2024/6/9、福岡ソフトバンクホークス三軍対高知ファイティングドッグスの交流試合が行われました。
結果は3-0でドッグスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については6月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
赤羽蓮
赤羽蓮投手は6回無失点の投球でした。
全64球の内、ストライク42ボール22。
印象としては「球数少ない」です。
どんどんストライクゾーンで勝負する姿勢で投げていきました。
初球でヒットを打たれることもあれば、初球で簡単に打ち取ることもあり、とにかくテンポはもの凄く良かったです。
この投球スタイルが二軍・一軍で通用するか別問題ですが、個人的にはかなり良いと思います。
長い回を投げるということで通常は出力を落とし、勝負どころでは力を入れるメリハリのある投球もできていました。
体格的にオリックスの山下舜平大投手のようなスケールが大きな先発投手を目指してもらいたいです。
その為に出力の向上は欠かせません。
星野恒太朗
星野恒太朗投手は1回1失点の投球でした。
全23球の内、ストライク11ボール12。
印象としては「三軍の石川柊太」です。
星野投手は挨拶代わりの先頭打者四球をよく出します。
そしてそれが、失点に結びつくパターンが多いです。
今回も先頭打者四球を含め、1イニングに2個の四球を出しました。
これだけボール球を投げる投手は、安心して1イニングを任すことはできません。
ただ四球を出しても、そこまで崩れないのが星野投手でもあります。
良い悪いは別として、なんとなく石川柊太投手を見ているような感覚です。
彼を石川投手と仮定するなら、四球を減らすのではなく、強い球&多彩な変化球を磨いていく方が良い方向に向かっていくと思います。
尾形崇斗
尾形崇斗投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク11ボール4。
印象としては「ワクワクする投手が帰ってきた」です。
遂に尾形投手が実戦復帰登板。
2024年度の春季キャンプでは個人的にMVPの投手です。
オスナ投手から守護神の座を奪える可能性を感じた中での怪我。
正直、相当苦しかったと思います。
それでも地道にトレーニングを重ね、中継ぎ陣に疲れがたまってくるこの時期に戻ってきてくれた。
チームとしては非常に大きいです。
今回のストレートの最速は155キロ。
球威制球がどちらも素晴らしく、高めの球で空振りを奪う場面も見られました。
変化球が浮く場面が目立っていたのでそこは修正ポイントですが、逆にそこさえ修正できれば最強です。
宮里優吾
宮里優吾投手は1回2失点(自責点1)の投球でした。
全17球の内、ストライク8ボール9。
印象としては「低めの球をうまく打たれた」です。
変化球もストレートも低めに集めることができており、ストレートもスピード自体は出ていました。
それなのにその低めの球をうまく捉えられました。
スピード以上に速さを感じなかったのでしょうか。
それとも単純に相手打者が低めの球を得意としていたのでしょうか。
悪くない球を打たれたことで、意識しすぎて四球を出しましたが制球力は問題無いと思います。
切り替えて次の登板に臨むだけです。
次回登板ではもっと高めの球を使ってみてもいいかもしれません。
野手
ホークス選手の6月三軍打撃成績がこちら。(2024/6/9時点)
この試合では打撃面で目立った活躍をする選手はいませんでした。
三軍で目立てなければ、二軍に上がれないので大いにアピールしてほしい所です。
打率.400越え,OPS1.000越えが二軍昇格の一つの目安になります。
守備では2回にショートの西尾歩真選手がアウトにはなりませんでしたが、飛びついて打球を取り一塁に送球するところまでできました。
キャッチャーの加藤晴空選手は5回に盗塁阻止し、7回にも1死満塁の場面で星野投手のワンバウンドのフォークボールをナイスストップ。
キャッチャー戦国時代のホークスで目立つのは大変ですが、良いプレーを見せることはできたと思います。
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