2024/3/14、福岡ソフトバンクホークス3軍対九州国際大学の試合が行われました。
結果は21-0でホークスの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手についてはこの試合の打撃成績と、私が特に気になったことを載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
小林珠維
小林珠維投手は5回無失点の投球でした。
全61球の内、ストライク44ボール17。
印象としては「変化球の抜け球以外は大丈夫」です。
正直、何を投げても抑えられそうなぐらい、レベルの差がありました。
真ん中にストレートを投げ続けていても抑えられたでしょう。
ただ、それだとスタミナが持たないので、カーブやカット,スプリットといった変化球を組み合わせながら試合を作りました。
相手と勝負しているというよりも、次その次を見据えながら厳しい場所に投げようとする意識があり、そこが素晴らしいと私は思いました。
落ち切らないフォークが半速球となりヒットにされる場面があったので、そこは二軍、一軍に上がる時に気を付けなければなりません。
先日、古川侑利投手がまさにその抜けたフォークを梶谷選手にホームランにされていました。
星野恒太朗
星野恒太朗投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク7ボール6。
印象としては「フォークが良かった」です。
相手打者に助けてもらった部分も間違いなくありましたが、結果的に13球で抑えたことは良かったです。
特に最後の打者に対してはフォークの連投でどちらも空振りを奪い、切れ味を見せつけました。
もう少し、制球力を向上させたいところです。
赤羽蓮
赤羽蓮投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク7ボール4。
印象としては「楽に抑えた」です。
小林投手、星野投手が投げてる感じを見ていたので楽な気持ちで試合に入れたでしょう。
その言葉通り、ストライクに困ったらど真ん中。
そしてど真ん中でも打ち取れました。
この試合での状態は確認できなかったというのが正直なところです。
岡植純平
岡植純平投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク10ボール4。
印象としては「誰よりも真ん中」です。
この試合で投げた投手の中で、誰よりも真ん中にボールを集めていたのが岡植投手。
ライト前ヒット、ショート内野安打と1イニングに打たれたヒットの数が1番多いのも岡植投手です。
四球を出さないというテーマで臨んでいたならまだ分かりますが、少し物足りなさは感じました。
真ん中でも押せるようなストレートの強さと真ん中以外で簡単にストライクが取れる制球力を身につけたいところです。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク9ボール4。
印象としては「困ったら真ん中」です。
これまでの投手の内容を見てきて、ある程度抑えるイメージを持って登板したと思います。
そしてそのイメージ通りに抑えました。
ボール球が先行するまでは、厳しい所を狙い、カウントが悪くなったらど真ん中。
それで難なく3者凡退で抑えました。
野手
この試合のホークス選手の打撃成績がこちら。
打ちに打ちまくって21得点。
相手守備がエラーを連発していたこともあり、ずっとホークスが攻撃していました。
佐倉俠史朗選手はライトに大きな放物線を描いたかと思えば、次の打席では逆らわずレフトへ二塁打。
持ち前の打撃力を存分に見せつけました。
守備でも一塁線への強烈な打球に飛びつきファーストライナーにするなど、目立つプレーと確実なプレーをしっかりこなしました。
桑原秀侍選手は満塁本塁打を放ち長打力をアピールするだけでなく、本塁へのディレードスチールを含む1試合3盗塁を記録しました。
塁に出たら必ず走るのではないかと思うぐらい、アグレッシブな走塁を見せてくれます。
こういったアピールは必ず今後に繋がります。
西尾歩真選手はヒットこそ1本でしたが、セカンド守備で1つ華麗なファインプレーがありました。
佐藤航太選手は貴重な右の外野手として存在感を示す4安打の固め打ち。
今後のアピールにも注目です。
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