2024/3/3、福岡ソフトバンクホークス対オリックスバファローズの2軍戦が行われました。
結果は3-1でホークスの勝利です。
今回もこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については、3月の打撃成績を2試合分まとめて記録しています。
2月に行われた対外試合の二軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
アルメンタ
アルメンタ投手は3回無失点の投球でした。
全50球の内、ストライク27ボール23。
印象としては「無駄な四球」です。
ゾーン内で勝負できれば少ない球数で抑えられるのに、ボールボールで自分を苦しめて結局四球となると、野手が助けることができません。
四球を出しても結果的にゼロで抑えているから良いという考えはありますが、安定感という部分で私はまだまだだなと感じます。
杉山投手のように四球を出さない中でどれだけ抑えられるかを試してみるのが良いと思います。
全部真ん中狙いでそこから散らばってくれたらというイメージです。
四球を連発するような投手は真ん中を狙っても真ん中に行きません。
中村亮太
中村亮太投手は1回無失点の投球でした。
全16球の内、ストライク11ボール5。
印象としては「もう少し出力が欲しい」です。
中継ぎのオーバースロー右投手というと、強い真っすぐと切れ味鋭い落ち球がイメージとしてあります。
中村投手ももちろんそのようなイメージですが、藤井投手や宇田川投手等と比べてしまうとどうしてもスケールダウンしてしまいます。
今回も追い込んでからの落ち球を完璧に見切られる場面がありました。
ストレートを全力で投げて150キロではなく、平均球速が150キロあればホークスの一軍中継ぎ陣の中に割って入れます。
大山凌
大山凌投手は3回1失点の投球でした。
全41球の内、ストライク21ボール20。
印象としては「冷静な投球」です。
制球が安定しない中で難しい登板になったのは間違いありません。
ただその中でもやれることをやっていました。
大山投手の生命線である強いストレート。
この球はカウントが悪くなった時でもしっかりとファールが取れていて良かったと思います。
もしストレートを簡単に弾き返されるようであれば、3回1失点という結果にはなっていませんでした。
すぐに一軍というイメージはしていませんが、制球が安定してくればストレートの強さだけでなく変化球も豊富な投手なので先発登板のチャンスが巡ってくるかもしれません。
その時が楽しみです。
鍬原拓也
鍬原拓也投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク9ボール4。
印象としては「ゴロを打たせる」です。
打者3人と対戦して全て決め球はシンカー。
全員バットの芯を外し、ゴロを打たせました。
ホークスの中でゴロを打たせる投手はかなり少ないです。
パッと思い浮かんだのが有原航平投手や又吉克樹投手。
内野守備が鉄壁のチームとゴロ投手の相性は非常に良いです。
鍬原投手が今回の投球を続け、中継ぎ陣の一角に収まった場合、面白い存在になりそうな気がします。
又吉克樹投手の負担を減らす存在になり得ます。
前回登板を見た時に、私は空振り率を上げることが求められると述べましたが撤回させてください。
澤柳亮太郎
澤柳亮太郎投手は1回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク7ボール2。
印象としては「ストレートが伸びあがっている」です。
真っすぐだと分かっていても打てない真っすぐとはこのことだなと思いました。
高めのボール球でもストライクだと思って打者はスイングしていたので、ホップ成分の高い素晴らしい真っすぐだというのは一目瞭然です。
早く一軍で見てみたいと率直に思いました。
二軍だと高めのストレート一本で抑え続けられそうな気がしているからです。
野手
3月のホークス選手の打撃成績がこちら。
リチャード選手、ウォーカー選手、正木智也選手、廣瀨隆太選手。
右の大砲候補がアピールしていることは左打者が多いチーム事情を考えても非常に大きいです。
2月に行われた対外試合の二軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
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