ホークス小久保裕紀監督の掲げる「美しさ」とは

ホークス考察
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今回は非常に難しいテーマ、「美しさ」を取り上げます。

ホークスの2024年度チームスローガンは「美破」

小久保裕紀監督が美しいチームで現状打破をしたいということで、このスローガンに決まりました。

「美しさ」の定義は人それぞれ。

それぞれの美しさがあって良いと思います。

ただその反面、何をもって美しさと呼ぶのかがイマイチ分からないという方も多いのではないでしょうか。

その美しさを私なりに表現してみました。

それぞれの内の1つと捉えていただければと思います。

美しさとは?

美しさを国語辞典で調べると、「美しいこと。 乱れや不整合がなくて心をうつ様子。または、その度合い。」という意味が出てきます。

この意味の中で私は心をうつという部分に注目しました。

小久保監督もこの部分に注目したのではないかと。

人の心を揺さぶるようなプレー行動をそれぞれが示していくことで、ホークスというチーム全体が美しいチームに変わっていきます。

美しいチームそうでないチーム

実力が拮抗していたとしたら、野球の神様はおそらく前者に微笑んでくれます。

神は細部に宿るという言葉もあります。

細かい所まで意識を向けることは、プロ野球選手に限らず全ての人にとって大切なことです。

まずは監督を見る

小久保監督がどのような美しさを求めているのかは、小久保監督の振る舞いを見ていればある程度分かります。

2/12 シート打撃

2月12日のシート打撃中に小久保監督がどこにおられたか皆さんご存知でしょうか。

正解はグラウンド内です。

選手の動きを捕手の後ろからではなく、あらゆる方向から見ていきたいという気持ちもあるでしょうが、本質は違うと私は思ってます。

本質はグラウンド整備の方への感謝です。

小久保監督自身がプレーの合間に率先してトンボをかけていました

見ていて私は「美しいな」と思いました。

プロ野球選手は野球をするのが仕事。

コーチ監督は選手を見るのが仕事。

グラウンド整備の方はグラウンドを整備するのが仕事。

これは当然のことです。

ただ全く違う仕事に置き換えてみてください。

別の仕事をやっている人が自分の仕事を手伝ってもらった時に人はどんな気持ちになるでしょうか。

おそらく100人中100人が手伝ってもらった人のことを応援したくなります

出来ることは立場関係なくやる。

仕事の邪魔をしない程度に。

特にプロ野球の一軍選手は、自分が打った球を球拾いの方が拾ってくれたり、自分が使って荒れたグラウンドを綺麗にしてくれたりと待遇が非常に良いです。

だからこそより感謝の気持ちを伝えること、それも言葉ではなく行動で伝えることは大切です。

ファンへの対応

ファンへの対応もそうです。

2024年度も春季キャンプには多くのホークスファンが訪れています。

ホークス球団にとっては非常にありがたいことです。

そこに対する気持ちを小久保監督がどのような美しさで表現したかというと「笑顔」です。

普通に対応することと、笑顔で対応すること。

どちらが美しいかは明確です。

足りなかったピース

近年のホークスを見ていると、何か物足りないものを感じていました。

しっかり戦力を補強して、チームは強くなっているはずなのになぜか勝てない。

勝てないだけじゃなく、言葉を悪くするとただただ試合をこなしているだけのように見えた試合も数多くありました。

1試合に懸ける「覇気」を感じませんでした。

これがたった1試合で優勝を逃すことにも繋がってきます。

美しさを追求することは、ただただ試合をこなしている状況を脱却する為に大切なことです。

ホークスに関わる全てのステークホルダーがホークスに求めることはつこと

ただこの勝つことは対戦相手もあることなので、どうにもならない部分があります。

ただ、逆に考えるとそれ以外の部分はどうにでもできます

最終的な目標は勝つこと

その為にやれることは全部やる。

そうすることで、野球の神様が味方してくれます。

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