたことで、状態が悪いなりにも試合を作ることが出来ました。
個人的に三浦投手は6/14からの阪神3連戦のどこかで先発登板するものだと思っていたので少し残念です。
詳しくはこちらをご覧ください。
古川侑利
古川侑利投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク11ボール6。
印象としては「内容は良くない」です。
1回を無失点という事実だけを見れば素晴らしいです。
ただ、内容は良いとは言えません。
ただ、先頭打者上本選手にオールストレートで四球を与えたり、髙木選手や中村健人選手に追い込んでからの変化球が甘く入っていたからです。
このパフォーマンスでパリーグNo.1の救援防御率を誇るホークス中継ぎ陣の中に割って入れるかと考えると厳しいです。
どうしても求めるものは高くなります。
支配下期限まではあと1ヶ月ちょっと。
いきなりここから球速が5キロ10キロ上がるとは思えないので、あとはどれだけ制球力を高められるかです。
フェリックス
フェリックス投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク10ボール4。
印象としては「一本打たれてからは素晴らしい」です。
いきなり先頭の中村奨成選手に初球の真ん中ストレートを捉えられ、あわや本塁打の二塁打を許しました。
ただ、そこからの投球はお見事です。
意図したかは分かりませんが、低めの球はゴロになりやすく進塁打の可能性が高まるということで、高めのストレートを中心に投球していきました。
結果的に進塁を許すこともなく1回を無失点に終えたので良かったです。
ここ最近のフェリックス投手は春先とは比べ物にならないほど良いです。
四球を連発することは無く、ストレートの球速は常時150キロ越え。
外国人枠の縛りがなければ、一軍で投げさせたいと首脳陣は思っているはずです。
オスナ投手、モイネロ投手、ヘルナンデス投手、スチュワート投手。
この4投手との比較になるとまだまだです。
尾形崇斗
尾形崇斗投手は1回無失点の投球でした。
全8球の内、ストライク5ボール3。
印象としては「急ピッチで仕上げ」です。
前回登板ではまさかの本塁打を打たれましたが、今回は球の力を活かし三者凡退で打ち取りました。
6/9三軍戦で復帰登板し、その3日後の6/12二軍戦で投げ、この試合(6/14)で二軍戦2試合連続登板。
他の投手と球の質が違うのは明らかなので、首脳陣としては早く一軍に上げたいということなのでしょう。
正直、そこまで急いで仕上げなくても良いのではと思ってしまいます。
なぜならホークスはブルペン陣に困っていないからです。
ただ、尾形投手が一軍に加わると当然大きな戦力であることに間違いありません。
ホークス中継ぎ陣の中でも勝ちパターンの一角に収まるだけの強い球を彼は持ってます。
将来的に守護神を狙える逸材です。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手6月打撃成績がこちら。(2024/6/14時点)
この試合で複数安打を放ったのは吉田賢吾選手、石塚綜一郎選手、リチャード選手の3名。
吉田選手は5打数2安打1打点。
石塚選手は5打数2安打。
リチャード選手は3打数2安打1本塁打2打点。
この中でも吉田選手は1打席目1死三塁の場面で追い込まれてから最低限前に飛ばす打撃をしたり、3打席目に痛烈なサードゴロを放ったりと、凡打の内容が非常に良いです。
石塚選手は出た試合で確実に結果を残しており、現時点で支配下に一番近い野手と言えます。
リチャード選手は今の結果に満足することなく、早く「一軍」の戦力として活躍してほしいです。
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