2024/5/25、福岡ソフトバンクホークス三軍対愛媛マンダリンパイレーツの交流試合が行われました。
結果は10-7でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手についてはこの試合の打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
佐藤宏樹
佐藤宏樹投手は1.2回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク10ボール8。
印象としては「心配」です。
1回途中まで投げたところでアクシデントによる途中交代。
球は走っていたので理由は分かりませんが、時折腰を支える仕草をしていたので、腰に何かしらの違和感を感じたのでしょうか。
とにかく大事を取っての降板であることを信じます。
星野恒太朗
星野恒太朗投手は2.1回5失点(自責点2)の投球でした。
全60球の内、ストライク28ボール32。
印象としては「四球祭り」です。
味方のエラーもあり失点してしまいましたが、それも星野投手の乱調があったからです。
星野投手は良い時と悪い時の差が激しいです。
前回登板ではお見事な投球でした。
この差をどれだけ埋められるかが、二軍昇格の鍵になります。
変化球の質自体は良いので、できればストレートのスピードをもう一段階上げていきたいです。
長水啓眞
長水啓眞投手は2回無失点の投球でした。
全32球の内、ストライク20ボール12。
印象としては「5回と6回で別人」です。
5回はストライク中心でたった9球の省エネ投球を披露。
ただ、6回はボール中心で23球も投げました。
結果的にどちらもゼロで抑えることができたので良かったですが、内容は全然違います。
正直、長水投手のボールの質ならば、3軍レベルならアバウトでもストライクゾーンに投げておけば十分抑えられます。
今回甘い球を1球で仕留められたのは、5回の堀川選手だけでした。
真ん中のストレートで見逃し三振が奪えるぐらいなので、スピード&キレはかなりあります。
スライダーのキレも素晴らしいです。
ストライクゾーンで勝負するようになって、早く二軍で勝負してほしいです。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は2回無失点の投球でした。
全41球の内、ストライク23ボール18。
印象としては「ストレートは強い」です。
球場表示で151キロのストレートを投じました。
平均でも140キロ台中盤から後半の球を投げていました。
このようにストレートは素晴らしいです。
ただ、コントロールと変化球には課題を感じます。
7回には本当にたまにしか投げないスライダーを打たれてタイムリーになりました。
そこでもうスライダーは投げないと心に決めたのか、8回は全球ストレート勝負で無失点。
二軍・一軍で勝負するためには、ストレートだけではさすがに無理があります。
ただ大卒3年目でそんな悠長なことは言ってられないという部分もあり難しい所です。
まずはストレートを衝撃を与えるレベルにまで磨き続けるのも悪くありません。
瀧本将生
瀧本将生投手は1回1失点の投球でした。
全21球の内、ストライク15ボール6。
印象としては「スライダーに頼りすぎ」です。
瀧本投手といえば縦に大きく落ちるスライダーが持ち味の投手。
今回はそのスライダーを多投する投球が見て取れました。
カウント球も決め球もスライダー。
それも全ての打者に対して。
さすがにそれだと打たれるのは当然です。
やはり投手の基本はストレート。
ストレートをしっかり投げ切った上でのスライダーは効果的ですが、スライダーからのスライダーは合わされます。
真っすぐの強さをまずは追い求めて欲しいです。
野手
この試合のホークス選手の打撃成績がこちら。
ヒーローにも選ばれていましたが桑原秀侍選手のレフトオーバーの二塁打はあともう少しで本塁打の素晴らしい当たりでした。
打球の角度、スイングスピード共に素晴らしく、本塁打かと思ったぐらいの凄い打球です。
捉えたときの打球は素晴らしいものがありますが、今日の試合に限らず捉える確率はまだまだ低いのでそこが課題にはなります。
走攻守すべての面で目立てる選手なので今後の成長に期待です。
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